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【専門職向け】レベル3 プライマリケアTriple Pとは

こんばんは。
Triple Pトレーナーの香川です。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。

本日は、レベル3プライマリケアTriple Pを簡単に紹介していきます。
日本に入ってきているレベル3のプログラムは、12歳までのお子さんの保護者のためのプライマリケアTriple Pです。

【参考】介入レベルについての詳細は、前の記事をご覧ください。

https://note.com/psychologist_ppp/n/nda782d75c565


プログラムの構造について

 プライマリケアTriple Pは、12歳までの子どもをもつ保護者個人に対して行われます。
 全4回の短いプログラム(1回15分〜30分)で、対面もしくはオンラインで行います(表を参考にしてください)。

プライマリケアTriple Pの構造


個別プログラムなので、家庭の特定のニーズに合わせてプログラムを行うことができます。時間が限られているプログラムであるため、セッションとセッションの間に、保護者に冊子やDVDから子育て技術を自主学習していただくことが必要になります。

参考(NPO法人Triple P JapanのHPにリンクします):

http://www.triplep-japan.org/documents/11163.pdf


プライマリケアTriple Pの対象

 子どもの行動に特定の心配ごとがあり、個別の相談を希望する保護者に効果的です。行動に関する問題が深刻であったり、保護者のストレスが高い場合には、プライマリケアTriple Pよりも、グループTriple Pの方が適しているかもしれません。
 グループTriple Pを受けたことがある方で、成果を維持していくために、あるいは新しい心配ごとに焦点を当てて取り組むためにプライマリケアTriple Pを受講する方もいらっしゃいます。
 また、セミナーシリーズを受講した方で、「Triple Pを家庭で試してみたい」という方も参加することがあります。

プライマリケアTriple Pを行うには

 プライマリケアTriple Pを行うためには、プライマリケアTriple Pのプロバイダー(ファシリテーター)養成講座に参加し、認定を受ける必要があります。Triple Pでは、プログラムごとに認定を受けて実施する必要があるため、プライマリケアTriple Pを行うためには、たとえ他のプログラムのライセンスを取得されているとしても、プライマリケアTriple Pの養成講座の受講が必須となります。

【プライマリケアTriple Pを実施するためのステップ】
① 2日間の養成講座に参加する(今はオンラインで行っています)
② 認定クイズを解いて提出し、合格点をとる
③ 半日の認定セッションに参加し(実技試験)、合格基準を満たす

 日本での養成講座は、すべてNPO法人Triple P Japanさんが主催されており、私は、オーストラリアにあるTriple P International から日本で行われるトレーニングに割り当てられているような形です。

養成講座にご関心のある方は、ぜひNPO法人 Triple P JapanさんのHPをご覧ください。

http://www.triplep-japan.org/index.html

「ファシリテーター養成」の欄に、今後の予定が書かれています。
プライマリケアTriple Pのプロバイダー養成講座は、2023年10月21日(土)~22日(日)です。

ご関心のある方は、Triple P JapanさんのHPをご覧ください。

http://www.triplep-japan.org/documents/23052305.pdf


終わりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
いいなと思ってくださった方は、ぜひ「スキ」や「フォロー」をお願いいたします!
プライマリケアTriple Pは、短い時間で効率的に相談を行うプログラムであり、個人的には現場に取り入れやすいのではと感じています。
ぜひ、一緒にTriple Pを実践していきましょう!


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