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充実した研修制度の積極的な活用を促進〜スキルアップして、いざまちづくりに〜

広島県大竹市役所で人事を担当している浅田さんに、大竹市の特徴や研修制度などについてお話を伺いました。

—大竹市の概要について教えてください。

浅田:人口は約26,000人で、世帯数は約13,000世帯です。広島県の最も西側に位置していて、山口県に隣接しています。瀬戸内海に面し、沿岸部・山間部・離島に分けられます。沿岸部は平地が少ない地形になっています。沿岸部では港やコンビナート、山間部では三倉岳、離島では阿多田島が有名です。

また、沿岸部は、南北7キロメートル程度の距離しかありませんが、多くの大規模小売店や病院など、生活に必要なものがコンパクトにまとまった、生活しやすいまちです。大竹市には、大竹地区、小方地区、玖波地区、栗谷地区のエリアがありますが、最も人口が多いのは大竹地区で、市役所があるのは小方地区です。

—アクセス面についても教えてください。

浅田:広島市は近いですね。高速道路を使用せずに一般道でも40分程度で行くことができます。広島県廿日市市にある世界遺産の宮島は目の前に見えます。また山口県岩国市にある錦帯橋も近いですし、岩国錦帯橋空港からすぐに来ることができます。

自動車のアクセスとしては、国道2号が市街地の中心部を通っており、市街地の真ん中に広島岩国道路(山陽自動車道)の大竹インターチェンジがあります。また、電車のアクセスとしては、JRの山陽本線が通っていて大竹駅と玖波駅の2つの駅を利用することができます。交通面では意外と便利なまちですよ。

—力を入れているまちづくりについて教えてください。開発の計画などはありますか。

浅田:「小方地区のまちづくり基本構想」という取組みを進めています。小学校と中学校を山側の小方ヶ丘に移転し、小中一貫の小方学園を整備しました。その小学校と中学校は元々、主要道路である国道2号沿いにありました。

そこが今、広大な空き地になっていますので、JRの新駅の設置に向けた取り組みや、住宅や商業施設、スポーツ・体験型の道の駅の整備を考えています。JRの新駅の設置に向けた取り組みに関しては、JRとの協議が必要になりますし、まだ構想段階ですので、まさにこれから小方地区のまちづくりを進めていくといった段階です。

そのほか、令和5年2月に橋上駅化され供用開始されたJR大竹駅の周辺整備や晴海臨海公園の整備を進めています。晴海臨海公園は約1億円をかけて大型遊具を整備し、市内外から多くの方が訪れています。

—続いて市役所のことについて教えてください。市役所の職員は何名いらっしゃいますか。

浅田:いわゆる正規職員は約300人、会計年度任用職員は約200人です。 

—求める人物像を教えてください。

浅田:サイトに掲載しているとおりにはなりますが、「豊かな人間性を有する職員」「自ら進んで考え、行動し、創造する職員」「行政のプロとして、高い意識と能力を持つ職員」「多様な主体と連携・協働し、地域課題の解決に取り組む職員」となります。

—人事制度について教えてください。10年間で3か所程度を経験できるよう人事異動が行われているとのことですが、例外もありますか。

浅田:担当業務に応じて様々な事情がありますので、必ず10年間で3か所を経験できるとは限りませんが、キャリア形成の観点から、できる限りそのような人事異動を目指しています。その後については、適性を見極めつつ様々な職場を経験することになります。

なお、行政の規模が小さいため、特に一般事務職はスペシャリストとして何らかの分野に特化するというよりも、様々な業務を担当することを経てオールラウンダーになることが多いです。

—大竹市役所に入庁することの魅力はどういった点になりますでしょうか。

浅田:人材育成に力を入れています。大竹市は職員を市の資源・財産と位置づけているため、研修制度が充実しています。制度を活用して、自分の強みを伸ばしていくことができます。

入庁後にはまず、1週間程度の「初任研修」を受講することになります。これは、広島県の職員と合同で全員参加するものです。次に、入庁後3年~5年くらいのタイミングで「中堅研修」というものがあります。

その後、主任には主任のための研修、係長には係長のための研修、といった感じで役職に応じた階層別の研修を受講することになります。また、それとは別に、企画力や説明力などの個別の能力を向上させるための研修についても希望に応じて受講することができます。

どうしても業務の都合がありますので、研修に参加する割合が特に高いというわけではありません。ですが、手を上げれば基本的に受講することができますし、人事部門としては、できる限り制度を活用し、様々な能力を身に付けて、市民サービスの向上に努めてほしいと考えています。毎年何かしらの研修を1つは受講することをお勧めします。

なお、コロナ禍では研修に参加できない場合も多く、積極的に研修を受講するという機運に陰りを感じていたところですが、その機運を復活させるために、この4月に研修計画というものを策定しました。そこには、具体的な研修の内容や研修を受講することの大切さなどをしっかりと記載しています。

また、予め用意された研修プログラムとは別に、自己啓発研修という制度があります。「こういうことを学びたい」という職員が複数いたときに、必要な研修経費を公費で負担するというものです。たとえば、DXの実用化を研究するために講師を招きたい、といった場面での使用を想定しています。

—福利厚生の面でアピールポイントはありますか?

浅田:男性の育児休暇の取得を推進しています。半年間取得していた職員もいますし今後も推進していきたいと考えています。

—採用試験の流れを教えてください。

浅田:まず、1次試験が一般教養や専門分野の筆記試験です。2次試験では個別面接と集団討論を行い、3次試験は小論文と個別面接となります。集団面接は行っていません。2次と3次の試験会場は大竹市役所になります。

—最後に、大竹市の魅力を教えてください。

浅田:「あたたハマチtoレモン」というブランドのハマチを作っています。ふるさと納税の返礼品にもなっています。ハマチの養殖が非常に盛んなので、漁業部門の職員はそういった分野にも携わることができますよ。

—本日はありがとうございました。

この記事は2024年7月17日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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