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その収縮は合っているのか説

こんにちは。STUDIO RのKeikoです
説シリーズ#7 今回は!
新しい分野の仕事をするようになって
見直ししている課題についてです

5月からひなたレディースケア
お仕事をさせてもらうようになって
産後ケアや婦人科系への取り組みは
「リハビリ」です

私が長く携わってきたピラティスより
もっと前段階の本質的な骨盤内の機能を
取り戻すリハビリがものすごく必要な
時期があると気づきましたので
今日は学びから
もう一度、ピラティスでのインナーユニットの
使い方について見直すことにしたのです


インストラクターが習うインナーユニット

ピラティスを習う段階で少なからず
インナーマッスル(深層部筋)の構造や
その働きを学びます

実際に働いているのか、機能しているのかを
判断することがインストラクターの方々でも
目に見えて判断できない分、
動作やエクササイズの質などによって
判断することになります

その分、観察力やプログラミング、
エクササイズレベルによって
その見分けは難しくなりますから、
お客様がきちんとできているか
把握するのは、正直曖昧になることが
あると思います

”なんとなく、できているからいいかな~”
となってしまうことがあるのではないでしょうか

ただもし、これを追求しすぎると
1つもカラダを動かさずに
1レッスンが終わってしまう。

”なんだ、ピラティス全然動かないな~”
”説明が難しいからなんか、つまらないな~”

と思われてしまうのが、恐ろしくて
ついつい、
今日はいいか。と

専門的な事を学んだ人ほど、収縮タイミングがずれる

ということで、
インストラクターの方々が
どういったインナーユニットの
使い方をしているかチェックしてみたのです

インナーユニット(主に腹腔圧の領域)
に限りますので、もちろん胸腔、全身を
考えないとなりませんが、
まずは

骨盤底筋、腹横筋、多裂筋、横隔膜(呼吸)
この収縮のタイミングと量(力)を
観察してみました

そうすると
養成コースなどを卒業している
インストラクターの大半は
専門的な用語、日頃からのキューイング慣れ、
こうすれば、お腹にちからが入ると
知っているので若干のズレが
起こっていることがわかってきました

まず、多いのは

  1.  お腹を平らにする(腹横筋)が早い

  2.  呼吸(横隔膜)を固めるのが早い

どういうこと?

1.は
息を吐く前に、腹横筋を「締める」「凹ます」
その感覚が早すぎます
見た目でわかりやすいので、収縮のスイッチが
思っているよりも前に反応している状態です

2.は
息を吸うときに横隔膜が下がるのが
十分ではない前に、息を吐いて
腹部を固めてしまうのが早いです
そうすると、柔軟性のある肋骨が閉じず
ただ苦しそうに見えるのです

なぜ、タイミングがズレたのか

この1と2の現象は おそらく、
インストラクターの方々が日頃接している
お客様の直したいところと一致するのでは。

うまく言っていない事をなんとか、
修正するために、キューイングし
フォーカスし、それらを良くしようとして
過剰になってしまったということ

なぜ?

それは最初に話した
深層筋が働いているか目で確認できないので
まあ、いいか~
となった部分を見落としているから。

呼吸や肋骨の動き、お腹の見た目は
目や音で確認できますから
つい、そこにフォーカスが当たってしまうのです

骨盤底筋の収縮タイミングを見直す

上記の流れを続けてしまうほど
下面部からのサポートはもちろん、
ある程度は収縮していると考えて、
大けがになることはないと思います

ただし、産後や腰痛、肩こり、頭痛、
自律神経系などなど
様々既往歴を持っているお客様の場合、
もちろん、インストラクターの方々も含め、
エクササイズが上手くいかないと感じたら、
きちんとインナーユニットの収縮の
タイミングを見直すことをお勧めします

収縮のタイミングは、正直
モニターをつけて数値で計ったりするわけ
ではないので、観察力、触診力、
筋収縮と関節の動きのタイミングなどの
スキルが必要です

時期をみてワークショップします

スタジオでは、スケジュールを調整しつつ
この収縮を見直すインストラクター向けの
ワークショップをやろうと思っています

自分の収縮のタイミングを見てほしい方、
興味関心、希望の方がいましたら、ぜひ
スタジオまでご連絡ください😍
対面・オンラインでもOKです♪