上司の弱点は指摘するな。

今日の出来事。

社長が、「仕事が遅い」と私を詰る。

進行中のプロジェクトに対してだが、現在新製品の物撮りの段階。しかし、手元に一切物はない。試作製品の物もない。

試作製品さえあれば話は進むが、締め切りは過ぎている、試作製品の段取りを取っているのは社長。

「物がなくて、一体何を物撮るのか?」

製品イメージの写真は用意してあるが、その構図に対しても、ああだこうだとダメだし。

「それって社長の感想ですよね?」認識の違いですね。事前に確認取っておけばよかったですね。申し訳ないです。

以前から言ってみたかった言葉を口にした。

「なんだその態度は?」

現場の空気が張り詰める

「なら現物早く手配してくれ、現物待ちで5日も過ぎてる」

負けない私。

「カメラマンの手配が出来てないだろ早くしろ!」

声を荒げる社長

「話はつけてあるけど、無いものをどう写真とんねん」

腰に手を当てたまま話を聞く私。

「お前の態度はなんや!?」

さらに怒声がこもる社長。

黒田官兵衛が言うように、上司のミスや弱点を指摘したところで、現場の空気も悪くなるし、一つもメリットはない。

羽柴秀吉を天下人に押し上げた人物が400年前に口にした言葉だが、本当に人の本質というものは、変わらないのだろうな、と思った一日。

お昼ご飯は仲直りに2人でカレーをたべた。


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