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追跡 税金の行方 ブラックボックスを暴く

書籍名:追跡税金の行方 ブラックボックスを暴く
著者:高橋祐樹

税金は正しく使われているのか知りたいと言う目的で手を手に取りました。

著者に投げかけたい質問としては、
質問1:コロナ支援金は正しく給付されていたのか?
質問2:中抜きって何なのか?、その中抜きとはどうやってやるのか?
質問3:中抜きは違法では無いのか?
を聞いてみました。

下記が今回書いたマインドマップです↓

追跡税金の行方 ブラックボックスを暴く:マインドマップ 
2023.4.4

質問と回答

質問に対して著者はわかりやすく答えてくれました。
質問1:コロナの支援金は正しく給付をされていました。しかし、ザルだったため、詐欺が横行してしまいました。もう一つ、企業向けの融資に対しては、ゼロゼロ融資(無利子、無担保)でお金を借りられるため、経営者は融資の必要がない人もこぞって借りた事実がありました。

その背景には銀行は、無利子無担保でお金を貸したことに対するリスクがないのです。だから、銀行は不必要な中小企業の人にもお金を借す営業をかけました。当然、余剰金なので、株式投資にお金が回ります。


コロナで緊急事態宣言の時、日本もアメリカも大きく株価を下げはしましたが、その後は2年間ものすごい勢いで株価が上昇したので、ゼロゼロ融資で借りた経営者は、ものすごいキャピタルゲインを得たのでした。

あるいは、政府が企業への支援金という名の日本株式相場復活金をばら撒いたともいえそうです。私もその相場にちゃっかり乗ることができたので、恩恵を受けることができましたw。


質問2、質問3:
中抜きに関する質問ですが、方法論と実際の例を、省庁名、一般社団法人名、民間会社名を実際の名前を挙げて赤裸々にわかりやすく解説してくれていました。

犯罪ではないようで、巧妙かつ合理的に中抜きが行われているため、なかなか捕まえることができません。

そもそも法律やルールを作ってるのは政治家なので、自分に甘い汁がどんどんと自動的に入ってくる仕組みが作られています。

その資金源は税金です。つまり、国民が汗水、たらして働いて、正しく納めた、税金。何もしないでルールのもとでのさばってる政治家に回るといったシステムです。

ここまでが本の内容です。

わたしの所感

今回は税金の闇の部分を着目して、そして知ることができたのはとても大きなことでした。まず知る事の重要性、そして知ろうとする意欲を持つために、自分で手に取って読むことができたことが大きな収穫でした。

さて、対策ですが、いかんせん日本政府が出しているシステムに対する闇がわかったところで、自分ではどうすることもできないとあきらめています。

ここでは日本政府の大きな問題と自分でなんとかできる小さな問題を一緒にしないで、ちゃんと分けて考えることが必要なんだろうと思います。

日本政府が出してくるプランに対して、まず知っておく事を今回達成できました。その上で課題も見えてきているが、その課題に対する対策は個人では無力すぎます。できることといえば投票ということなのでしょう。

しかし、時間もかかりますし、あまり直接的ではないので、私としてはあきらめというのが正直なところです。


一方、個人の問題のほうは、自分1人で何とかできる範囲です。コロナ給付金を例にとれば、知ることによって持続化給付金や、地方自治体においても中小企業の応援の支援をする方法たくさんあります。また確定申告をすることによって合法的に節税できます。

給付金は国から勝手に支給される事はなく、申請することでほとんど得ることができます。逆を言えば権利があっても申請しなければ受け取れません。だから、まずは知ることがとても重要になります。

厳しい言い方ですが、無知は貧困につながります。

無知な人は、自分ではどうしようもない日本政府に文句を言います。これは他責ですね。情報をもつ富裕層は、知識をもとに自分で対処できるこう行動を行います。

お金を持っている人とそうでな人の違いは、単純に知識量だと思っています。

実家が自営業を営んでおりますので、すべての権利を有する給付金はすべて申請してをいただきくことができました。知ることから、申請するという行動に出て、良い成果を得ることができた実例です。

これからも、しっかりアンテナを張って、情報をキャッチし続けようと思います。


税金を使う仕事をしている人へ

多くの国民が税金を減らしてほしいと訴えています。この意味をしっかり受け止めてください。私は、税金が多いとは感じてますが、減らさなくてもいいですよ。ただし、ちゃんと使ってくれることが条件です。

無駄遣いなく、
使用用途を開示して、
国民が納得できることに、
今年度中に使わないといけないとか、
来季減らされるから何でもいいから買うとか、
天下り先にお金を回さずに、
国民に税金納めてよかったと言われるように、

あなたたちは民間企業の社員じゃないんだよ!

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フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com