40.フレームワーク③
こんばんは。田中です。
今回の記事は、前回記事の続きで「MECE」という考え方についてもう少し書いていこうと思います。
「MECE」とは
前回記事でも少し記載しましたが、これは漏れなくダブりなくという考え方ですが、フレームワークはこの基本原理のもと作られています。
定義だけを言われてもイメージがつかないと思うので、具体例を出します。
<MECEな例>
日本人
⇛男性
⇛女性
<MECEではない例>
日本人
⇛関東出身
⇛男性
<MECEではない例>を見ると、関東出身以外の女性が完全に漏れていますし、関東出身の男性はダブっています。性別と出身という2つの観点で分類しているのが原因です。
<MECEな例>は「性別」という切り口で分類しています。切り口の観点が「性別」の一つになっています。
「MECE」の重要性と価値
ビジネスをする目的を一言で表すと、利益を生み出すためです。利益を生み出す増やすためには、売上の向上と経費の削減をすることです。
売上を向上させるには、潜在的な顧客を見つけることが重要です。経費削減するためには、固定費と変動費を洗い出し、短期的には変動費、中長期的には固定費を削減することが重要です。
潜在的な顧客探索をする際に、MECEの考え方ができなければいつまで立ってもその顧客層を明確にすることはできません。経費削減する際もどの項目がテコ入れすべき項目かを明確にすることはできません。
MECEという考え方がベースにあり、初めて原因分析と施策構築ができるということです。一見当たり前かつ簡単な考え方ですが、一つの物事を多角的に捉えるトレーニングとして、様々な切り口で分解するトレーニングをしてみることをお薦めします。筆者もそれを繰り返すことでクリティカルシンキング(多角的に物事を捉える思考法)を研磨してきたと感じます。
次回記事以降は、筆者が利用したことがあるフレームワークを使い方含めて紹介します。乞うご期待。
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