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心身のブレーキを適切にかけられなくなった時に読むnote

忙しすぎて心も身体も休まっていないあなたへ


それは多忙によりブレーキが効きにくくなっている…何なら壊れてる可能性だってある


仕事や問題点が次から次へと出てきたのを対処し続けたり、休日のはずなのに仕事をしてしまったりと…要は無自覚に働き過ぎなのだ


今回のnoteは実体験も元に、心身が破綻する前に読んでほしい読み物として、自戒もこめて綴っていくnoteとなります※ほぼ読めます


ではよろしくおねがいします

 
 
 
 
 
 
 

仕事の区切りがつく度に報酬系が出るようなら立ち止まってみよう

報酬系?なんのこっちゃ?と感じていると思うのだけど、以下の状態をまずは想像してほしい

心も身体も疲弊してロクに休めていないのにも関わらず、一仕事片付く度に達成感が出て、もっとやらなくちゃと思ってしまう状態
(➠その達成感(のようなもの)を得たいが為に、休みたいとは言いつつもリセットする事もなく、次から次へと目の前に迫る仕事に手を出している状態)


こんな状態の時はブレーキが壊れてる可能性があるので、ブレーキの再定義、そして再構築をする必要性がありますよって事



どういう事かというと、

その仕事自体が自分で作り出したもの、もしくは、自身で取捨選択をした仕事を次から次へと達成していくという事ではなく、


一方向性の与えられる、もしくは、自分の意図とは反して差し迫ってくる仕事を仕方なくこなしている内に、ゴールの見えない中、ゴールではなくただ一区切りついたという小さき達成感で報酬系が働くのが問題なのかなと…

 
 

決して小さき達成感が出る事自体を否定しているのではありません


問題だと思うのは、発生しているシチュエーションが問題だよねって事なんです

要は上記のシチュエーションは、小さい事でも感動できるんだ!とか達成感が得られるんだ凄い!というポジティブなものでなく、自身を守らざるを得ない故の…防衛本能で起きている、ある意味ネガティブな事ではないかって事


なぜかというと…

 
 
 
  
 
 

体内の報酬系とは?

ここでようやく体内の報酬系の事について触れようと思いますが、そもそも報酬系とは…

有益な刺激との接触を最大にし、かつ有害な刺激との接触を最小にすることに起因 ➠ 誘因行動を引きおこす刺激の総称
 
報酬の主な機能は以下の3つ
連合学習(すなわち古典的条件付けとオペラント強化)を生み出す

意思決定に影響を及ぼしアプローチ行動を誘発する(報酬刺激に動機付けに関する際立ちを割り当てることによって)

肯定的感情。特に喜びを誘発する
 
 
つまり報酬であるか否かは、脳の状態に依存して、主観的な快体験を起こすかどうかという事で決まる。客観的にそれが報酬であるかどうかを測定するには、誘因行動を引き起こすかどうかを測定するのが一般的

……



端的にまとめると

報酬を認知することで、連合的学習を作り、アプローチと正常な行動が誘発され、肯定的感情(快体験)が促進される為、生存および生殖の可能性を高める役割を果たしている

という事です



だからこそ、本来なら生存を高めるはずの報酬系が、身体は疲弊し心もボロボロになってきた状況なのにも関わらず、更に助長させるかの如く出ちゃってるって事が、ヤバくね案件(急に語彙力バカ)だなと思うんですよ(´・ω・`)

 
 

そのような時は、今一度ブレーキを再定義➠再構築する必要性があるんです

 
 
 
 
 
 
 

なぜブレーキを再定義しなくちゃいけないのか?

そもそもの前提として、辛くなった時に先に折れるのは氣持ちからだよなとは思っています


順番としては、意志➠身体➠精神➠魂の順と捉えているのだけど、自身の中の破壊までの大まかなイメージとしては、

辛いのにも関わらず、心のブレーキがかからずに突き進んでしまい、身体は疲弊し動けなくなって、動けない事に失望し精神を病み、魂が壊れてしまう

という一連の流れ

 
 

一度精神が壊れてしまうと回復にも時間がかかり、ストレス耐性の上限も下がってしまうイメージなので、精神まで壊れる前の早めのリカバリーが大事という事

※下のストレス応力ひずみ曲線↓のようなイメージ

画像1


 
 
 

早めのリカバリーが大事なんだと改めて認識を増して頂けた所で話を戻しますが、

ブレーキの再構築より前に再定義をしなきゃいけない理由としては、

ブレーキとしてガバガバになっていて、破損に向かう事が容易に想像できてしまう、機能面での不安を残したままの状態から再構築するのは危ないって事

 
 
 
 

イメージとして

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多忙な時期を100km/hで走っているとして、カーブ(危険ポイント≒破損する確率の高い場所)に差しかかる前に、減速しないと破損する可能性が高まるとする


貨物(平均した仕事量)を載せた状態の時には、カーブ手前でブレーキを効かせて60km/hまで落として進むのが、最適であり破損しづらいと経験上理解している場合、

・Aの時は順守し、無事にカーブを曲がれた
 
・Bの時は少しオーバーしてしまい、カーブを曲がれず軽く脱線した
 
・Cの時はブレーキを効かせたはずなのに、反応しなかったので激しく脱線した
 
・Dの時はたまたま手伝ってくれる人もいたりと不確定要素が上手く絡み合った結果、オーバー気味でもカーブを曲がれた


…となった時に、AとDのパターンは曲がれたという事実は同じであるものの経過は違いますよね?


たまたま上手く乗り越えられただけなのにも関わらず、じゃあ忙しいし60km/hじゃなくて75km/hに落とせばいいんだという短絡的な考え方は危ういです

 

運要素により、たまたま上手くいった事例は排除するか考察を重ねて汎用性があるのかどうかを追求すべきです

運要素に自分の心身の変化を委ねずに、対処できる事はしっかり対処するスタンスが、最適にブレーキを働かせる事かと思います

 
 
 
 

パターンCの考察

上記のパターンの中では、一番早急に点検して再定義し、再構築しないといけないパターンです

BとCは脱線という事実は同じだけど、脱線における衝撃が違います

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上記はイメージですが、Bは0から少し進んだ所で止まったのに対し、Cは0からかなり進んだ所で止まり、もう少しで塑性域に入ってしまう位の衝撃なんですよね

※塑性域に入ると0には戻れない。詳しくはこちらのnoteをご参照ください


この状態こそ、冒頭で述べた多忙によりブレーキが効きにくくなっているか、壊れてる可能性がある状態…対処は早めにするべきです(対処方法は後々)

 
 
 
 
 
 

貨物量(仕事量)がいつの間にか定量オーバーしていないか

締切が迫っている・人手が足りない・時期的に仕事量が増える・現状打破の為にがむしゃらに動く等の多忙ゆえに速度(現状速度の維持)を緩めたくないだけなのかもわかりませんが、そんな速度超過しがちな時は注意が必要です


何故なら仕事にのめり込むあまり、定量を推し量るブレーキも効いていない事が多々で、貨物量(仕事量)が、積載量ギリギリまで増えている可能性がある

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イメージの通りですが貨物量が増したら、それを引っ張る力も増します = 一度進行方向に進めば、慣性で力が少し加わり続けながら進むかもしれませんが、止まった時に受ける衝撃や止まった所から動き始めるまでのエネルギーは膨大に消費します


止まる時っていうのはトラブルの事ですね

勢いの力がかかるイメージとしては、下記のようにN倍くらいかかるイメージ

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ただでさえ疲弊しているのに、更にエネルギーを使うサイクルは危ういのです

 
 
 
 
 
 

再定義するコツ

世間的によく聞くような話ですが、私も独立し始めの時に仕事を受けすぎて体調を崩しました


その時は、安定を目指すような将来への不安からくる焦燥感のようなものではなく、せっかく自由になったのだから目に映る範囲・声をかけてくださる範囲を、どうにか全て良き方向に持っていくんだ!という謎の使命感に駆られてだった氣がします


なので本当は移動時間なのにも関わらず(私の仕事は出張形態の鍼灸マッサージ業なのですが、そもそもギリギリにスケジュールが組まれていた)、
急性の腰痛ですというようなご依頼連絡がくれば、その(ギリギリの隙間)時間にご対応させて頂きますと無理矢理スケジュールを入れていたのです
 
そうしていたら、案の定ですね…

 
 
 

ペースが崩れ数日寝込み、1ヶ月半はまともに働けず休み休みのような形で施術に伺っていました


冗談抜きで体調が崩れると様々な方面に影響を及ぼし、ご迷惑もかけてしまう

…その事は頭ではわかっていたつもりでも、実際は崩してから氣がつきました(´・ω・`)


そこから私の対処法としては、


一定以上にならないようにルールを言語化し、明確にするでした

 
 

例えば

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日々を取り巻く事象を出来るだけ図示化したい僕が、どのように捉えて考察したのかをまとめた記事です。何かのお役に立てれば嬉しいです\(ϋ)/

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