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社会人経験者が就活に向けて大学院で実践したこと【公認心理師・臨床心理士】

この記事では、社会人から心理系大学院へ進学した筆者が、就活を見据えて大学院時代にやったことをまとめます。

「心理職(公認心理師・臨床心理士)は稼げない…」という話は、大学院進学前から聞いており、
「仕事に困るのは嫌だな」
「仕事をするなら生活ができる水準の給料がもらえるところが良いな」
「最終的には〇万円稼げるようになりたいな」
「職場環境もブラックではなく、しっかりしたところがいいな」
「バーンアウトしないようにセルフケアやメンテナンスも必要だな」
「自己研鑽ができる余裕(スケジュール・体力・お金)も維持したいな」
「私の適性ってなんだろう」
といったことを考えていました。

そこで、就職先を決めるために、さらに、この先収入を少しでもあげるために大学院生時代に考えて実践したことを書いていきます。
現時点では心理職としてのキャリアは1年目の段階のため、この記事に書いている行動がどの程度実を結ぶかは未来になってみないと分かりません。
ただ、執筆時点では大学院M2時(資格取得見込み)に応募したすべての職場から内定を得た、という実績があります。また、ありがたいことに複数の方から「うちに来ない?」というお誘いも受けました。

あくまでも「自分の頭で考えて、実行したこと」になるので、この記事を読んだからといって内定が得られるとは限りません。n=1の体験談となることを理解した上で読んでもらえたらと思います。
社会人経験がない新卒の大学院生にも参考になる内容かと思います。

心理職のキャリア教育や就職のフォロー、知識や情報は自分から動かないと得にくい実態があると感じています。
一般企業とは違う就職事情があり、情報が限られている中で、筆者がどのように就活を見据えて動いていたかをまとめました。

「時期別(大学院入学前・大学院M1・M2)にやった具体的なこと」と「日常的に大切にしていたこと」の2つの視点からまとめます。実行したことについては、かなり具体的に書いているので有料記事とさせていただきます。

心理職の就活体験記や、「資格取得見込み」時点での就活でどんなことを意識したか、といった内容はこちらのマガジンにまとめています。
マガジンの内容は今後増やしていく予定なので、マガジン購入も検討してみてください。



大学院入学前にやった2つのこと

大学院入学前(学部時代)に実施したことをまとめます。
私の場合は、社会人から公認心理師・臨床心理士を目指すにあたり、2つの段階がありました。
ひとつめが「本当に公認心理師・臨床心理士を目指すために、仕事を退職して、大学院へ進学するのか?」と迷う段階であり、ふたつめが「大学院進学を決意し、大学院卒業後の進路や就職先について検討する」ために情報を集める段階です。

求人情報を集め、給与相場・応募条件を把握する

最初の検討点として、「心理職になったらいくら稼げるのか?」「それは生活を維持していくうえで十分だと納得できる金額なのか?」ということです。
「心理職は稼げない」とありますが、きちんと数字の情報を集めて、自分の生活が維持できるかについて納得できるようにしていきました。

給与相場については、地域差や領域の違いがかなり大きいように思います。
都市部ではそこそこ納得できる給与水準の職場もありますが、地方では「とてもじゃないけどこんな金額じゃ働いていけない…」と考えざるを得ない求人もあります。(もちろん、都市部でも3度見してそっとサイトを閉じるレベルの条件の職場もありました)

私の居住地と生活スタイルに合わせて、納得できる給与がもらえる可能性もありそうだ、という見立てを得て、大学院へ進学することを決めました。
求人の探し方については、こちらの記事に詳しくまとめているので参考にしてください。

また、心理職の働き方の実態や仕事内容を知るためにいろいろな本を読んで情報収集しました。
公認心理師・臨床心理士の仕事を知りたい人におすすめの本はこちらの記事で紹介しています。


求人情報の定期的なチェック

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