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歌詞集

31
ここでは詩のなかでも歌詞っぽいものをまとめています。
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2023年10月の記事一覧

三等星のなみだ

雪の降りしきる河川敷
風が冷たく突き刺さる
地獄のような日々

半笑いの陰口に耐えきれず
うずくまり、震えていたの。
凍りつく心を温めて…
そっと涙を拭う人を求めてる

嗚呼、夢から醒めないで
覚まさないで、いっそこのまま
真冬の空に咲く小さな煌めき
あの三等星に私はなりたい

携帯がとても怖かったの
カメラは真実を写してしまうから
麻痺させた心がまた疼いてる
知っているわ、
その姿がいかに滑稽か

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タイムトリッパー

薄い水彩画のキャンバスは
高校の向かいの小さな部屋
傘もささず、飛び出した君
胸に着けていたのは
銀のロザリオ

1時間おきに飛び出す鳩時計よ
この声が聞こえるか?
刻む秒針に不安を募らせた
お前の思うツボさsay Good-by

あるがままの恋に憧れ焦がれていた
淡墨のそよ風が紫陽花に滲む

remember me
記憶の奥で揺らめく青い炎
まがいものならすぐに吹き消して

たまに笑みを浮かべ

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