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保育に集中できる環境で仕事ができる!〜板橋区の風通しの良い職場とは?~

板橋区立の保育園にて働く中村さんに、これまでの経歴や仕事と職場環境についてお話を伺いました。

—入庁までのご経歴を教えてください。

中村:高校生のときに進路を考える中で、資格を持って働ける職業に就きたいと思い、保育士を目指しました。

保育の専門学校を卒業後、私立幼稚園に2年間勤めました。その後、近隣自治体の保育園に非常勤職員として2年間勤め、板橋区へ令和2年に入庁しました。

—私立幼稚園での勤務を経て、公立の保育士になられたきっかけを教えてください。

中村:公立保育園で働いている同級生の話を聞く中で、勤務形態や給与が安定していること、休みが取れる働き方など、身分が保障されていることを知り、公立の園に魅力を感じるようになりました。

そして、公立の園が良いなと思いはじめた頃に見つけたのが、近隣自治体の非常勤職員の募集です。当時、正規職員の試験を受ける自信が無かったので、非常勤として働きながら勉強をしようと思い、受験を決めました。

—採用試験はどのような内容でしたか?また試験対策はどのようにされましたか?

中村:1次は一般教養の択一問題と小論文、2次では面接がありました。対策としては、過去問題集を解いて傾向をつかんでいきました。

当時、働きながらの勉強だったため十分な時間をとれなかったのですが、時間を見つけて問題を解いていました。

—板橋区に入ってからの配属先を教えてください。

中村:最初の配属先は、0歳児クラスが無く1歳児から5歳児クラスの園で、子どもの人数は多くなくゆったりとした環境でした。職員も多くはなかったのですが、先輩たちが優しく指導をしてくれたので、すごく働きやすかったです。そちらには2年在籍しました。

そして、今の園に来て3年目になります。こちらは、生後57日以降のお子さんを受け入れる0歳児クラスがあります。昨年は5歳児クラスを、今年は2歳児クラスを担当しています。

子どもの数も職員の数も多いのですが、職員の年齢層は幅広く、バランスがいいですね。自分ができることを発信しやすい雰囲気です。

—今の園の保育士や園児は、どのくらいらっしゃいますか?

中村:今の園の園児の定員は96名です。保育士の人数は22名です。私が持っている2歳児クラスは、定員が17名で担任4名で保育しています。

—職場のコミュニケーションはいかがですか?

中村:子どもたちがお昼寝している間に、その日の出来事を共有しています。休憩の時間にもたわいもない話もできたりもするので、コミュニケーションがよく取れている職場だなと思います。

また、月に1回はクラスで、保育の計画を立てる打ち合わせをします。園の全体会議も月に1、2回あり、クラスで共有したことを全体でも共有しています。

—板橋区の教育体制について教えてください。

中村:園では、1年目は実務経験豊かな先輩が、一対一で知識やスキルなどを丁寧に教えてくれる教育体制だったので、本当に安心して働きやすかったです。

庁内では1年目研修というのがあり、ビジネスマナーや電話の取り方だったり、傾聴姿勢の大事さ、基本的なコミュニケーションの取り方などを勉強しました。社会人の経験はありましたが、このような研修を受けたことがなかったのでとても良い機会でした。

—1日の仕事の流れを教えてください。

中村:就業時間は8時半からで、まず15分間の朝礼があり、その日の予定を職員で共有します。その後各クラスに戻って保育を始めます。

お昼の給食の後、子どもたちはお昼寝をしてその間に職員は日誌を書いたり、自分の係の準備や行事の準備などの事務仕事をします。子どもたちが起きたらおやつを食べさせて、夕方のお迎えの時間まで保育をするという流れです。

—1年の行事はどのように決めるのでしょうか?

中村:園では0歳から2歳児までが乳児クラス、3歳から5歳が幼児クラスです。私の担当する乳児クラスは時期的な行事は特になく、成長や発達に合わせて楽しむイメージですね。

幼児クラスになると、行事も多くなってきます。例えば、運動会や卒園式といった四季折々の行事に合わせて、子どもたちができることを探して楽しみます。

—忙しい時期や残業はありますか?

中村:幼児クラスの場合は運動会の時期、年長さんの場合は卒園式のときが忙しいですが、隙間時間を見つけて計画的に仕事を進め、残業しないように意識しています。ワーク・ライフ・バランスを意識してみんなで年休を取り合っています。

—お仕事の中でのやりがいや面白さを教えてください。

中村:日中、子どもたちと一緒に過ごしてる時間が楽しいですね。そして、子どもの成長を間近で見られるというのが大きなやりがいです。

行事を通して保護者に子どもの成長を見ていただく機会があります。終わった後に「感動しました。」とか「いつも大変なのにありがとうございます。」という声を直接聞ける時は、やってよかったなって思いますね。

—子どもの成長を感じるのはどのような瞬間ですか?

中村:昨年年長さんのクラスを持ったときは、2年間持ち上がっての卒園だったのでとても感動しました。卒園式での立派な姿を見ることができて良かったという気持ちでいっぱいでした。

あと、運動会の競技で、ダブルタッチという縄跳びに挑戦した時です。「できないからやりたくない!」という子どももいたのですが「諦めないでやってみることも大事なんだよ。」ということを知らせていきました。

そうすると、子どもたち自らかっこいいところを見せたいと積極的に練習をするようになり、成長したなととても感動しましたね。

—保護者とのコミュニケーションはどのようにされていますか?

中村:日々の送り迎えのときにご挨拶だけではなく、プラスワンの声かけもしていこうと園全体で意識しています。その日のお子さんの様子を伝えるだけではなく、保護者のことにも興味を持ち、仲良くなれるようにしています。

公立保育園にはいろんなご家庭の方がいらっしゃるので、日々のコミュニケーションで距離を近くすることは、とても大事だと思います。

—お仕事の中で感じる、板橋区の良さを教えてください。

中村:都内ではありながら自然が多く公園もたくさんあるので、子どもたちが伸び伸びと楽しく過ごせる地域で、魅力を感じています。

また、板橋区では最初の3年目までには異動があり、色々な保育士に出会えてすごく勉強になります。

—今後してみたいお仕事はありますか?

中村:基本的には子どもたちや保護者に丁寧に寄り添って、安心して預けられる保育士になりたいという思いはずっと変わりません。5年目になり頼まれる仕事も多くなってきたので、期待に応えられるように頑張りたいです。

今までは若手だから任せてもらえる役割が少なかったのですが、例えば今年は運動会全体のリーダーとして司会も任せてもらえるようになりました。そういった大きな仕事など、仕事の幅を増やせるようになりたいですね。

—最後に、板橋区での就職を目指す人にアドバイスをお願いします。

中村:公務員試験というと難しいイメージがあったり、社会人経験を経ての試験となると更にハードルも上がると思います。でも公務員をやってみると本当に入って良かったなって思います。ぜひ勇気を持って受けてほしいと思います。

—本日はありがとうございました。

この記事は2024年6月6日にパブリックコネクトに掲載された記事です。
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