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【創設者インタビュー】情熱をもって、クリエイティビティを活かすvol.2#インタビュー

UWCでの刺激的な日々、大学での研究生活、幅広い仕事がしたいと飛び込んだマッキンゼーでのコンサルティング業を経て、新たな自分を発見したGloria氏。

さらなる飛躍を求め躍進していきます。

ミネルバ大学との出会いは?
そこで得たものは?
Project MINTで目指す道とは?

詳しく伺っていきましょう!

vol.1はこちらから)


ークリエイティブな自分に自信がわいてくる

ーーなるほど。マッキンゼーで社内教育の仕事に就いたことで、新たにクリエイティブな自分を発見することが出来たんですね。

 それは本当に大きな変化でした。そして、その後今までとは違う角度の教育に携わりたいとイェール大学での職に就きます。コネティカットに住んでいて近くにあった大学ということもありますが、高度な専門教育に携われるのは嬉しいことでした。そこでは行動経済学の専門家、教授陣と働きました。今まで知らなかった行動経済について多くのことを学び、座って行う研修とは違う形の能力開発について知り、教育を幅広い視点で経験することが出来ました。

ーーここでの経験は企業とは全く異なるものですよね?

 そうですね。一つのことに特化した専門家に囲まれて仕事をすることはとても新鮮でしたし、同時に企業と高等教育機関での違いも感じました。企業は人に依存してるところがありますが、高等教育機関は一人一人が専門家です。彼らから行動経済学について学び、行動を変えることで人生を変えられること学びました。
 例えば、面白いものとしてGoogleチームと食堂でのフリーフードについて長期間のプロジェクトを行いました。人がもっと健康的に生活できるようにすることを目的に、野菜や水をもっととることを促すためにはどうしたらよいのか、様々な実験をしました。食について各自の向き合い方がある中で、様々な意見を取りまとめて一つの作り上げることがとても面白かったです。イェール大学やマッキンゼーとはまた違ったTech企業の文化を経験しました。その他にもゲイツ財団と共にインドにてヘルスケアプロジェクトを行ったり、新しい環境で多くのことを学びました。

ー使命感を持ったミネルバ大学でスキルを磨く

ーーその後、ミネルバ大学で働くことになりますよね。きっかけは何だったんでしょうか?

 きっかけはミネルバ大学について書かれている記事を読んで興味を持ったことです。そして、ミネルバ大学創立者であるBen Nelsonに連絡を取り、何らかの形でミネルバ大学に関わることができないか話をしました。私は、行動経済を教える仕事をしたいと思っていたのですが、社会人教育をリードする人を探してると言われました。創立から5年経っていますしミネルバ大学はもうスタートアップではありませんが、当時スタートアップの世界に飛び込む事は私にとっては新たな挑戦でした。でも純粋に面白いと思ったんです。それに私のライフスタイルにも合っていました。家族のことをまず優先させたかったので、オンライン教育のミネルバ大学でリモートで働けることは願ってもいない状況でした。
 最初のセメスターは学部生に複雑系(Complex System)について教えました。その後は、目的に沿ったリーダーシップについてや、行動経済学なども教えました。

ーー実際にミネルバ大学で働いてみてどうですか?

 私は今までミネルバ大学のように使命感を持った組織にいたことがなかったので、自分が大企業型の人間だと意識することが多かったです。ミネルバ大学がパワーポイントを使わないことにはびっくりしました(笑)私は物事のプロセスが好きなんですが、幸運なことにミネルバ大学はこれから成長していくためにそういう人材を求めていたんだと思います。私にとってスタートアップで働くことは大変な面もありましたが、彼らにとっては大企業目線が必要だつたのではないでしょうか。そういう面でも、私の今までの経歴がスタートアップの多いサンフランシスコの人達とは少し異なりますので、役に立ったんだと思います。

ーーなるほど。その後は社会人教育のプログラムを牽引されていいますね。

 そうですね。自分で作ったプログラムは子どもみたいな存在です。そして、世界各国と社会人教育のパートナーシップを築いて、リーダーシップ教育を助けてきました。パートナーシップそれぞれに特徴があり、プログラムを創り上げていくことがとても楽しいです。
 私のスキルも磨くことができました。ミネルバ大学は元々学びが没頭的でアクティブということもあり、学びの科学について話したりするようになりました。また、21世紀に必要とされてるリーダーシップについてもです。批判的思考など21世紀のリーダーに求められる重要な素養をもとに、この複雑で不確実な社会をリードしていくためのカリキュラムを作ってきました。
 また、学習革新や技術についても注目しています。その点でもミネルバ大学は私に新しい視点をもたらしてくれました。オンラインMOOC(Massive Open Online Courses:大規模オンライン講義)なども作ってきましたが、「テクノロジーがどのように学びを助けてくれるのか?」という点はとても重要だと思っていますし、興味をもっています。Project MINTにこれをもっと応用しています。

ー情熱をもって、自分のクリエイティビティを活かす

ーーこれからの活動にどのようなビジョンを持っていますか?

 世界的に意義があるインパクトを出す団体に関わり、助けていきたいと思っています。5年後には複数のプロジェクトに同時並行で関わり、クリエイティビティやスキルを活かし、情熱をもって貢献していきたいと考えています。

ーー最後に、Project MINTの未来について聞かせてください。

 Project MINTを良いネットワーク、コミュニティにしていきたいと思っています。これから多くの人に知られて、そこへ参加することにワクワクするようになってほしいです。ぜひこのムーブメントに参加してもらいたいです。このようなネットワークにいることは、継続的な学び、モチベーションにつながると思います。そして、Project MINTを日本から、アジアへ広げていけたらいいですね!


情熱をもって、自身のクリエイティビティを存分に発揮しているGloria氏。
Project MINTのプログラムがどのようなものになっていくのか、とても楽しみです!

fin.

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