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どんな生徒にも先生にも届く!小中高大学生2,000名以上に届けてきた「プロティアン・キャリア教育」

こんにちは!プロティアン・キャリア協会の広報マネージャー今西です。
私たちが届けている「プロティアン・キャリア」の考えは、大人だけではなく子ども達にも伝えている考え方です📝
プロティアン・キャリア協会の「教育ラボ(※)」メンバーを中心に2022年からキャリア授業をスタートし、2024年3月時点で小中高大学生併せて2,000名以上に届けています🎉

ちなみに最初の授業は2022年、三田国際学園中等部にて実施。
プロティアン・キャリア協会のアンバサダーでもある三田国際学園中学教頭 内田先生と共に授業を創り上げました。

今日はプロティアン・キャリア協会の教育ラボを牽引するお二人に「プロティアン・キャリア教育とは」をテーマにインタビューしましたのでお届けします!
普段プレスリリースでは語り切れていない根っこの本音トークをお伝えしたいと思います‍💡

(※1)プロティアン・キャリア協会のラボ活動は本記事の最後に詳細を説明しています!


🟥キャリア教育への熱い想いを語ってくれた2名を紹介

インタビューの日は神奈川県向の丘工業高校で授業を実施した日でした!
プロティアン・キャリア授業では「みんなが打席に立つ」ということも意識しています。そのため、色んな経験を持ったプロティアン・キャリア協会のメンバーが講師として登壇しています。講師が一人ひとり違うように、生徒も一人ひとり異なるので、よりたくさんのイキイキと働く講師と混じり合うことで生徒のみなさんにとっての学びへつながっています。

授業前にみんなで撮影した1枚。久保内さんは最前列写真中央(赤いお洋服)、山本さんは最前列の右から2番目(紺のジャンパー)の方です!

山本幸治さん🧑‍🦰

2024年前期の教育ラボリーダー。ラボ発足後、半年後にジョイン。若手・リーダー・マネジメント層の人材育成や組織開発に興味関心があった。これまでの経験から成長のカギは「変化した経験」ではないかと考え、このアダプタビリティを深掘りする中でキャリア教育へたどり着く。

山本さん「小中高と進学する過程においては環境変化に対して受け身になりがちですが、『ここの学校に行きたい』『友達を積極的につくりたい』などの自ら意思を持って行動することが大切です。パーソル総合研究所の調査(※2)でも大学選択の際の「自己決定の度合い」(意思の反映の程度)が高いと、入社後のキャリア自律度が高いという結果が出ており、キャリア教育の必要性を感じています。」

(※2)2021年8月発表:パーソル総合研究所 シンクタンク本部実施「従業員のキャリア自律に関する定量調査」について
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/career_self-reliance.pdf

久保内晶子さん👩

プロティアン・キャリア教育を教育現場に届けたいという思いでプロティアン・キャリア協会にジョイン。教育ラボの広報担当として、各学校と連携。現在は当協会のインナーブランディングも担当。

久保内さん👩「プロティアン・キャリア理論を小中高大学生に届けられたら教育界が変わるのではないかという強い期待がありました。
プロティアン・キャリア授業は生徒の皆さんと直接触れ合いながら届けたいという想いで、無償授業でスタートしています!」

山本さんは環境の変化という「アダプタビリティ」の観点から、久保内さんは自己理解という「アイデンティティ」の観点からプロティアン・キャリア教育へ興味を持ったのですね!

🟥自己理解・他者理解で多様性を認める、プロティアンのキャリア教育

久保内さん👩「大学生との面談を年間800件を10年間ずっと見ていたのですが、社会に出る就職活動ですら受け身の人が多い。自分の手が届くところに合わせる選択をしてしまいがちです。自分がこれをやりたいという自律性をどのように育てたらよいのかを考えていく中で、小学校からのキャリア教育を導入したいと考えました。

向の丘工業高校で授業をする久保内さん

山本さん🧑‍🦰「小学校低学年は周りを気にせずに、『あれがほしい』『これがほしい』を主張できる年齢なんですよね。そこから『周囲と同じようにしなきゃ』などだんだん周りの目を気にするようになり、主体性が失われていくような気がしています。成長過程ではあるんですけどね。
例えば『ゲームが好き』など好きな物を言いにくい状況になってきます。これにより自己肯定感が下がってしまいます。これは結構小学校の先生から声をいただくことが多いです。
小学校では『自分は何が好きか相手に伝える』自己理解、そして『相手を知る、相手に知ってもらう』という他者理解を大事にしています。授業ではギフトと呼んでいます🎁」

小学校でのキャリア授業の様子

久保内さん👩「小学校低学年では他者と違いを感じると『それはおかしい』などを言いがち。大人が『おかしくないよ』と伝えることが大事なんですよね。
でも私たちはこんなに知っているけど、不思議とわが子にはできないんですよね(笑)だから保護者がキャリア教育をするのは難しいのも承知しています。
いかに子ども達の芽をつぶさずに行うかが特別授業の醍醐味。
外部講師だからこそ、傾聴して認めるというキャリコンの引き出しが使える瞬間なんですよね。目の前の人の人間性そのものを大切にするパーソンセンタードアプローチという方法がまさにキャリア教育には適しています。

山本さん🧑‍🦰「結構勘違いされやすいんですけど、自己肯定感を高めるというのは嫌い・苦手なものをなくすのではなく、嫌い・苦手も含めてありのままを認めてあげることなんです。
多様性を認めるというのはみんなとの違いを認めるということ。
できなくても良い、できないから助けてもらおうという思考になれるといいですよね。」

久保内さん👩「なぜ子ども達は苦手だと思ってしまうかというと、それは比較が原因なんですよね。棒グラフで自分の強み・弱みを考えるのではなく、自分一人の円グラフで考えるのが自己理解!

山本さん🧑‍🦰「子ども達は普段の日常では友達の得意・不得意はすでに見ているんです。それを表現する場がないので、キャリア教育で実施しています。高校生ですらそれがなかなかできないので、キャリア授業を実施する意義があると感じています。」

久保内さん👩「プロティアンの授業は講師が失敗を自己開示しているのもポイントですよね。これが一人ひとりの講師の存在が活きるところ。失敗ではなく、経験。

山本さん🧑‍🦰「実は成功ではなく、失敗のところに子ども達は興味があるんですよね(笑)ライフラインチャートを見せながら、イキイキと話している様子を子ども達が見ると、その時は失敗でもあのときの経験が活かされるんだと気づくことができます。これは周りの大人達が伝えていくことが大事です。学校のテストの点数や部活など、色々な評価をされる場面がある中で『それでも大丈夫。』と教えてあげたい。

サレジアン国際学園で授業をする山本さん

🟥どんな生徒にも先生にも伝わるプロティアン・キャリア教育

ありがたいことにプロティアン・キャリア授業は小中高大学生、学部、工業/通信など多種多彩なところで実施してきました。どんな人にも通じる、どんな生徒にも先生にもやり方次第でプロティアン・キャリアが心にグッと伝わることが分かっています。
「キャリアは生き方」です。未来に対して一人ひとりが希望を持ってほしい、ワクワクしてほしいとプロティアン・キャリア協会は思っています。

最後にお二人から今後の活動への想いを語っていただきました。
山本さん🧑‍🦰「親御さんや先生など学校関係者にも同時に多方面からアプローチもしていきたい。キャリアは蓄積なので継続していきたいですね。」

久保内さん👩「先生からは『自分自身のキャリアについても考えさせられた』とアンケートでどの学校でも必ずいただく。一発授業だけでなく、普段生徒たちと関わる先生がキャリアという視点を伝えることで教育界が変わると信じています!」

🟥教育ラボは「2024年プロティアンアワード」でグランプリを獲得🎉

2024年3月2日に実施したプロティアン・キャリア協会の4周年記念イベントで実施された「2024年プロティアンアワード」で教育ラボがチーム賞そしてグランプリを獲得しました。活動頻度、社会貢献度などはもちろん、何よりも、多くのプロティアンメンバーが教育ラボに投票していたのが印象的でした!2024年の活動も一緒に応援していきたいと思います。

「2024年プロティアンアワード」の様子

※ラボ活動とは協会理念「プロティアン・キャリア理論の普及による組織と個人のより良き関係の創出と、個人の主体的な自己変革型キャリア開発支援」を実現するために、当協会の認定者が自主的に運営する研究所です。
2021年に設立以来、キャリア教育、若手、ミドル、シニア、アイデンティティ、アダプタビリティ、育児、女性、アスリート、組織開発ラボの合計10のラボで活動しています。

プロティアン・ラボ活動

興味がある方はまずはプロティアン・キャリア協会の検定・講座からどうぞ✨

以上です!

プロティアン・キャリア協会では、一人一人が、それぞれの持ち場で力を発揮し、組織と個人のより良い関係構築の促進を応援しています。

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