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観光列車のおもてなしも大事な仕事です ~稚内市ならではの業務やその魅力~

北海道の最北端に位置する稚内市。実は観光列車が立ち寄る駅だということはご存じでしょうか??そんな稚内市役所で勤務する勝又さんに、やりたかったことが実現できたという経験や、稚内市の魅力を語っていただきました!

—まずは簡単に自己紹介をお願いします。

勝又:私は生まれも育ちも稚内で、大学も市内の大学に進学し、卒業後はそのまま稚内市役所に入庁しました。令和元年度に入庁し、現在は6年目となります。

大学では情報メディア学部に在籍しており、パソコン関係のことや、地域のPR動画を企画、作成するといったメディア関係のことを学んでいました。

—地元ならではのお話を伺えそうですね!公務員になろうと思ったきっかけはありますか?

勝又:まず地元稚内が大好きだったので、市内で働くということを念頭に考えていました。自分が育ってきた地域に何か恩返しをしたいという思いがあったんです。

民間企業も受験していたのですが、最終的には市役所を選びました。

昔から公務員になりたいという気持ちはあったのですが、大学に入ってから、その思いが明確になりました。

ボランティア活動を通じて市民の方と接する機会が多かったので、稚内市のために、そして市民の方々のために何かがしたいと思うようになり、そういった働き方を考えると民間よりも自治体なのかなと思いました。

—これまでに勝又さんが経験された業務について教えてください。

勝又:私が入庁した際はちょうど市長選挙期間の真っただ中ということもあり、入庁して最初の2か月は秘書政策課に仮配置となっていました。その後、長寿あんしん課という部署で、主に介護保険料を扱っていました。

法律に基づいて徴収する保険料で、聞きなれない用語も多く、根拠等をしっかりと覚える必要があったので最初はとても混乱しました。窓口で市民の方と接する機会はとても多かったのですが、介護保険という分野だったこともあり、思い描いていた市職員の業務かと言われれば少し異なっていたかもしれません(笑)

その後、コロナの関係で保健福祉センターにてワクチンを扱う部署で勤務をしていました。ワクチン接種を希望する方の受付や、案内が終わった方への注意事項の説明等を行っていました。

また、ワクチン対応によって穴が開いてしまった業務のヘルプなども行っていたため、ここでの経験は多岐にわたっていましたね。

そして5年目に現在の企画調整課という、市の計画等を取り扱う部署に異動となりました。

保険料にコロナに企画と、様々な業務を経験されたのですね。これまでの経験の中で、特に印象に残っているような業務はありますか?

勝又:現在私は、企画調整課の中でも鉄道関係の利用促進や補助金関係の事務を担当しています。稚内市には観光列車も走っているため、列車で訪れていただけるお客様にどのようにして喜んでいただくかといった、ちょっと観光に近いような業務も行っています。

令和5年度に、ザ・ロイヤルエクスプレスという列車が初めて稚内にくることになり、それを迎えるにあたって、私がやりたかったことを形にできたということがありました。

観光列車で訪れる方々に、稚内市の特産でもある「珪藻土」を使用したコースターをお渡しすることになったのですが、稚内市のゆるキャラの「りんぞうくん」と「出汁之介(だしのすけ)」をモチーフにしたデザインで作成し、皆さんにお渡しすることができたんです。

自分で考えた企画やそのデザインが、実際に観光列車で稚内に来ていただいたお客様の手にわたるということも嬉しかったのですが、お客様だけではなく、豪華列車の企画元である企業様にもご好評いただけたというところがまた嬉しかったですね。

—それは貴重な経験でしたね。鉄道関係、特に観光列車の関係は他にもあるのですか?

勝又:観光列車自体は先ほどお話ししたザ・ロイヤルエクスプレス以外にも走っているため、そういった列車に関連する業務は今後もできるかもしれません。

観光列車に関しては一回企画されてもう終わりというものではなく、観光のために何回も訪れていただくこともあります。

そのため、ザ・ロイヤルエクスプレスも含め、今後も様々な観光列車をお迎えする可能性があると思っています。

直近であれば花たびそうや号という、宗谷線を観光できるような観光列車をお迎えさせていただくこととなっているため、今度はそのおもてなしなどをさせていただく予定です。

勝又さんが思う、稚内市職員ならではの業務はありますか?

勝又:今お話ししたような鉄道、特に観光列車に関係する業務というのも稚内市職員ならではだとは思いますが、やはり職員として南極に行くことができるというのは稚内市ならではじゃないでしょうか。

業務としてだけではなく、南極にちなんだ文化や行事に触れる機会は、やはり他自治体と比べれば多いと思います。

—ずっと稚内で過ごされてきた勝又さんだからこそ思う、稚内市の魅力を教えてください!

勝又:私は稚内市の自然や景観がとても好きです。晴れた日に遠くに見える風力発電の風車や宗谷丘陵の景色なんかは特に綺麗ですね。

稚内市は年間を通して比較的強い風が吹いているので、遠くから回転している風車を眺めるのは心が洗われるといいますか、とても気持ちがいいです。

風車の数はとても多く、100基以上並んでいるかと思います。宗谷の地形の中で見る風車はどこか遠くに見えるような不思議な感覚になります。

この稚内市の広大な景色に関しては、是非市外の方にも見ていただきたいと思っています!

また、意外かもしれませんが稚内は最北端といっても意外と暖かいです。氷点下10度を下回ることが滅多になく、北海道の中では比較的暖かい地域です。ただ、道外の方にとっては「暖かい」というPRにはならないかもしれないですね(笑)

冬のアクティビティも幅広く楽しむことができ、全国でも数少ない海が見えるスキー場もあります。市内からもアクセスしやすいので、ウインタースポーツが好きな方はとても楽しめるのではないでしょうか。

その他、南極観測にちなんで毎年稚内みなと南極まつりといったイベントが開催されています。花火が打ち上げられたり南極おどりを踊ったりと、小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢の方が楽しむことができます。

—最後に、求職者の方にメッセージをお願いします。

勝又:私は今稚内市の市民の方々のために働いており、自分が市民の力になることができているという自覚を持ちながら働くことができています。

また、稚内市の環境であれば、そこまで硬くなることなく、楽しく働けると思っています!

皆さんの応募をお待ちしています。

—本日はありがとうございました。

この記事は2024年6月12日にパブリックコネクトに掲載された記事です。
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