ガラスの心
だれにも言えない
きっと分かり合えない
あの日、おやすみを言った
夜からキミは眠り続けたまま
無言が胸を突き刺す
時に人はナイフより
残酷になる
ボクは本当は知っていた
キミの表情の違いを
見ないふりをしてた
キミの心の扉は
どんな言葉も
傷つけると わかってたから
白い部屋の真ん中で
今、静かな夢を見てる
息を吸うことさえ
躊躇うくらいに
優しい横顔で
机の引き出しに
隠されていた日記帳
最後の空白に
刻まれた真実が
キミの心を壊した
もし世界中の悪意が
すべて正しかったとしても
キミのガラスの心は
透明だった その先にある命ごと
白い部屋の真ん中で
今も静かな夢を見てる
その全てを映す鏡のように
今日も透き通る
キミの心に 触れ合う人が
いつか来る その日まで
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