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山手線一周にみる、大衆扇動とインターネット


こんにちわん、こんばんわん!心理学が好きな犬、心犬(こいぬ)です。

今日は、Twitterのトレンドに、「クラスターフェス」「山手線一周」という言葉と共にSNSがざわついていました。

コロナは風邪だと主張する政治団体の、政治活動の一環として、渋谷でのクラスターデモと称したオープンマイクによる参加型のデモの後に、マスクをしない参加者が山手線に乗り、一周しようという企画のようです。

私たちの生活にはマスクが当たり前になり、顔を出すことに抵抗すら感じるようになりました。ここに対する問題提起から、この政治団体の党首は多くの支持者を集め、東京都知事選でも1万票近くの票を獲得しています。

たしかに、このコロナ騒動っていつ収束するんだろう?またあの頃に戻れるのかな?マスクをしない生活に戻ってほしい……そういう願いがこの政治団体を支持し、勢力拡大していく流れを作ったと言えるでしょう。

本当にこの世の中に対する不安や疑問を感じる方々からこの団体の考えに触れ、党首のマイクパフォーマンスをみると、希望を抱くかと思います。


「この人なら、この人たちなら変えられるのではないだろうか」


私、心犬自身はこれを悪だとは決して思っていなくて、政治に関心を持つこと自体は良いことだとすら思います。

ただ、気を付けておかねばならないのは、個が集団を形成するにあたり、次第にリスクのマネジメントが困難になっていくリスキーシフトの傾向をとってしまうことです。

今回の山手線一周がその例だと言えるでしょう。

これはSNS等のインターネットが絡むとよりその傾向は強くなっていくでしょう。

炎上や売名というのは、党勢拡大に繋がると思いきや、意外と世間は冷めた目で見ているような印象も強く、世の中のために行っている政治活動が、かえって世の中からの印象を下げてしまうだけに繋がってしまいます。

重ねて主張したいのはこの政治団体が、政治活動が悪だと思わなければ、党首がおかしいという風には思いません。その組織を構成し、意見する方々がしっかりとリスクをマネジメントしながら良い方向に動かしていく。それが、支持してくれている一人ひとりを大切にしながら、世の中をよりよくしていく政治を行う上で大切なことなのではないでしょうか。

とりあえず、今回の山手線一周に関してのみ、多くの人を不安にさせるという点に関して不満に思いました。

やはり、メディアの報じ方やPCR検査数の増加によりコロナは怖いという認識が多数派であり、多くの人はマスクをつけていない集団が現れたら恐怖を感じてしまうんですよね。

恐怖を感じさせるような行動で、良い印象を受ける人が増え、党勢拡大に繋がるとは到底思えません。

コロナ禍への問題提起という意味では心理学が好きな犬も同じです!

多くの人が生きやすく、楽に生きれるようになってほしい。そういう意図がきっとあの政治団体の活動の根底にはあるかと思います。まずは、コロナによって生活が苦しくなった方々への具体的な支援、その方々が生きやすくなるよう社会的支援を受けられるようサポートするなど、地域の人々に寄り添う形で行われていくことが望ましいと思います!

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