アロエを追いかける歯
4/23(火)
アロエヨーグルトを食べているとき、歯がアロエを追いかけていることに気づいた。
今まで無意識すぎて気がつかなかったけれど、わたしはアロエをシャクッと噛むために、アロエを真上から噛める位置に上顎を動かしていた。頭のてっぺんまで、シャクッが響く。
そうだ、この気持ちよさはあれとあれに似ている。
秋の終わり、道を歩くときに、わざわざ落ち葉の上を歩いてジャクジャク鳴らせてみるとき。
冬本番、いつもより足の裏に意識を向けて、霜がおりている短い草の上をサクリサクリと踏みしめるとき。
アロエのシャクシャク食感のあとには、甘酸っぱくてミルキーなヨーグルトがとろりとする。
考えてみると、ヨーグルトがとろりとしていないアロエヨーグルトにはまだ出会ったことがない。
硬めのつるんとしたヨーグルトとアロエ、サラサラしたヨーグルトとアロエ、ねっとりしたヨーグルトとアロエ。
すべて想像の中で食べてみたけれど、首をかしげてしまった。
やっぱり、シャクッが最も引き立つヨーグルトのテクスチャーは、とろりだ。
歯がアロエを追いかけていること、アロエヨーグルトのヨーグルトのテクスチャーはとろりであってほしいということ。
それが今日の発見。
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