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1番必要な事は1番見たくない所にある

おはようございます、Rikuです。

現在大学で心理学を学んでおり、将来は心理セラピストを目指しています。

本日は「1番必要な事は1番見たくない所にある」という話をします。

これは心理学者のカール・ユングの言葉です。

日本にも「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということわざがありますが、それに似たニュアンスかなと勝手に思っています。

これって結構色んな事に言えるな〜と思っていて、例えば、自分が抱えている問題を解決する為には自分の問題と向き合わなければなりません。

でも、僕もそうですけど、解決しないといけない問題ってなるべく見たくないじゃないですか。笑

出来るだけ目を背けて見ないように見ないようにした方が楽だと思います。

まぁ、その結果、痛い目見ることの方が多いと思うので、現実逃避はあまり良い戦略とは言えませんが、、笑

だけど、問題は解決するまで着いてくる物なので、どこかのタイミングで向き合わなければならない時が来ます。

つまり、問題の解決という「必要な事」は、問題という「見たくない所」にあるという事です。

他にも、「恐怖」にも同じ事が言えます。

恐怖心は、怖いものを避ければ避けるほど強くなっていきます。

実は、恐怖症のメカニズムがこれで、トラウマや怖い経験によって特定の物を避けるようになると、その物への恐怖心が強くなるというのが恐怖症です。

余談ですが、僕も雷恐怖症で、雷が鳴ってる時は基本外に出れません。

というより、厳密には、中学校くらいから雷がお怖くて、鳴ってる時はなるべく外に出ないようにしてたら、余計に怖くなったという感じです。

こんな感じで、怖いものは避ければ避けるほど余計に怖くなっていきます。

だから、恐怖心に打ち勝つには、自分の怖いものと向き合わなければなりません。

出来るだけ目を背けたい怖いものをよく見ないといけません。

恐怖症の治療に用いられる暴露療法の目的はまさにこれで、怖い物を見る、恐怖と向き合うという所に意味があります。

これもまさにユングの言葉と同じで、1番見たくない所に大事な事があるという事です。

怖いものや出来れば目を背けたい物と向き合うのってすごい勇気のいる事だとは思うんですが、自分にとって1番大事な事がそこにあるんじゃないかなと思うので、一度勇気を出して見てみてください。

そして今回引用したユングの言葉はギリシャ神話から来ていて「ドラゴンと金」という話から来ています。「金」はmoneyじゃなくてgoldです。

ギリシャ神話の中では、ドラゴンは地中に住んでいて、自分の元に金を大量に持っていました。

金はものすごく価値の高い物で、誰もが欲しいものだったんですが、手に入れる為にはドラゴンのいる地中に行かないといけないという話で、そこから得た教訓だと言われています。

ギリシャ神話やおとぎ話は、教訓や学びになる事が多いですので、一度読んでみてはいかがでしょうか?


それからもう一つ、これも余談なんですが、途中で出てきた恐怖症やその他精神疾患において、カウンセリングを受けた方がいいか、もしくはセラピー、治療を受けた方がいいかの判断なんですが、生活に支障が出てたら受けてください。

当たり前のように過ごしていた日常生活に何か変化や支障が出始めてるなと思ったら、一度カウンセリングを受ける時です。

迷った時の判断基準はそこでいいかなと思います。ぜひ参考程度に👌


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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