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セブ島滞在記 フィリピンの貧困事情

現在、セブ島に滞在しています。
今回は、セブ島の貧困層について書いてみます。

セブ島というと、

エメラルドグリーンの海
真っ白なビーチ
シュノーケリング
スキューバダイビング
マリンスポーツ
高級ビーチリゾート

こんなイメージでしょう。

それで正解です。真実です。
しかし、それはごく一部のセブ島です。

正確にはセブ島ではなく、マクタン島、パワラン島、パングラオ島など、他の島々を、ひっくるめて、セブ島と日本では呼んでいます。旅行会社のセブ島をビーチリゾートとしてブランディングしている戦略なのでしょう。

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セブ島には、主に、DaredemoHeroという名のNGO法人の支援者として、訪問しています。貧困層で勉強環境に恵まれない子供達への教育支援活動です。

家庭訪問すると、ありがちな貧困層の住居はこんな感じです。

ビーチリゾートとは、かなりかけ離れてますね。
ビーチリゾートと貧困層のどっちがセブ島でしょうか?

どっちもセブ島です。しかし、私の個人的な印象は、半数が貧しい暮らしをしています。印象ですけどね。

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ひとつDataを提示します。

「自分の家庭が貧しい」と答えた人の割合は47%でした。

https://www.sws.org.ph/swsmain/artcldisppage/?artcsyscode=ART-20171128154728

この調査は、「主観的貧困率」です。年収などの客観的なデータに関係なく、個人が貧しいと感じる率を表したものです。あくまでも、自分の考えだけで感じた主観です。 だからこそ、客観的な指標よりも実態を正しく表しているって気がします。

Dataは2017年、ドゥトルテ前大統領までです。
どんどんと、改善されているとはいうものの、国民の半分が貧しいと感じているのは、いかがなものでしょうか?

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日本でも、低所得者や貯金ゼロ世帯の増加など、金融資産の話題に事欠かない近年です。何も比較するわけではありませんが、日本では生活保護制度も充実しており、少なくとも、衣食住は最低限レベルでは、確保されています。

セブ島では、衣食住が確保されているとは、到底思えません。住んでいる家屋は、その辺に木材を柱にして、トタンの屋根で暮らしている人たちもいます。その強度たるや、大きな台風の風で、全て崩壊してしまうレベルなんです。

不思議なことに、なぜか、みんな笑顔です。家がなくなっても、家族仲良く暮らしていれば、それで満足しています。今日生きている喜びを、素直に表現している笑顔なんです。

こんな感じ。


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「幸せとは何か?」

この質問を自分なり導くためのヒントが、ここフィリピンにはあります。だから、何度も足を運んでいるのでしょう。


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