#5 マンション界のメジャーセブン
こんにちは、不動産コンサルタントのShimadaです。
今回はマンション界の大手7社、通称メジャーセブンについてのお話です。
これからマンション購入を検討している方は知るべき内容ですので、必見です。
メジャーセブンとは?
そもそもメジャーセブンとはマンションデベロッパー大手7社が提携して運営している新築マンションのポータルサイトのことを指します。
その提携している7社は以下の通り。
住友不動産
大京
東急不動産
東京建物
野村不動産
三井不動産レジデンシャル
三菱地所レジデンス
どれも必ずと言っていいほど聞いたことがある会社ばかりですよね。
ファッションブランドのようにマンションにもブランド名があります。
電車内の広告や雑誌・TVコマーシャルでも見かけたことがあるかと思います。
服やカバン、アクセサリーの高級ブランドはその価値が落ちることなく一定の価値を維持し続けますよね。
市場において「ブランド力」というのは大きな要素であり、消費者を惹きつける存在でもあります。
マンションでもその「ブランド力」は資産価値に直結するほど重要な要素です。
それぞれの会社のブランドは以下の通り。
住友不動産 ⇒ シティテラスシリーズ
大京 ⇒ ライオンズシリーズ
東急不動産 ⇒ BRANZシリーズ
東京建物 ⇒ Brilliaシリーズ
野村不動産 ⇒ PROUDシリーズ
三井不動産レジデンシャル ⇒ パークホームズシリーズ
三菱地所レジデンス ⇒ ザ・パークハウスシリーズ
聞いたことがあるマンションシリーズ、いくつありましたか?
PROUDやBrillia、ザ・パークハウスはCMでも見かけることが多いのでご存じの方も多いかもしれませんね。
PROUDのCMは山下達郎さんの曲が印象的、ザ・パークハウスのCMは直近のもので香取慎吾さんを起用していましたね!
大手デベロッパーのマンションは何がいいの?
さてご紹介したメジャーセブン、各社が手掛けるマンションは何が違うのでしょうか。
それぞれの要素を上げていきます。
①立地が良い場所にマンションが建てられる
立地の良い場所にマンションを建てられることが出来るということは、動かせるお金を多く持っていることです。
そう、大企業しかなしえないことなんです。
東京は建物を建てる土地が年々無くなってきているのが現状。
どこかに土地が売られるという情報が入ると各社で入札ということになる。
競合相手はマンションデベロッパーに限らず、ホテルや商業施設等が競合することもあり、土地の取得の為に多額のお金を積まないと出し抜くことが出来ません。
マンション事業は基本的に投資額に対しての回収が2~3年後となるので、企業体力が高くないといい土地にマンションが建てられないという形になる。
良い土地が取れるということは注目も大きい。
その注目の大きさがまたブランド構築一役買うことになる。
②グループ会社でフォローできる安心感
大手マンションデベロッパーはマンション事業の一連の流れである、製造・販売・管理についてグループ会社でフォローし合える体制が整っている。
これは消費者側からすると「グループで見てくれている」という安心感につながり、高額なマンションの購入に結び付く要素にもなる。
特に管理の部分は購入後から長年のお付き合いになるので、管理のクオリティは非常に重要であり、資産価値にも影響してきます。
野村不動産の管理会社は住まいサーフィンが実施している管理会社満足度調査ランキングにおいてこの調査が開始してから11年連続1位を獲得している。
手厚いフォローとサービスのクオリティが高いことを表しており、世間的には「野村不動産のマンションは管理が素晴らしい」という認識になり、物件売却時の高い流動性や価格の安定にもつながってくる。
③大規模なマンションや公共施設・商業施設とタイアップ
企業の規模が大きいと大規模なマンションを建てられることができます。
大規模なマンションはその街のランドマーク(象徴)となる例も多々あり、マンション自体の認知度も高くなるメリットがあります。
例えば「六本木、ビル」この単語で思いつくのは六本木ヒルズではないですか?
このように大規模なマンションはその認知度が資産価値を高めます。
区役所や商業施設、そして駅などとタイアップしたマンションを造ることも出来るのが大手企業の魅力です。
豊島区役所は東京建物とタイアップし「Brilliaタワー池袋」を作りました。
豊島区役所庁舎と一体となったタワーマンション、資産価値も高いものとなります。
デザインも有名建築家・隈研吾氏が手掛けています。
こちらのマンションもそうですが駅直結のマンションも資産価値が非常に高いと言えます。
勤務先も駅直結のビルだったら雨でも傘が要らない生活できちゃいますね!
このように規模感やマンションだけに囚われない開発を出来るのも大手の魅力です。
メジャーセブンの市場シェア
メジャーセブンの手掛けるマンションはマンション市場においてどれほどのシェアを占めているのかというと、約27.5%!
なのでおおよそマンションが3つあればそのうち1つがメジャーセブンのマンションという計算になります。
MAJOR7サイトより引用
さらにマンションの供給戸数が多い首都圏だけに絞って見てみると、なんと44%!
目に入るマンションの大半はメジャーセブンのマンションということになります。
市場のシェアが高いということはマンションの相場の安定にも繋がります。
約12年前のリーマンショック時には多くのマンションデベロッパーが倒産となっていきました。
そのとき市場では在庫を抱えることを嫌がり、いわゆる「マンションの投げ売り」が行われ、マンション価格の大幅な値引きなので相場が荒れた過去があります。
企業体力の高い大手企業であれば、在庫を抱えても大きな値引きなどは行わず抱え続けることもでき、相場を安定させることができます。
所有者からすればその点も資産価値が安定する要因になるので安心、ということになる。
メジャーセブンの首都圏における市場シェアの推移を見てください。
MAJOR7サイトより引用
12年でシェアを24%から44%に伸ばしています。
リーマンショックで相場が下がったときのシェアに比べるとその数字は大幅に伸びています。
これだけシェアが大きいので首都圏のマンション相場も安定することに繋がるといえます。
これからマンションの購入を検討される方はこのマンションのブランドにも注目して検討してみてくださいね。
ではまた次回もよろしくお願いします😋
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