解剖学のオススメNo,1アプリ-ヒューマン・アナトミー・アトラス | Visible Body
どうもです。今回は私がオススメする解剖学のアプリについて書きますね。
解剖学アプリ,ヒューマン・アナトミー・アトラスとは
解剖学アプリのオススメNo,1はこれです。最初にこれ見つけた時は衝撃でした!!下の動画を見てもらえたらすごさがわかります。
【ヒューマン・アナトミー・アトラス2020 | Visible Body】
以下,yotutubeの動画の説明も貼っておきますね。
ヒューマン・アナトミー・アトラス2020エディションは医療従事者の皆様、学生さんや教授の方々にとって、頼りになる3D解剖参照アプリです。このアプリには、包括的な男性と女性の3D肉眼的解剖学モデル、組織と器官の選択された微小解剖学的構造、人体の切片、3D横断面と対になった人体切片と診断用画像、筋肉と骨が相互作用するアニメーションを含みます。
医師でも看護師でも、解剖学を学ぶ必要のある人には誰でも使えますよね。
作った人、ほんと神。ほんと、オススメです。
なぜ解剖学アプリで「ヒューマン・アナトミー・アトラス」をおすすめするのか
そもそも解剖学…人の筋肉や骨格をイメージするのは、教科書だとすごく大変。僕らの世代では教科書ってゆう2Dの世界を、頭の中で3Dに変換して学んでいました。
横からの見え方とか、奥行き、筋肉の走行などなど、イメージを膨らましていくのですが、どう考えても難しい。
だから真横からのアングルも調べて...でも斜め前から見たところもイメージして...
大変だった…
解剖学をリアルでイメージするために、上半身裸の男性の身体にマジックで筋肉の走行とかを書き込んで勉強していました。(今でもやってる!?)
でも今の時代はアプリでだいぶイメージしやすくなりました。ハイテクです。解剖学アプリで見ると、わかりやすいんですね!
で、他にいろんな解剖学アプリがある中でこのヒューマン・アナトミー・アトラスをオススメする理由としては、
・3Dで見えて画面が綺麗
・快適に動て操作が簡単
・細かいところまで手が届いている(ズームしたりいろんな角度から見える)
・筋骨格、内臓系、神経系など解剖学全般をカバーしている
・AR(仮想現実)で見れる
です。
3Dで見えて画面が綺麗
2Dでイメージするのが大変と言いましたよね?
例えば僕と同じ世代の人は、ウィリス動脈輪に苦戦しませんでしたか!?
イメージするの、すごい大変だったはず…
でもこのアプリを使えば一発です!
すごいですよね...いろんな角度から見えるからイメージが簡単。
あとはすごくシンプルですが、画面が綺麗って超大事です!
解剖学をイメージするのに、高精細であればあるほどよりイメージが深まりますし、勉強しててテンションが上がる。
最近はだいぶ綺麗なものが増えてきたものの、ヒューマンアナトミーアトラスは明らかに飛び抜けてますね。
快適に動いて操作が簡単
これもシンプルですが、超大事です!
解剖学アプリで勉強するにしても、「勉強しよう」「復習しよう」と思った時にパッと使えるのが大事です。ここの部分が悪いなら、結局使われなくなってしまいます。
何を調べたいか、イメージで直感的に操作していってもちゃんと目的のところに辿り着くので、すごく使いやすいです。
*快適にっていうのは他の解剖学類似アプリと比べてって意味です。
世の中一般のゲームアプリとか簡単なサクサク動くアプリに比べると少し動きが悪い面もあります。
細かいところまで手が届いている(ズームしたりいろんな角度から見える)さっきから大事なことばっかりで恐縮ですが、細かいところまでカバーしてくれているのは本当に大事だしありがたい。
ズームしたり
角度を変えたり
見たい組織をタッチすると目立ったり
筋肉をぼかしたり、消したり
こういった細かいところもきちんとカバーしてくれているので、とてもありがたい。
筋骨格、内臓系、神経系など解剖学全般をカバーしている
このクオリティのアプリで解剖学全般をカバーしているのはすごいです。
「筋骨格だけ」とかでも十分にすごいのに、他の領域も全てカバーしている。このアプリ一つ購入しておけば、だいたい事足りる。素敵です。
AR(仮想現実)で見れる
ARで見ることによって、イメージを具体的にして学ぶことが出来るようになっていきます。
(あと楽しい。楽しいとアプリを開きたくなる=学ぶ機会が増える)
リアルな世界を背景に、3Dで解剖学が細かく学べる...
本当にすごい時代になりました。
解剖学を何故学ぶ必要があるのか
リハビリにおいて解剖学って本当に大事。
もちろん医学全般もそうだけど、リハビリをする上で筋骨格系を語れないともう全然ダメです。
ボバースとか、PNF、認知運動療法とかJFとか、いろんな手技や考え方があるけど、これって全部応用です。
臨床の基礎は触診ができること。
筋の触診ができないのに、筋の治療が出来るわけがありません。
今回は解剖学の話なのであまり述べませんが、臨床では解剖学に加えて運動学を学ぶことも必須です。
逆にこの二つをしっかり学んでおけば、手技に頼らなくてもかなりいい臨床が出来ます。逆に手技に固執してしまうと、盲目的になりがち。その手技がハマる人にはいいけど、その手技が通じない人には全く治療効果が出せない。
解剖学を知らなければ、人を治す仕事なのに、臨床に安定感がなくなってしまいます。
少し例も挙げてみましょう。
股関節の屈曲について。
今でこそ常識みたいになりましたが、論文が出た当初はかなり衝撃だったこと覚えています。
股関節の屈曲って「股関節そのものの屈曲」と、「腰椎の後弯や骨盤の後傾」の複合運動になります。
そしてこれ、股関節最大屈曲位だと骨盤の運動が3割〜4割くらいを占めるんです。
(吉尾雅春ら.健常成人の股関節屈曲角度の構成について.日本理学療法学術大会 2005)
つまり言い換えたら、股関節の可動域訓練をひたすらやっても、屈曲の可動域は上がりきらない。逆に骨盤の動きが悪かった場合、患者さんが股関節のつまり感を感じるケースってまぁまぁあります。
こういった知識はまず基本に持っておくべき内容ですよね。
筋肉のマッサージをする上でも、筋肉の触診が出来なければ当然狙ったところにマッサージをすることが出来なくなってしまいます。何回も言っていますが、触診の基礎は解剖学。
解剖学の大切さ、伝わりましたでしょうか?
解剖学を学ぶ上で忘れてはいけないこと
解剖学は、全員が全員同じ筋骨格の形をするわけじゃないこと。
健常な人でも神経の走行が違ったり、骨の形が違ったりします。
肩関節の棘上筋は棘下筋の付着部位は人によって違いがあると言われているし、坐骨神経痛になりやすい人は、そもそも坐骨神経の走行が圧迫されやすい身体をしていたりするし、脊髄神経の走行がも人によって位置が違うので、同じような椎間板の突出があっても神経を圧迫しないこともある。
これが骨折をしたり怪我をした人ならなおさら違いがあります。
その違いがあるということを頭の中で置いた上で、臨床を行うことが必要ですね。
と、いうことで今回の記事は「2020年,解剖学のオススメNo,1アプリ-ヒューマン・アナトミー・アトラス 」でした!リンクはこちら→【ヒューマン・アナトミー・アトラス2020】
*解剖学アプリはヒューマン・アナトミー・アトラス一択でいいですが、「骨の動き」という一点のみ、こちらの解剖学アプリがオススメ。理学療法士や作業療法士などの「身体の動き」の専門家は、こっちの解剖学アプリも考慮に入れてもいいかもしれませんね。
「骨の動きを視る解剖学アプリはteamLabBody-3D Motion Human Anatomy-」
あなたのためになったんだなと思い、幸せな気分でビールを飲みます!ありがとうございます。