不溶性食物繊維のβグルカンの含有量がキノコ類では群を抜く‟舞茸”とはいったい?!
腸内細菌のエサとなる食物繊維を詳しく分析していくと、キノコにたどりつき、ここ最近はキノコを追い続けていますが、今日は、舞茸になります。
この舞茸ですが、不溶性食物繊維のβグルカンがキノコ類の中でも群を抜いて多く含まれています。βグルカンが多いと言うことは、免疫調節作用が強く働くということです。
科学的に見てみると、舞茸には、抗腫瘍多糖であるMD-フラクション(βグルカン)と抗炎症作用を示すアガリン酸エステルが含まれています。
要するに食べると免疫力がアップするということですね!
栄養素としては、ビタミンDやナイアシンなどのビタミンB群、亜鉛も豊富なのですが、ビタミンDの前駆体であるエルゴステロール含有量はキノコ類の中でもトップクラスです。
しいたけも様々な栄養素に加え免疫力アップが期待できましたが、舞茸もあなどれませんね。
そして、舞茸にはたんぱく質分解酵素のプロテアーゼが多く含まれています。ただ、このプロテアーゼは人の小腸内で分解酵素として働くことはなく、消化されアミノ酸に分解されてしまいます。
しかし食する前に、例えばお肉と一緒に漬け込んで調理すると、肉のたんぱく質を分解してくれるとのこと、お肉を柔らかくいただける効果はあるようです(農林水産省HPより)。
昨日も触れましたが、お鍋に入れるキノコはいつも迷います!?その時の値段で決めるときもありますが、キノコが持つ効能を理解しておくと、値段だけで決めることはなくなるかもですね!?(笑)