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150人規模のアカペライベントを企画して学んだことメモを公開します

先日、こんなイベントを開催しました。

発祥はポルトガルのお祭りですが、日本でもちらほら実施され始めているアートイベントです。今回は特設ステージを組んで、生アカペラライブも組み合わせました。

当日は150人以上の方が見に来て下さり大盛況。事前企画として実施した子ども向け傘アート体験会も、ほぼ満席で、イベント自体は大成功に終わることができました。

とはいえ、やってみたらやはり色々反省も出るもの。特に今回、開催資金集めとして実施したクラウドファンディングは、成功率88%と言われながら、終わってみれば達成率は20%程度。資金集めの難しさを痛感する結果となりました。

このnoteでは、もしまた今度同じような企画をすることがあったとき用に、学んだことメモを残しておきたいと思います。

同じようなイベントをやりたいと思ってる人、ぜひ参考にしてください!僕と同じ失敗をせず、より良いイベントを作ってもらえればと思います!

制作ができる人を巻きこめ

チラシ、HP、クラウドファンディングページ、SNS広告素材など、思ってた以上に制作物が発生しました。

僕の奥さんが、元制作畑の人間だったので、ディレクション:夫 → デザイナー:妻の体制で回したのですが、本当はディレクションもちゃんとできる人を巻き込むか、デザイナーさんに運営に直接関わってもらうべきだと思いました。

時間かかるし、制作物は直接イベントの顔に関わります。できればプロの手を借りたいところ…

SNS使い倒してる人に反応してもらう工夫を

運営3人ともSNSに疎かった。結果SNSでの盛り上がりは、体感としてはかなり少なかった、です。

息を吐くようにツイートする人とか、活きたフォロワーを抱えてる子を巻き込めたら、もっとよかったと感じます。

イベント用のアカウントを立ち上げたほうがよかったかどうかは判断しかねています。フォロワーゼロではツイートしても無駄だし、それならオリジナルのハッシュタグを設定して、各自のアカウントでツイートしてもらうほうがよかったですね。

自分の感覚では、運営がイチからいわなくても個々人で宣伝してくれるとのだと思っていたけれど、そのへんの温度感は人それぞれ、ということを学びました。

次はツイートしたくなる工夫、空気感とか遊び心とか、そのへんもトライしてみたいです(むしろ、そこが運営の腕の見せ所だったかも?)

クラファンはローカルイベントには不向き?

これが一番の反省。成功率88%と言われながら、未達成で終わったのは、完全に設計の甘さだったと思っています。

<スタートダッシュの重要性>
-プロジェクト開始から24時間以内に1件でも支援の入ったプロジェクトの成功率は、約59%です。
-プロジェクト開始から24時間以内に目標金額の10%以上支援が集ったプロジェクトの成功率は、約88%です。
-プロジェクト開始から24時間以内に目標金額の20%以上支援が集ったプロジェクトの成功率は、約94%です。
というデータがあります。

(引用元:CAMPFIREデータ)

今回、スタートダッシュは比較的良くて、スタート初日中に目標の10%以上支援を集めることができていました。が、完全に失速し、知り合い以外からの支援をうまく集めることができず、目標未達成となりました。

そもそもローカルイベントは、

・現地に来れる人が限られている
・イベントにきて感じる体験が価値なのでモノがない

この2つのハードルを乗り越えないと、クラウドファンディングするメリットが薄いです(たぶん…)

ストーリーもさることながら、リターンの設定が本当に難しくて、なんせモノがない。

他プロジェクトのリターンやCAMPFIREの営業さんに相談して、色々な視点から考えたつもりではありましたが、振り返ると、特にエリア外の人たちが興味を持ってくれるリターンは設定できてなかったようにも思います。

では、どう捉えるのがよかったのか?

「リターン=前売り」と考える

当日買うより先にクラウドファンディングで買ってたほうが定価より安く買える、という設計が双方にとって一番メリットが大きくなります。

今回のプロジェクトでは、出店店舗さんに協力をお願いしたので、運営費に回せるように商品以外の付加価値と合わせてリターン品として設計する必要がありました。結果、どうしても値段が高くせざるをえない。

これは設計が破綻してたなと、非常に大きな反省となりました。

チケット制のイベントなら、席を指定できるとか、前売りなら安いとか色々工夫できたのですが、チャリティだと本当に難しい。メリットが出せない。

チャリティイベントとして、地域を盛り上げることに共感、応援したくなるようなストーリーをうまく表現できなかったことも敗因かなぁ…

やっぱり制作の相談ができる人が欲しかった、かも。。

地方紙の威力がすごい!webは…

今回はアンケートは取ってないので、はっきりした計測はできてませんが、何名かの方に聞いてみたところ、イベントを知ったのは、地方の情報誌だったそうです。

FBやインスタ広告を市内配信でいくらか出したんですが、見ました!という人は、、ゼロでした。

むむ…悲しい。。

「みんなで作る」には、積極的に意見を求める?

イベント企画は、どうしても運営だけで考えがちになるんですが、当日の手伝い以外でももっと出演者を巻き込めると良かったかも、と思っています。

やりたいことは全部運営が用意して、宣伝と集客だけ手伝って、と言われても自分事化しきれないのかな、と。

これについては、キンコン西野さんも言及されていました。

具体的にどうやったらいいのかはあんまり見えてませんが、もう少し小さな規模の企画から試して行こうかと思います。

当日は指示出しに徹するのがベター

運営3人とも当日はどうしてもバタバタしてしまいがち。でも、だからこそ手を動かすのは極力に控えて、指示出しに徹するべきだったと思いました。

誰々がいない!電話して!みたいなのが乱発されてて、作業が止まったり、バイトさんを戸惑わせたりしてしまったので笑

おわりに

色々書きましたが、当日は大盛況でしたし、学びも多く、僕としては本当にやってよかったイベントでした。

来てくれた人も出てくれた人も、みんなから楽しかったと言ってもらえて、最高の一日でした。

次はもっと面白いこと、考えたいと思います。では!

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