ぷかぷか

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君のかお

君のかお、思い出す。 とっても優しい、その瞳。 きっといろんなものを見てきたんだね。 君の声、私のどこに届いているのか、わからなくなってしまうね。 悲しいかな、憂いてもしょうがないけど、 時間をかけて作られるものは、嘘がつけない。 表情も、筋肉も、言葉も、神経も。 物語はタブーや文脈から生まれるかもしれない。 嘘がない、物理的なもののはずなのに、 表情が表すのは僕らの日常。 全部うそで、全部がほんと。 だから、僕は、 今日も君の声が聞きたい。

    • lean on...

      寄りかかって、私は重力に勝てなくなったのかな。 愚痴ばっか、つまらない。 私は自分がないなって思うことがよくある でも、自分があっていいね、って言われることもよくある 人生なんて、どうだっていいなとか、思ってるところもあるし かがみの孤城に出てくる、スバル君の気持ち、痛いほどわかるんだ。 いろんなことが同時に起きて、もうどうしようもない気持ちになって、押しつぶされて でも、そんなの全部自分で選んだ道だから、 ただ愚痴りたいだけの人だなって思う 愚痴りたいわけ

      • こころが、うごく。

        こころが動くってなんだろう。 私がここに文字を並べる時、私がどこにいるかわからない。 ことばは私の中から出てきたはずなのに 私は君を見たことがない。 会いたくても会えない でも、時々ひょっこり現れる。 今日は会えたね、どこにいたの? 楽しそうだね、かわいいね。 君はどこから生まれたの?

        • とおくてちかい

          とおくにいるってどういう感覚だろう 考えるだけで目の前がぼやけてくる 体育の時間、ぼやーっと、視界がわからなくなる 遠い人が近くに見えたり、近い人が遠くに見えたりする。 家庭教師をしていた時に、教え子が同じことが起きてると教えてくれた。 どうやら、これは私たちだけに起きている、特別なことみたいだ。 そんなことがいつも起こる 近いとか、遠いとか、距離なんてものは実は存在しないのかもしれない でも、距離が存在しないなら、そこにあるのは何なのかな それがグロさなの

        君のかお

          どろどろほねっこ

          ほねってとても綺麗なのに、無機質なはずなのにあったかい。 ほねって感じだと骨っぽいのに、ひらがなだとほねっぽい。 硬い骨と、柔らかく曲線のあるほね。 隈研吾の建築がもつ柔らかさみたいなものを感じてしまう。 そうこうしてると、ほねのことが知りたくなる。 あぁ、なんて素敵なんだろう、ってなってしまう。 でもね、そんなきれいなほねを知るためには、どろどろしたところを通らないと行けないの。 グロテスクな、その時間。 私は、あれをどうやって受け止めればいいかわからなかっ

          どろどろほねっこ

          好きじゃないけど、

          好きじゃないけどそこにいる 気づいたらいつもそこにいる いなくなろうとする時も 変わらず話せばそこにいる なんでかな なんでだろう 不思議だな 不思議だね 相互に何かがある健康的な関係もいいけど ただ君がいて僕がいるだけのこの場所も素敵だね 健康でも、不健康でもない。 好きじゃないけど、嫌いじゃない。 ただ、ここにいるだけ。 それだけで、 ときどき、目が合うんだ。 「あっ、また」

          好きじゃないけど、

          からからころりん

          殻にこもって、からからころりん そとの世界はきれいだよって、誰かが言ってた そとの世界にいるあの人は、寂しそうな顔をしている そんなことわかってる。でも、じゃあなんで、 今そんなことを言うの? 私にはできない、できないよ。 理不尽な感情だとか、そんなのわかってるよ。 でも、そんな大人にはなれないんだ。 あったかい、この殻の中。 からから、聞こえる からからしてたら、そのままあの人のところまで行かないかな。 偶然を言い訳にして、また始まらないかな。物語。

          からからころりん

          君と僕の音

          僕からこんな言葉が出てくるなんて 君に出会うまでの僕は知らなかった この声は本当に私の声? 私はいつだってこんな音を出して鳴かない 「からん ころん」 僕のどこにこんなものが入っていたのだろう 「ちりん ぱりん」 私はいつから君の声を聞いていたのだろう かぷん ぽららん この声は 僕の / 私の 中にいた、 君?

          君と僕の音

          これを恋と呼ぶのなら

          刹那なる愛を恋と呼ぶなら、 これは恋なんだと思う。 赤い花がたくさんあるように、愛もいろんな形があるね。 愛なんて言葉で片づけないでと言うのなら、 私は花言葉を添えて、いつでも君に届けるよ。 私のこころはシュークリームの生地みたい トーストで焼かれて焦がされていく。 白い泡は、さとうの色に惑わされながら、 七色に光っている。 ほんとは真っ赤な想いを、赤から作った7色で彩ろう。 まるで赤だったことを知らないような顔をして そのとろける甘さの上に漂いたい

          これを恋と呼ぶのなら

          お母さんの献立

          懐かしいあの味 君はもうあの味を作らなくなったの 大好きな優しい味 君はあの味を作ってた日々を忘れてしまったのかな 大好きな、あの文章 ずっと食べてないけど、忘れない 「これじゃない、あの味」 どうして君はあの作品を作らなくなってしまったの また食べたい、舌に残る、香り

          お母さんの献立

          ロボット戦争

          誰かがまた言ってたよ ロボットと僕らは戦う時が来るんだって 嘘だよね、ロボットを生み出したのは僕達だよ お母さんに殺される子どもの話が始まるの? 自分が何者かわからなくて、子どもがそれを明らかにするのが怖いのかな 人間らしくて、人間くさいね 感情があるから物語ができるんだよ 僕にも心をちょうだい そんな絵本がありそうだ クリスマス、サンタさん、お願い、そんな絵本をちょうだい 僕らの心に温かい温もりを 幸せな夜を

          ロボット戦争

          くれくれなみだ

          想像してしまう悲しさ あれはなんだろう いつそんなものを知ったのだろう なぜ人は想像するのだろう 想像する理由がないのなら、これをどう受け入れればいいのか、そのまま受け入れればいいのか わからない くれくれモードになってないかな カオナシがとれとれっていうのをとっちゃうのかな でもそんなものには惑わされない自分もいる 獲得したものへの損失は大きく感じてしまう そんなのわかってる 私も人間だから、そうなるだけだってわかってる でも、私とあの人の全てを君は

          くれくれなみだ

          ここにいる理由

          なぜここに場があるのか、そんな問いかけを持つ人がいた。 その場に誰が集まって、どうなっていくか。 旅人はそんなことを僕に問いかけた。 僕は答えた。 「そんなことはいいんだよ、君がどう感じたかだよ。」 無責任な言葉、だけど、真実でもあった。 何かを知ろうとすることと、僕がここにあることは全く別のことだった。 一緒に暮らしたい人と人生を共に過ごしたい。 君は誰と時間を、空間を暮らしたいのかな。

          ここにいる理由

          にょきにょき菌糸

          伸びすぎちゃった菌糸 あーあ、ここまでくる気持ちじゃなかったのにな 微生物には環境が大切。自分じゃ何も動けない。 そんなことがわかるような、あったかい場所 あったかくないと何も育たないね ぬるい、ぬるま湯ってなんだろう なんであの温度を私たちはぬるいと感じるんだろう やわらかさと同じくらい、不思議な感じ お母さんのお腹の中はやわらかさとぬるさからできているのかな ぬるま湯の中で、一生懸命、息をしている。 ニョキニョキ、グングン

          にょきにょき菌糸

          卒業文集

          私の言葉はここからできたのかもしれない 読書感想文、卒業文集 初めての長い文章を書く機会 私の卒業文章は、主人公のあくびから始まる 「ふぁぁ、、、おはよー、、」 主人公がそのまま出勤先の幼稚園に行く この投げかけはどうやって始まるんだろう もしかしたら、人々の一言一言には物語があるのかもしれない ここに書くのは私の卒業文集なのかも みんな、単位くれるかな 「みんなの顔が見える、いつもありがとう」 「おやすみ」

          卒業文集

          まどろむうたたね

          好きな人のことを考えた まどろむあのこの世界と夢の中の間の世界 どっちでもないここは、せかいでもない、なにもない 君を想う私が在るだけ 寂しいけど、ここには君もいない そんなことわからないままただよう ゆらゆらうとうと 私があるだけ 好きだよ、っておもうたび、 最後の言葉がどこに行ったかわからない ゆらゆらうたたた まどろむ君の顔 うとうとまどろみ 君の笑顔があったかい

          まどろむうたたね