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【思考編-第33回】テスラ VS 日産リーフ…なぜ テスラはEVのトップブランドに成長したのか…?

今回の思考編は、今話題の脱炭素(CO2削減)対応として自動車メーカー各社が将来の生き残りをかけ、商品開発を必死に進めているEVについてケーススタディしてみましょう。
2000年代に入り、将来の社会対応の備えとして、対照的に全く状況が違う2つのメーカーが、ほぼ同じ時期に市販EV車の商品開発をスタートさせました。

自動車メーカーとしては生まれたての小規模ベンチャー企業テスラ社と、既に世界的な大企業としてフルラインナップ商品を揃える日産自動車でした。 しかし十数年経った今では、テスラ社は自動車会社としてトップクラスの資産価値を持ち、商品のEV車も世界のトップブランドとして市場を席巻するまでに急成長しました
もう一方の大企業である日産自動車が発売したリーフは、当初発表した目標販売台数は大幅な未達となり、他社に先駆けて発表発売した商品であるにもかかわらず、現在では後発メーカーが発売するEV車に対して必ずしも商品の優位性が視えない状況になっています。

弱小ベンチャー企業が必死に資金集めをしながら開発や販売をしたテスラと、自動車会社として既にブランドを確立していた中で世界に先駆けてEVを大々的なプロモーション活動と共に発売した日産自動車のリーフ。
たった十数年で企業の資産価値まで逆転させたEV車の開発と販売。
今回は、なぜこのような結果が生まれたのか…? について商品の企画コンセプトと商品としての開発結果を主体に考えてみたいと思います。

従来のエンジンでは困難で、モーターだからできる商品エッセンスを訴求し、非常識と思われる商品コンセプトで開発し販売したテスラ。
単にエンジンをモーターに変え、従来からの商品ヒエラルキーや社会的常識を重点にして新商品としての開発を進めた日産リーフ。

皆さんも、今までと違う新たな商品やサービス、そして課題などに取り組もうとした時に、「従来からあるヒエラルキーを守りその延長上に新しさを加えるのか…?」それとも「今ある物を完全に忘れてリセットし、新たな価値の提案と共に新商品を創るのか…? 」このような事は日常の中にあると思います。 一緒に考えて今後の糧にしていきましょう…!!

ここから先は、動画で詳しく解説します。

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