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小さい自治体?だからこそ何でもできる! ~白老町で成長する建築技術職の魅力~

ハウスメーカーから白老町建築技術職として転職した田村さん。働く環境を変えようと一歩踏み出して公務員試験を受験した結果、今ではやりたいことが多すぎるというくらい充実した生活を送れているようです。そんな田村さんに、転職への思いや自治体で働く魅力を語っていただきました!

—まずは簡単に自己紹介をお願いします。

田村:私は白老町のお隣苫小牧の出身で、室蘭の大学を卒業後、釧路市内のハウスメーカーで働いていましたが、平成30年10月に建築技術職として白老町役場に入庁しました。

前職のハウスメーカーでは住宅関係の設計を6年ほどやっていました。

—建築という分野に興味をもったのにはきっかけがあったのですか?

田村:幼いころから大工になりたいと思っていたんです。明確なきっかけがあったというわけではないのですが、昔から雑誌の付録を組み立てることだとか、ものづくり体験教室に行くことが好きだったので、その延長で大工に憧れていたという感じですね。

高校は普通科だったのですが、大工というか家づくりを学びたいと思い、大学では建設システム工学を専攻しました。

大学を卒業するころには設計をして住宅を建てることにあこがれを抱いており、就職活動をしたのも、ハウスメーカー一択でした。

—やりたいことが叶ったようにも思えますが、なぜ転職を志したのでしょう?

田村:ハウスメーカーの仕事はとても充実しており、私の興味や憧れともあっていました。ただ前職がとても多忙だったことに加え、子どもが生まれた時、心臓に疾患があることがわかったんです。大きな病院での手術や、入退院を繰り返す必要があったので、もっと家族のために使える時間をとりたいと思い、転職を決めました。

—なぜ白老町を、そして自治体建築職を選ばれたのでしょうか?

田村:子どもの関係で両親のサポートを受けられるように、勤務地としては両親が住む苫小牧市の近郊で探していました。

また、子どもの関係で自治体の補助を受けていたので、次は自分が誰かのためになるようなことをしたいと思い、公務員といった職も考えるようになりました。

そのような中、新聞で白老町の求人が出ていたのを知ったのですが、公務員はハードルが高いというイメージが強く、自分が公務員に採用されるはずがないとも思い、受けるかどうかはかなり悩んでいました。

確かゴールデンウイーク前後に求人を見つけ、6月には試験でしたので、準備期間としてはかなり短かった気がしています。

働きながらの準備だったため、教養試験の勉強はあまりできなかったのですが、代わりに白老町のことはよく調べました。

採用されるかどうか悩んで受験自体躊躇してしまう人は他にもいるかと思いますが、本当に一歩踏み出してみてよかったと思っています。

—現在はどういった業務をされているのでしょうか。

田村:現在は建築確認申請業務と公共工事の設計積算・工事監督業務をしています。

最近携わった工事では、公園のトイレを基礎から上全てを壊し、新しいトイレに造り替えるという工事を行いました。

それ以外にも旧職員住宅の解体工事もやったことがあります。同じ建築系の業務とは言っても、前職のハウスメーカーだと、基本的に新しいものを建てる仕事が主だったのに対し、自治体では補修や解体、新設まで本当に幅広く扱いますね。

また、これは現在の業務というわけではありませんが、今後庁舎の建て替えといった計画もありますので、これから入庁する方にとってはそうした大きなプロジェクトに携わる可能性があるというのも魅力に感じるのではないでしょうか。

—建築職というからには、自身が担当する建築物は自分で設計したり、何か独自性をもたせることができるのですか?

田村:実際に建てるものや規模にもよりますが、例えば先ほどお話ししたトイレの改築では建物の外観に関しては全て私が考えました。プランニングというほどではないかもしれませんが、屋根の形や窓の位置、使い勝手を考慮したり、あとは明るいトイレにするというコンセプトだったので、とても明るい印象にできるような工夫をし、満足のいく結果になりました。

色々経験できるといったお話はしましたが、私はやっぱり改修や取り壊しよりも新しいものを作る時が楽しいですね(笑)トイレの案件もやっていて、とても楽しかったです。

改築前のトイレ。これがどのようになったかというと・・・
こんなに明るく綺麗なトイレになりました!

—白老町で建築技術職として働く魅力を教えてください。

田村:私は新しい仕事とか、知らなかったことをやるということが好きなので、幅広く携わることができる今の環境はとても魅力に感じています。

白老町は比較的小さなまちなので、それこそ建築工事のほかに電気や機械設備工事を担当し、維持管理業務もあります。例えばこれが大きな自治体であれば、それぞれ担当が分かれてしまうかと思いますので、全てを経験できるというのは白老町ならではの魅力だと思います。

—白老町に入庁される前後で、思っていたイメージとのギャップはありましたか?

田村:建設業界から自治体に転職すると、給料が大幅に下がってしまうというイメージがありましたが、意外とそんなことはないのかなと思いました。前職の会社規模や役職によっても変わってきますが、私の場合はむしろ少し上がったような感覚でした。

また、いい意味でのギャップとなりますが、イメージしていたよりも人間関係の面で良い環境でしたね。

小さな自治体とはいえ、職員数で見るとその人数は中堅企業に匹敵します。人数が多いので、人間関係が大変そうだなとか、それこそ派閥とかがあったらどうしようという思いで入庁したのですが、実際に入ってみると、とてもいい職員ばかりで安心しました(笑)

—田村さんにとって、転職したこと、白老町を選んだことはいかがでしたか。

田村:きっかけとなった家族との時間はとても大切にできていますし、ワーク・ライフ・バランスも、とても充実していると思っています。

白老町は部活動も盛んで、私も同僚に誘われて、入庁してからアイスホッケーを始めました。冬場には週1回程度練習や練習試合を行っています。

仕事にアイスホッケー、子育て、仕事に必要な資格取得、マラソンなど、とにかく今はやりたいことが多すぎますね(笑)

ただ、これは白老町役場に転職したことで、自分の心に大きなゆとりができたからなのかなと思っています。

悩んでいた時に、一歩踏み出すことができて本当によかったです。

—田村さんより、求職者の方に一言お願いします!

田村:まずは、やる気と元気が大切ですが、さらに民間で建築や土木といった分野の経験を持っている方であれば、自治体で活かせない経験はありません。みなさんが持つスキルや経験が活かせる業務を、白老町で必ず見つけることができます。

公務員は敷居が高いと思い込まず、悩んでいる方はまず受験してみることが大切です。

様々な経験をお待ちの方がいるかと思いますが、私たちはどんな経験でもウェルカムです!

この記事は2024年6月7日にパブリックコネクトに掲載された記事です。
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