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~やりたいなら、今やるしかない!~ #インタビュー 中村美由紀vol.1

Project M’INTβ版パイロットプログラム0期生フェローへのインタビュー第四弾!

今回は、中村美由紀さんです。

Project M'INTに参加する以前から、中村さんにとって「学ぶことは普通のこと」でした。
何がきっかけでProject M'INTに参加し、そこでの学びはどうだったのか。

早速伺っていきましょう!

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中村 美由紀(なかむら みゆき)
NTT勤務後、ソニー株式会社で経営管理、新規事業開発、学びと成長の場づくりの仕事を担当。慶應義塾大学大学院(システムデザイン・マネジメント研究科)卒業。ワークショップデザインを得意とする。現業でも力を発揮しながら、他のフィールドでも活躍し、会社の看板ではなく個人の名前で仕事をすることを目指したい。
Project M'INTでは、「女性リーダー増加を阻むダブルバインド」について発表した。「リーダーとしてあるべき姿」と「女性として望まれる姿」が多くの場合一致しないことにより女性リーダーが増えにくい事を指摘。好奇心とエネルギーが循環する場を創ることを目指す。


ー学ぶことはごく普通のこと

ーーProject M'INTをどうやって知ったのですか?

Project M'INT創設者である植山智恵さんが、年齢バイアスについて語っているBusiness Insiderの記事を読んだのがきっかけで、智恵さんにコンタクトをとったのが始まりです。当時はまだProject M'INTはまだ出来ていなかったのですが、智恵さんのビジョンや理念に共感して連絡をとりました。

ーー同じ0期生フェローの幸子さんと同じきっかけですね!年齢バイアスにご興味があったということでしょうか。

そうですね。この記事を読んだ時ちょうど大学院に通っていたということもあり、「これから会社の中でどうしていこうか?今の部署でいいのか?変わりたいな。」と、転職も視野にキャリアの模索をしていたんです。結局、なかなか折り合いが付かず転職はしなかったんですが、ミドル、シニア世代の今後のキャリアの伸ばし方に大変関心がありました。そのタイミングで智恵さんの記事を読んで、まさにその通りだな、と。当事者として、とても興味深かったです。
そして、その流れでパイロットプログラムにも自然と参加しました。プログラム開始がちょうど大学院卒業するタイミングだったこともベストタイミングでした。

ーー本業、子育ても今まで通りやりつつ、大学院にも、、大変だったんじゃないですか?

それは、もちろん大変でした(笑)大学院では、レポートに追われ、授業は全てグループワーク。年齢も職業も違う多様な方が沢山集まっている中で、プロジェクトを組んでチームで動く形式でしたので、その調整も必要でした。

ーーそれは想像を絶しますね、、

でも、そもそも私にとって、学ぶことはごく普通のことなんです。大学院以外にも以前から資格試験の勉強をしたり、コミュニティラーニングをしたり、学ぶことは日常でした。ただその中でも「いつか大学院に行ってみたい」とずっと思っていたんです。私より先に夫が大学院に行っていたので、「あなたが卒業したら、今度は私が行きたい」と言っていました。そんな中、私の父が急になくなったことも大きかったです。「人間いつ死ぬか本当に分からない。やりたいなら、今やるしかない!」という気持ちが強くなり、夫と入れ替わりで念願の大学院に通い始めました。

ーー今まで様々な学びを経験してきて、Project M'INTでは何を学びたいと思ったのでしょうか。

私は、今までの人生の流れの中での学びの一つとして、Project M'INTに参加しました。そもそも智恵さんのビジョンや理念に共感していたこともあり、パイロットプログラムを行うと聞いた時から自然と参加を決めていたので、実は内容は後から知りました(笑)


ー正解のない学びが好き

ーー実際にProject M'INTで学んでみてどうでしたか?

とても楽しかったです。大学院でもそうなんですが、私はすでに確立された体系だっている学問にはあまり興味がないんです。正解がないことを学ぶのが好きなんです。ミドル、シニア世代だからこそ、すでに確立されている学問を今から学ぶ意義はあまりないと思っています。まだ世に定着していない、ポピュラーではない、セオリーがないことを、手探りで学ぶことに意義を感じています。Project M’INTはその点で私に合っていました。

ーー「正解がない学びが好き」とのことですが、そう感じたきっかけはあるんですか?

そうですね、私自身が子どもを持ったことで、その思いが強くなったのかな、と思っています。よく言われることですが、子育てに正解はないんですよね。私と子どもでは違いますし、今までの自分の常識が通用しないんです。また学校に行き始めると、自分の時とは時代が変わっているな、と感じます。子育てを通して私自身が柔軟になれたし、自然とそう思うようになったと感じています。
また、以前は子どもがいてフルタイムで働くのはマイノリティーで、同じ立場の方がほとんどいませんでした。お手本もいないので、仕事でも工夫しないと今までと同じようにはやっていけなくなったんです。自分でやっていかないといけないことも多かったので、これは大きな分岐点だったと思います。ここも学び方が変わった一つの要因なのかもしれません。

ーーProject M'INTはオンラインでの学びが中心ですが、それはいかがだったでしょうか。

そうですね、ここまでほぼ全てオンラインでの学びは初めてですが、私は今までオンラインでのコミュニティラーニングに取り組んでいたこともあり、それほど違和感はなかったです。また、パイロットプログラムは少人数でしたのでお互いの反応がよく分かるし、壁がなく学びを進められました。特に今のコロナ禍でオンラインが当たり前になって嬉しいです。これからも全部オンラインでいいと思っているくらいで(笑)、家で出来るし快適です。


Project M’INT創設者植山が書いた記事を読んだことがきっかけとなり、自然な流れでプログラムに参加した中村さん。次回vol.2では、「正解のない学びを通して得たこれからの課題とは?」「課題解決のためにしていることは?」について詳しくご紹介します!

→次回vol.2に続く


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