莉奈

ほっこりを届けたい。 生活に欠かせないものは、本とラジオとごはんと音楽。 2024年に…

莉奈

ほっこりを届けたい。 生活に欠かせないものは、本とラジオとごはんと音楽。 2024年にやりたいこと1位は、ZINEづくり。 「Quu&Fuu」という朝をたのしくする工夫を考えるメディアで、記事を書いております。

マガジン

  • 日記の朗読

    自分の日記を読みます。 「同じ日記でも、文章を読むのと耳で聴くのとで感じかたが変わるのでは…それっておもしろいかもしれない!」と思い立ち、はじめてみました。 どうぞお気軽に、読み聴きくらべをしてみてください。

  • どんな日でもほっこりを見つけられるのか

    ついてない日、悲しい日でも、探してみたらほっこりする瞬間があるのでは…? ほっこりエピソードを1ヶ月間記録しようと挑戦しました。

最近の記事

話し相手はどんな表情?

4/27(土) いとこと久しぶりにごはんを食べに行った。 ちなみに、わたしはいとこのことが大好きだ。今日会えるのがが楽しみで仕方なかった。 彼女は人事の仕事をしているので、採用のために学校の先生と話をしたり、従業員と面談をする機会がたくさんあるそう。 新しく入社してきた人とは、定期的に面談を行っているようで、彼女が面談するときに意識していることの話がとても心に響いた。 彼女が意識しているのは、「相手の表情を見ながら、話す内容を変えている」こと。 面談で従業員にヒアリング

    • 小さいころ握りしめていた物(朗読ver)

      4/20の日記を朗読しました。 「小さいころ握りしめていた物」 お父さんの膝くらいの身長の女の子が、アンパンマンのぬいぐるみを右腕で抱えていた。 普段アンパンマンのぬいぐるみを見ても、「アンパンマンだなぁ」としか思わないけれど、女の子の腕にぎゅっと守られているアンパンマンは、顔だけがひょっこり出ていてそれはそれはかわいかった。 街で見かける小さい子の手には、何かしらが握られている気がする。 すきまがなくなるくらい、指先を手の平にぎゅっと丸めて。 握られているものは、おかしだったり、ぬいぐるみだったり、おもちゃだったり、本だったりする。 自分が小さい頃、ぎゅっとそっと握りしめていたものを思い出してみる。 丸くてツルツルした石、ガラスみたいにキラキラしているエメラルドグリーンの石、帽子をかぶったどんぐり、四葉のクローバー、セミのぬけがら、シジミらしき小さな貝殻、庭で摘んだ水仙。 気づいたら手の平からなくなっていて、心の底から悲しくなったこともあった気がする。 忘れていた思い出って、思い出そうとすればちゃんと出てくるんだな。 わたしの中にちゃんと残っていてよかった。 小さいころ感じていたことはずっと覚えてたい。

      • アロエを追いかける歯

        4/23(火) アロエヨーグルトを食べているとき、歯がアロエを追いかけていることに気づいた。 今まで無意識すぎて気がつかなかったけれど、わたしはアロエをシャクッと噛むために、アロエを真上から噛める位置に上顎を動かしていた。頭のてっぺんまで、シャクッが響く。 そうだ、この気持ちよさはあれとあれに似ている。 秋の終わり、道を歩くときに、わざわざ落ち葉の上を歩いてジャクジャク鳴らせてみるとき。 冬本番、いつもより足の裏に意識を向けて、霜がおりている短い草の上をサクリサクリと踏

        • ふたくち分のオールドファッション

          4/21(日) ミスドに心が弾まないわけがなかった。 ミスド食べたい〜!と思う瞬間は日々の中で時々あったし、明日はミスドだ!と前日のわたしは心からたのしみにしていた。 それなのに、一緒に頼んだ汁そばにばかり手が伸びる。 ドーナツが並んだショーケースを目の前にしてもちっともワクワクしなかったときから、「あれ、おかしいな」と思っていた。 でも、ミスドに心が弾まないわけがないので、食べればおいしいでしょうと大好きなチョコファッションと苦手だったポンデリングを選んだ。 ポン

        話し相手はどんな表情?

        マガジン

        • 日記の朗読
          2本
        • どんな日でもほっこりを見つけられるのか
          9本

        記事

          小さいころ握りしめていた物

          4/20 お父さんの膝くらいの身長の女の子が、アンパンマンのぬいぐるみを右腕で抱えていた。 普段アンパンマンのぬいぐるみを見ても、「アンパンマンだなぁ」としか思わないけれど、女の子の腕にぎゅっと守られているアンパンマンは、顔だけがひょっこり出ていてそれはそれはかわいかった。 街で見かける小さい子の手には、何かしらが握られている気がする。 すきまがなくなるくらい、指先を手の平にぎゅっと丸めて。 握られているものは、おかしだったり、ぬいぐるみだったり、おもちゃだったり、本

          小さいころ握りしめていた物

          ハトと子どもの1on1

          4/14 公園でハトを追いかける兄弟がいた。 おそらくお兄ちゃんと妹。ハトは2羽。 大げさに足を踏みならしながらハトに近づく小さな2人と、テテテテと大慌てで逃げる2羽。 しばらく続くと、2羽が二手に分かれた。 すると、2人も二手に分かれた。 わたしは「1on1だ」とつぶやいた。 1on1って言葉を口にしたのは人生ではじめてかもしれない。 2羽のハトは同じタイミングで、「もう無理無理!!」と背の高い木の枝へと飛び立った。 木の枝に横並びでとまって、「ここまでは来られな

          ハトと子どもの1on1

          自分の写真を待ち受けにしたら。

          2日前から自分の写真をスマホの壁紙にしている。 それは、生まれてすぐの病院の赤ちゃん用ベッドですやすやと寝ている写真だ。 実家に帰ってアルバムを見ていたときに、その写真がすごく尊く見えて、スマホで写真におさめた。 ピンクのタオルに包まれている小さな赤ん坊。 写真から小さな呼吸が聞こえてきそう。 スマホを見るたびにキュンとして、自分を大切にしたくなる。 昨日の夜、母親に、「かわいすぎて自分の写真を待ち受けにしてる!笑」と写真をLINEで送ってみた。 翌朝、そんなメッ

          自分の写真を待ち受けにしたら。

          春分の翌朝に。(朗読ver)

          3月21日の日記を、読んでみました。 「春分の翌朝に。」 朝起きると、カーテンの隙間からあたたかい光が部屋にさしこんでいた。 まだ少しゆっくりする時間があったので、あたたかいふとんにくるまってツイッターをひらくと、作家の安達茉莉子さんが「ずっと絶対にやらないと思っていたけど今だと思って」と昨日の日記を公開していた。 その日記の冒頭を読んで、 昨日が春分だったことを知る。 日記の中の一文にこうあった。 ”ふと日記を公開してみようかと思いたつ。 ずっと絶対やらないと思っていたけど、やりたい気持ちもあるのもわかっていて、やるならなんとなく今日な気がした。” ”迷ったら、わからないもののほうがいい。 闇の奥へ。 どんな歩みにも、ただ祝福を。” まるで、安達さんに「だいじょうぶだよ」と肩をポンポンとされているような気持ちになった。 昨日私は、大きな決断をした。 あと約3時間後には、わたしの中にある決断を人に伝える。 たくさん悩んで、進んだり、引き返したり、立ち止まったりしていく中で、少しずつ自分の本当の気持ちがはっきりとしてきた。 今朝は、風は強く吹いているけど、空がスキッと青くてきらきらと透明感がある。 きれいだなぁと目を細めながらも、 心臓は、音が聞こえてきそうなくらいドクドクしている。 でも、だいじょうぶ。 だいじょうぶにしていこう。 だいじょうぶじゃないことが起きても、ひとりじゃないから、だいじょうぶ。

          春分の翌朝に。(朗読ver)

          春分の翌朝に。(朗読ver)

          春分の翌朝に。

          朝起きると、カーテンの隙間からあたたかい光が部屋にさしこんでいた。 まだ少しゆっくりする時間があったので、あたたかいふとんにくるまってツイッターをひらくと、作家の安達茉莉子さんが「ずっと絶対にやらないと思っていたけど今だと思って」と昨日の日記を公開していた。 その日記の冒頭を読んで、 昨日が春分だったことを知る。 日記の中の一文にこうあった。 ”ふと日記を公開してみようかと思いたつ。 ずっと絶対やらないと思っていたけど、やりたい気持ちもあるのもわかっていて、やるならな

          春分の翌朝に。

          フェーズフリーで、「やりたいのにできていない」を解決できそう

          “フェーズフリー”という言葉を耳にしたことがあるだろうか。 今日は、フェーズフリーについてのセミナーに参加したら、やりたいと思っているのにできていないことをできるようにするヒントをもらった話をしたい。 そもそも、フェーズフリーとはなんぞやというところから。 セミナーの登壇者は、「フェーズフリー」という防災に関わる新しい考え方を提唱した、フェーズフリー協会代表理事の佐藤唯行さん。 繰り返される災害による被害をくいとめたいという想いから、日常時にも非常時の両方に役立つ防災

          フェーズフリーで、「やりたいのにできていない」を解決できそう

          「くるみるく」って言ってみて?

          とあるパン屋さんで、ほっこりせざるを得ない名前のパンに出会ってしまった。 その名も、「くるみるく」 ひらがなの並びから、ことばの響きから、かわいさが溢れている。 くるみも、みるくも単体でかわいいのに、それがくっついたらもう……。 細めのコッペパンの切れ目にみるくくりーむが入っていて、パンの中にはくるみがごろっと隠れている。 牛柄の包装もかわいい🐄 「くるみるく1つください」 言葉にしたら、言葉のひびきにさらにキュンとした。 くるみるく、くるみるく。 何度でも

          「くるみるく」って言ってみて?

          炭酸りんごジュースのしゅわしゅわ

          自動販売機の500mlの炭酸りんごジュース。 2人で飲んだら、炭酸が抜ける前のいちばんおいしい時に、ちょうどいい量を飲めた。 ぬるくなったら、今は気にならない砂糖の甘さがはっきり感じられて、こんなにゴクゴク飲めないんだろうな。と思いながら飲んだ。 しゅわしゅわと盛り上がっているときには気にならないことが、しゅわしゅわが消えてしまうと気になってしまう。 飲むべきタイミングがある。

          炭酸りんごジュースのしゅわしゅわ

          人がどう思っているか考えても当てられないのに考えちゃう問題

          夫とスーパーで買い出しをした帰り道。夕方になってもまだ暑く、汗が背中をつーと流れる。 食材がどっさり詰まったエコバックを持って歩く夫と、その後ろを歩く身軽なわたし。 夫は無言。もくもくと家を目指して歩く。 こういうシチュエーションになると、「なんか怒ってる?」「もっと話しながら歩きたいのに」と気持ちがシューッとしぼんで、やけに家が遠く感じることが何度もあった。 「つまんないな~」と、つまらないことを夫のせいにして、楽しくなる一日を何度も自ら捨ててきた。 それが昨日は、

          人がどう思っているか考えても当てられないのに考えちゃう問題

          むずかしヨガ

          オンラインのヨガ講座を受けた。 「アロマの香りに癒されながら行いましょう」と、先生は座ったままシュシュシュシュとリズムよく目の前に虹を描くようにアロマスプレーを振りまいた。 先生「みなさんもぜひ!」 真夜中の海みたいな色の瓶に入ったアロマを手にとって、シュシュシュシュと目の前に虹を描いた。 柑橘系のいい香り。 「いいにお〜い」ではなく、「いいかおり〜」と言いたくなるような。 なんだか今とてもいいことをしているなぁと、うっとりした。 きめ細かいミストがゆったりと床に落

          むずかしヨガ

          みそ味のレバーもおいしかった。

          いいなと思う人の「おすすめ」は、騙されたと思って試してみるべしと感じた日。 いとこと居酒屋で焼き鳥のレバーの味付けを選んでいるときに、”みそ”をおすすめされた。 わたしは、レバーはごま油で食べるのが1番だと思っていて、”ネギごま油”を選んだ。 お互い一口ずつシェアしたら、自分が選ばなかったほうのおいしさに驚いておかわりした。 私「みそ、めっちゃおいしい!!!」 いとこ「ネギごま油、めっちゃおいしい!!!」 みそ、試してみて大正解。こんなおいしい味を知らずに死ぬところだっ

          みそ味のレバーもおいしかった。

          渡す予定はまだないけれど

          もうすぐ、あの子の誕生日だ プレゼント何がいいかな〜 友達の誕生日の1、2週間前から考え始める。 なかなかコレ!というものが見つからずにあっという間に渡す日が近づいてきて、慌てて大きめのショッピングモールに行って無難にハンカチとか、入浴剤や紅茶を選ぶ。 買ったプレゼントを見て感じる、小さなモヤモヤ。 急いで選んだものじゃなくて、自分が心から素敵だと思うものを渡したいなぁ… 世の中の人は、誰かに誕生日プレゼントをあげるとき、どのくらい前からリサーチし始めて用意している

          渡す予定はまだないけれど