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低カロリー・低脂質の落とし穴

「意外と低カロリー」
「意外と低脂質」
だからダイエット中でも食べてOK!

こんな情報に触れたことはありませんか?

今回は、この考え方による落とし穴を取り上げたいと思います。

落とし穴①「血糖値スパイク」
血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急上昇し、体が血糖値を下げるためにインスリンなどのホルモンを大量に分泌することで、今度は急降下が起きる。
このような血糖値変化を血糖値スパイクといいます。

この血糖値スパイクが起きると食事をした後に強烈な眠気に襲われるだけでなく、副腎という臓器から大量にホルモンが分泌されます。

やがて副腎が疲れすぎて働けなくなり(副腎疲労)、血糖値が上げられない慢性低血糖症などになっていきます。

血糖値スパイクの原因として考えられるのは、糖質の「量」と「質」です。

食物繊維が少ない精製糖などは血糖値スパイクを起こしやすい代表的なものといえます。
しかも、何をどれだけ食べたらスパイクするかは個人差がかなりあります。

なので、「自分の成功談」のような情報が皆さんに当てはまるかは全く分かりません。

落とし穴②「慢性炎症」
慢性炎症とは、本来収束するはずの炎症がいつまでも続いていることを指します。
炎症自体は体の治癒過程で必要なものなのですが、問題は収束しないことです。

収束させるためにはオメガ3などの脂質が大切ですが、オメガ3は種類も少ないため不足しやすいです。
はっきり言って、コンビニなどで手軽に手に入るものにはオメガ3は入っていません。
むしろ入っていたら「オメガ3入ってます!」と大きくアピールしているはずです。

慢性炎症でも副腎からホルモンが大量に分泌されます。そしてやがて副腎疲労へと向かいます。

そして、副腎からは脂肪を分解するホルモン「カテコールアミン」が分泌されます。
しかし、副腎疲労になってしまうとカテコールアミンは分泌されません。

つまり、血糖値スパイクや慢性炎症状態では、ダイエットできない仕組みになっているのです。

1900年代後半から、日本人の摂取カロリーは下がってきています。
なのに増え続ける肥満。なのに増え続ける医療費。

そろそろ栄養の質について本気で見直した方がいいようですね。

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