私の漢方の使い方 子供の咳、鼻水
引き続き、子供の咳、鼻水に対する漢方の使い方を紹介したいと思います。
風邪の引き始めに鼻水が出ているとか、咳をし始めた、という場合、前回説明した、桂枝湯か葛根湯を一緒に使ってください。
漢方の選択
水っぽい鼻水がズルズル出ている場合→
小青竜湯
鼻水はなく、咳がコンコンと続く場合→
五虎湯
を使用します。
鼻水も咳もゼロゼロとある場合、どちらも使用します。両方内服する時は、どちらも一回量を内服して良いです。1種類の倍量となりますが、大丈夫です。
我が家の1例
昨日も我が家の一歳児は風邪をもらったようで、くしゃみや咳がコンコンと出ており、
夕飯前に桂枝湯と五虎湯をのませ、夜中に咳こんだ際に五虎湯をのませました。
30分くらいすると咳こみはおさまり、眠る事ができました。そして朝、五虎湯を飲ませ、元気に保育園へ行っています。
喘息の場合も有効です。水っぽい痰があり、ゼロゼロとした咳なのであれば、小青竜湯と五虎湯を飲ませます。
飲ませ方については、前回の記事を参考にしてください。
注意点
今回の鼻水と咳の漢方の使い方は、風邪の発熱と違い、子供の症状に限ります。子供(特に乳幼児)は体質の個人差がほとんどないためです。
大人の場合、特に咳なんかは様々な原因からおこります。ストレス性のものもありますし、体質によっても処方が変わってきますので、診察を受けた上で処方してもらうのが良いと思います。
五虎湯について
咳、喘息によく処方されます。苦くないので、飲みやすく、小児には最適な鎮咳薬です。
小青竜湯について
アレルギー性鼻炎などによく使われる処方です。水っぽい鼻水や痰を、体を温め、水分調整をすることで除きます。
最後に
今回で、お伝えしたい子供の風邪に対する我が家での対処法は終了となります。
是非、麻黄湯 桂枝湯 五虎湯 小青竜湯
の4つを常備して、頻繁におこる子供の風邪に対するストレスを軽減してください!
自身の体調に合わせて、漢方を取り入れると、風邪を引きにくくなったり、本当に未病の段階で対処できているなあと実感します。
忙しい、ストレスフルな現代を、漢方とともに乗り切りたいと思います!
我が家の子供の風邪への対処法が、たくさんのママ、パパへ届き、お役に立てますように✨
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