見出し画像

変化しなくてもいいと考える高齢者、その始まりは50代から?

歳をとるほどに変化しなくてもこのままで良い、と考えるようになる傾向があると思います。周囲から、こうしたらいいのにとアドバイスをもらっても、今のままで何の苦労もしてないから大丈夫だよ、と回答します。

変化を恐れているのか?
めんどくさいだけなのか?
はたまた、本当に今のままでいいと思っているのか?


変化への恐れ、めんどくさいについては、後日のネタにして、
今日は、”本当に今のままでいいと思っている”、という人については考えてみます。

何の苦労もしていないし、
何の不便もしていないし、
改善の余地はないよ

こんな人です。

問題解決では無いので、行動に移しにくい典型例ですよね。行動変革は、問題点が明確で改善する時は簡単です。対策が行動ですからね。 しかし、今回取り上げる例は、周りに人も、本人も、変化のために行動をする必至性が乏しい事例です。

簡単な作業をする事で(これを変化と言います)、時間を生み出すことがあります。

例えば
目的地に移動するために電車の時刻表を調べる。

例1:私の母の例

時刻表を調べる作業するときに、壁に貼ってある時刻表から電車の時間を見て、そこから次の乗り換え駅を調べて、到着時間を探し出す作業です。

当然、乗換案内をアプリで使うことによって短縮できる事は周知の事実だと思います。

しかし、壁に貼ってある時刻表から

→時刻表で乗り換えを調べて
→手書きの手帳に取り出して
→出発時間と到着時間を記入する

この作業を、本当に心の底から、このままで良いと信じている という例です。流石にここまで、レトロな方は、noteを読んでないでしょうから、もうひとつ


 ◇

例2:私の例

さらに、乗り換えのアプリの中にも、自宅最寄り駅や、よく利用する出発駅と到着駅を登録しておくことによって、1-Clickで乗車時間、乗り換えが分かります。

この例をとると、アプリを使っているからもういいよ。十分満足だよ。たかだか登録したところで、1分間短縮する程度の違いでしょ。

アプリは使うけど、使いこなすまでの、こんな変化をしない事は容易にあるでしょう。こんな事が積もり積もっている日常はありませんか?


これが、”高齢者思考=変化しないことがベター” の始まりはないかと思っています。だって、何の変化もしなくても、日常生活に満足しているのだから。”本当に今のままでいいと思っている” だから。

”満足して、不便もない、だから変化しないくていい”
実はこの思考の裏側に、大きな機会損出が隠れている気がしてなりません。

アプリの使いこなす例だと、
時間を生み出したことによって、その余裕時間は予想以上の効果を発揮します。もともとなかった時間ができることによって、できることが格段に増えます。

忙しい毎日を送っていると、余裕もなく、追われるようにTo Doリストをこなすだけ。 創造的なものを作り出す時間には取れないことが多いと思います。

余裕の時間、空白の時間がたくさんあると思いのほか、創造的な時間や生活の向上を生み出すアイディアが湧いてくるものです。

毎日ルーティンで行っている作業が合理化、デジタル化によって短縮できるのであれば、

仮に、
何の苦労もしていないし、
何の不便もしていないし、
改善の余地はないよ

って、事例をひとつずつ小さな変化をしてみると、大きな成果物を生み出す経験をしてます。
 

セカンドライフのステージに入り、多くの時間を生み出すことができています。大量の自由時間をどう過ごすの? 時間を持て余すんじゃない? って声が聞こえてきそうですね。

実際に、退職後は、退屈でやることがないと書かれている多くの書籍を辞める前に読みました。

なので、引退を想定した練習、自由時間をどう活用しようかと事前に練習してみました。そして今、退職後、セカンドライフを開始しています。事前に練習した事は、大いに今のセカンドライフに有効利用されています。

しかし、それ以上に時間にゆとりがあるって、こんなに創造的にやりたいことを躊躇なく実行に移してイイんだという、すごい開放感と明るい気持ちと余裕で1日を過ごすことができるなりました。

現在は、何もどんどん合理的にして、すきま時間を有効活用することに、がむしゃらにする必要はない生活を送っていますが、それでも、デジタルを活用した有効利用は、常にすることによって記憶の合理的にもなると考えております。


フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com