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時間を有効に使うために:あなたの「好きな時間」は何ですか?

現在、セカンドライフを過ごしており、終日自由な時間を得ました。

毎日が日曜日であり、毎日が夏休みのような状態です。

使い切れないほどの時間をどのように有効に使うかは、セカンドライフを充実させる上でとても重要なことだと感じています。



可処分時間とは

書籍タイトル「人生が充実する時間の使い方」には、自分が自由に使える可処分時間は2〜5時間がベストで、それ以上に短かったり、長かったりすると幸福度が下がっていくと述べられています。

可処分時間とは、個人が自由に使える時間のこと。所得のうち自由に使える金額を示す「可処分所得」の考え方を時間に当てはめたものですね。

具体的には、1日24時間のうち睡眠、食事、入浴、家事、仕事など生活に欠かせない時間を差し引いた残りの時間のことです。


書籍「人生が充実する時間の使い方」

時間が短すぎると幸せではないことはわかりやすいですね。一方、時間がありすぎることも幸せではないとデータは示しています。

「えっ、そうなの?」

可処分時間がありすぎると人生に満足できない理由は、生産性を実感できないからだと分かりました。

もしあなたが子どもの頃、夏休みが暇すぎて、休みが終わる頃にはソワソワし始めていたのなら、それに近い感覚です。多くの人は、ただぼんやりと過ごすことに嫌悪感を抱き、生産性を高めたいと感じています。ある程度の忙しさは、日常生活に目的意識を与えてくれるため、価値があるのです。

書籍「人生が充実する時間の使い方」


可処分時間の活用

多忙な会社員、平日の時間の使い方として、自分が自由に使える時間が何時間取れるかと問われれば、ゼロと答える方が多いのではないでしょうか。

全ての時間を仕事に費やしていた私もそうでした。

特にそれが苦痛に感じたことはなかったので、それで良かったのですが、この書籍の「可処分時間」という言葉がとても気に入りました。

多忙な会社員でも、可処分時間を設定することで、仕事にメリハリがつくことは多くの方が体験していることでしょう。

水道橋にオフィスがあったこともあり、業務終了後、東京ドームに野球を見に行く予定がある日は、かなり充実した業務をこなせた記憶があります。

自分が行っている行動が好きか嫌いかを判断すること

さて、現在は終日可処分時間の生活を送っています。多くの方からは一番羨ましがられるパターンかもしれませんが、「暇だ〜、1日することがない〜」と嘆いて再就職してしまう人が多いとよく聞きます。

参照記事リンク↓
”ひま”とは ポジティブ? ネガティブ?

おかげさまで毎日充実した時間を過ごすことができています。その充実した時間を過ごすヒントとして、自分が行っている行動が好きか嫌いかを判断しています。

好きなことならどれだけしていても飽きることなく続けられます。嫌いなことだと生産性が落ち、無駄な時間だと感じるでしょう。

時間が有り余っていても、無駄な時間を使いたくないと効率を重視して可処分時間を有効に使いたいと、まるで会社員のように合理的に時間の有効利用をしています。

生活に欠かせない時間を減らせば可処分時間は増えます。有り余る可処分時間があっても、さらに時間を作ろうとしています。

たとえば、掃除、洗濯、料理といった家事全般は、私にとっては嫌いなことですが、しなければいけない時間であることも事実です。

妻と相談して家政婦を雇うことを提案しましたが、しなければならないことを他者に依頼することは強く反対され、現在は私が仕方なく家事をこなしています。

私は時間がありますし、嫌なことではありますが、大きな負担ではないので、今のところ実行しています。

時間がたくさんあるので、嫌なことでも実行することができますが、会社員のように多忙であればあるほど、こういった嫌いな時間は外注するのが一つの方法かなと思います。

無駄な時間

ダラダラとスマホを見て過ごし、いつの間にか時間が過ぎていたことはありませんか?

私はあまりSNSに強い方ではないのですが、友人たちの勧めでTikTok、インスタ、XといったSNSアカウントを作り、使い方を模索してみました。

自分では意識せずに、ショート動画を目的もなく見ていた自分に気づきました。何の成果も得られないダラダラとした無目的な行動でした。

苦痛を感じることなく見ているのは事実ですが、そのスマホを見ている時間が自分にとって好きな時間かどうかを問うと、好きな時間ではないです。

嫌いな時間ではないですが、好きな時間でもないのであれば、やめるべき行動だと判断しました。

限られた時間の中で、できるだけ好きなことをやりたいと思っています。

テレビ断ち

現在、テレビ離れが当たり前のように論じられています。私は20年ほど前に一度だけ単身赴任を経験しました。その単身先でテレビを買いませんでした。早くからテレビを断ちしていたのですが、20年前に部屋にテレビがないことは非常識で、かなり驚かれたのを覚えています。

当時、とても多忙でした。昇格して部下が100名もいました。単身先があるものの月に5日しかおらず、飛行機通勤で全国を移動していました。

マネージメント業務が多忙だったこともありますが、テレビをダラダラと無目的に見ているつまらない時間が、なぜか長い時間を占めていたことに気づき、テレビのスイッチを入れるのをやめたのです。

単身先はとても都合が良かったので、いっそテレビを置きませんでした。出張先のホテルでもテレビのスイッチを入れません。

現在、長男は一人暮らしをしていますが、当然部屋にテレビはありません。これが現在の常識なのでしょう。

SNSをただ見ることもそうですが、テレビを見ることも同様に、受動的な情報を受け入れる時間はとても無駄な時間です。YouTubeも同様に、おすすめ動画を見ることはなるべく避けています。

情報収集には能動的な情報が理想です。つまり、検索して自分が必要なキーワードを入れることによって得られた情報を見るようにしています。

テレビを全面否定しているわけではありませんので、興味を持った番組を見ることは大いに価値があると思います。しかし、「何か面白いものがないかなぁ〜」とチャンネルを探す行為は明らかに無駄な行動です。

同様に、YouTubeのサムネイルを見てクリックすることも、できるだけ避けたい行動だと考えています。

「好きな時間ですか?」

今自分が使っている時間は楽しく、好きな時間なのかを自問自答することで、充実した時間を過ごせるのだと思います。

その時間が「嫌いな時間ですか?」と問われると、テレビを見たり、YouTubeを見たり、無目的にSNSを眺めている時間は嫌いではないため、「嫌いな時間ではないです」と答えがちです。

だからこそ、「好きな時間ですか?」と問うことで、能動的な行動が増え、豊かな時間の使い方ができるようになります。

限られた健康寿命の中で、可処分時間の中で好きな時間の比率をどんどん増やすことが、充実した人生につながるのだと思います。

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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com