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<定期購読マガジン特典映像>    【正しい ワンポイント・メカ解説編-第6回】タイヤ編-Ⅱ "スタッドレスタイヤのノウハウ”

正しい ワンポイント・メカ解説講座。今回は、「タイヤ編-Ⅱ”スタッドレス タイヤのノウハウ”」です。誰もが知っていそうなことですが…正しい知識を持っていますか?

「トレッド(接地面)を雪道用のゴムに変えただけで、基本は普通タイヤと同じだろぅ~」 この程度で、知ってるつもりになっていませんか…?
これは大きな間違いです。
普通タイヤとスタッドレスタイヤは、すべてが”真逆に造られている”のです。ですから、運転する時も違いを心得た注意が必要ですし、空気圧を変えたり保管する時にも配慮が必要なのです。

今回は、普通タイヤとスタッドレスタイヤの「各部分の働きの違いと構造の違い、運転する時の注意点や空気圧、そして保管する時の留意点」などについて、正しい知識を訓えます。

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普通タイヤとスタッドレスタイヤが真逆に造られている一つの例として「トレッド(接地面)の目的と造り」について話します。

< 普通タイヤ >
➪しっかりした剛性と、前後に水を抜く太い溝で排水性が良い。
 横風やワンダリング路面などを含めて走行安定性が高く、摩耗も少ない。

< スタッドレスタイヤ >
➪しなやかで軟らかい剛性と、排水性に注意(雪の取り込み&圧縮優先)。
 横風や轍路等の安定性や、濡れた路面でのスリップに注意! 摩耗も早い。
➪性能や機能に関して、普通タイヤ以上にタイヤメーカーの差は大きい。

これはほんのトレッド面の一例にすぎません。
実際には、タイヤ構造やタイヤケースの剛性、そしてゴム材料の役割や特性の違い、更には表面の溝の目的と役割等 略全てが真逆に造られています。

ですから、スタッドレスタイヤを履いた時は、日常の運転でも普通タイヤの時とは違った注意が必要ですし、ゴムの材質が違う為に保管方法等も特別な留意が必要となりますし、空気圧の管理等も違います。

12月から3月までの間はウィンタータイヤ装着が義務付けられているドイツ製のクルマでは「ウィンタータイヤ装着時の、空気圧や走行速度制限」についてきちんと取扱説明書やタイヤラベルに追加の記載がされています。
➪何故日本の自動車メーカーにはこれが無いのか!! …不思議です…。

これらの事を知らないと「雪や氷上でのグリップ性能がゴムの酸化やタイヤの部分摩耗(偏摩耗)により早期に劣化したり、横風や路面の波打ちや轍でフラついたり、燃費の悪い運転になってしまったり、雨の日に車間距離不足で追突事故を起こしたり…」と言う事になります。

スタッドレスタイヤの仕様や運転方法や使い方と保管法補などについてはもっと多くの伝えたい事があります。

本当に正しい知識で賢い選択と使い方をしていますか…?

ここから先は、ジャーナリストの永田恵一さんに皆さんの代表になってもらい、クルマを観ながら解り易く動画で説明します。

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