機能訓練指導員の働き方(特養)

はじめに


 こんにちは。理学療法士の資格を持ち、特別養護老人ホームで機能訓練指導員として働いている花です。

 私は卒業後は病院に務めていましたが、出産を期に近くに出来た特別養護老人ホームへ転職しました。業務内容は「リハビリ」なので、変わらないだろうと思っていましたが… 正直ぜんっぜん違いました!!

 病院時代、担当患者さんは7~10人程度。それが特養は100人になるのです。同じ業務な訳ないですよね。書類だって100人分(泣)カンファレンスも100人分(泣)。最初は無理!って思いました。でも出来るコツがあったんです。役所の監査担当の方に指摘を頂きながら、何度も修正を繰り返し、数年かけて作り上げたやり方です。機能訓練指導員の働き方について何を、いつまでに、どのようにやればよいのか具体的にお伝えします。

 今までも現施設で新入機能訓練指導員(理学療法士、看護師、柔道整復師、はり灸マッサージ)に指導してきましたが、皆さん出来るようになっています。
 特養の仕事に興味がある人や、今現在、特養で働いているけどこれで良いのかな?と不安な人に向けて書きたいと思います。

機能訓練指導員がやるべきことリスト

 まず最初に構成を理解しやすいようにやるべきことリストを発表してしまいましょう!(カッコ内は解説ポイント)

・アセスメント&アセスメントシートの作成
 (書式・記入の仕方・期限)
・個別機能訓練計画書の作成
 (「個別機能訓練計画書の書き方(特養)」参照)
・サービス担当者会議の出席
 (多職種へ確認・伝達事項)
・利用者(家族)への説明
 (期限・方法)
・必要な物品の選定と多職種へ使用方法の伝達
 (環境設定の方法)
・機能訓練に必要な物品の管理
(何を・どのように管理するのか)
・個別機能訓練
 (いつ・どこで行うのか)
・生活リハビリの確認
 (介護士の実践と記録の仕方)
以上になります。それでは、次に具体的なやり方をお伝えします。

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