「胸椎回旋ができない」というリアルな臨床をどうやって解決するか?
どうもです。
胸椎の回旋ってとても大事です。
教科書的には
です。
はい、あくまでも教科書的です。
実際の臨床はそのように指導しても。
と言われることがあります。これがリアルです。
教科書的にみんな体を上手く効かせることができたらマンツーマンサービスはなくなるでしょうw
つまり、
ということです。
今回はNピラティスのセミナーの一部を切り取って考えていきましょう。
実際のセミナー動画の一部
流れとしては
という問題がありました。
「形としては胸椎回旋ができているように見えるが、運動戦略が間違っているため、純粋な胸椎の回旋ができない」ということです。
おそらくピラティスインストラクターさんや運動指導している人にはかなり多い悩みだと思います。
ではこの問題をどうやって解決していくのがベストでしょうか?
代償的に働いている筋肉・動きを考える
まずポイントは「代償的に働いている筋肉と動きを特定すること」です。
今回の受講者の方の胸椎の回旋の代償は2パターンが複合的に絡んでいます。
1つ目の代償運動
です。
2つ目の代償運動
で代償しています。
つまり。
になります。
回旋エクササイズを変える
で、僕が実際に選択したエクササイズは。
ピラティスのマーメイドというエクササイズの変法です。(回旋を取り入れています。)
エクササイズはシンプルに
です。
押す動作(プッシュ)を選ぶことによって。
回旋が誘導される&三角筋後部や菱形筋を過剰に使用して引き込む動作(プル)にはなりません。
このエクササイズ自体が先ほどのエクササイズの代償運動を全て潰していると考えてみてください。
まとめると
です。
「代償動作の見抜き」は慣れるまで非常に難しいし、頭をフル回転させていく必要があります。
ぜひこのあたりまで運動を分析・評価してエクササイズを提供していきましょう!
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