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フレームのある宇宙(箱庭):箱庭療法な空間

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2020/06/27

こんにちは。HACOです。

「フレームのある宇宙」って、語感がよいだけでなく、イメージしてみると深い言葉かなと。

無限の広がりのある宇宙にフレーム(枠)があることの皮肉さ、もしくはフレーム(枠)がないと無限に拡散していってしまう恐怖。無限と有限の融合がこの短いフレーズの中に詰まっているような気がしました。

それは、箱庭療法からも同じようなイメージを喚起します。

箱庭療法は、セラピストが見守る中でクライエントが自発的に、砂の入った箱にミニチュア玩具を置いたりして、自由に何かを表現したり、遊んだりすることを通して行う心理療法。ローエンフェルトにはじまり、カルフがが発展させ、河合隼雄が日本に導入しました。

箱の中の世界。「ザ・ワールド」な時が止まっているかのように見える世界であるはずなのに、そこにある無限の広がりや可能性。

ひとの『こころ』というもの似たようなものなのかもしれません。

「フレームのあるこころ」、、、語感はあんまりですね(笑)。こころにフレームは似合わないのかもしれません。

そして、アレです。

「フレームのある宇宙」は 『Gのレコンギスタ』第20話のタイトルでした。

その内容にもマッチして、すごく好きな言葉になっています。

フレーム(枠組み)は必要なのか、必要ないのか?
フレームがあるからこそ、それを乗り越えようとする力動が生じる可能性
枠があること、枠がある中での自由であることの安心感。

いろいろ考えますね。

それでも、こころの何かを表現するのに箱庭をつくってみるのもありです。自分では気づいていない「何か」がみえてくるかもしれません。

フレームの中に自分を表現してみることで、フレーム外の「何か」を探しに行くような、壮大な旅にでられると面白いかもしれません。

危なくなった時には、フレームがあることの安心感を思い出して。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もよい一日を。

それでは、また。


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