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ヒロヒロインタビュー! プレゼンに勝つコツは他者にアリ!? 音ビジネスPBLの最優秀チームに聞け!

プロジェクトN(N/S高)

4-6月のプロジェクトNは「音」がテーマ!

2022年度最初の4-6月に行われたプロジェクトN βクラスのテーマは「10年後の音ビジネス」でした。
高校生がまさにビジネスシーンで活躍しだす近い未来。音にまつわる技術はどのように発展しているのでしょうか。その技術を応用して、どのような商品やサービスができているでしょうか。
そんな未来のビジネスに考えを巡らせて、音ビジネスのアイディアを企画していくプロジェクトでした。

特別協力に日本音響研究所様・Japan FM Network様をお迎えし、生徒たちが本気のプレゼンで競い合いました。

今回はそのプロジェクトで見事、最優秀賞に輝いたチームから、その秘訣を聞いてみたいと思います。

今回のヒーロー&ヒロインは柏キャンパスの「どらやき街区一丁目」チームのみなさん!

チームメンバー

タカハシさん(2年) クゲヌマさん(2年)
カナザワさん(3年) イトウさん(2年)
*以下、敬称略

チームから喜びの声!


ー まず最初に、最優秀賞受賞、おめでとうございました!

一同:ありがとうございます!

ー 最優秀賞受賞の知らせを受けて、率直にどう思いましたか?

タカハシ(以下、タ):
なんか、びっくりしました。笑 え、うそ!?みたいな。びっくりして、嬉しかったです。

タカハシさん

クゲヌマ(以下、ク):
嬉しさと驚きで、椅子から落ちました。笑

タ:受賞の発表のときに、私とイトウさんが投資部のインタビューの用事があって、その場にいなかったんですよね。プロNの発表が終わったらすぐにサーっと抜けてしまったんですけど、、 面談室で投資部のインタビューをしていたら、急にドアをゴンゴンとノックされて。なんだ、うるさいな、と思っていたら、「1位だよ!」って言われて。笑

ー そうですね、クゲヌマさんが受賞のインタビューに答えてましたね

ク:(プレゼンターでなかったので)急に受け答えをすることになって慌てて、、。

ー でも、しっかり受け答えされてましたよ

ク:ありがとうございます。

カナザワさん(以下、カ):僕も、嬉しさと驚きでしたね。

ー イトウさんはいかがでしたか?

イトウさん(以下、イ):
わたしもそうですね、やっぱり、記念すべき1位になったという瞬間に立ち合いたかったな、と思いました。笑

タ:そうだよね、なんか悔しいよね。笑 インタビューだったから、いないといけなくて、抜けざるをえなかったんですよね。みんなで喜びたかったですね。

βクラスは難易度高め。だからこそ面白い?

ー βクラスのプロジェクトは楽しいですか?

タ:そうですね、わたしはめちゃくちゃ楽しんでやっています。

ク:やりがいがあっていいですね。αよりも手応えがあっていいです!


クゲヌマさん

ー αクラスとの違いはどういうところに感じますか?

ク:αクラスのほうが基本的なことを学んで、βクラスのほうが応用的なスキルを活かしていくという内容になっているので、本格度が全然違うから、実際に企業でアイディアを練っているみたいで面白いです。

イ:確かに。

カ:今(※インタビューは7月に行いました)は受験とかの準備のためにαクラスをやっているんですけど、αクラスはみんなできる基礎的なことを改めて学ぶ、という感じですけど、βクラスは普段できないことを新たにやっているので、難易度が上がってやりがいがある

カナザワさん

ー 大学入試の総合型選抜のときにプロジェクトNが役立つことがあるかもしれないから、がんばって取り組んでほしいですね!実際に、プロジェクトNでの取組内容や成果物のことを面接で話していただいて、試験官に興味を持ってもらったという生徒もいるらしいです

一同:そうなんですかー!

ー イトウさんは、βクラスをやってみてどうですか。

イトウさん

イ:楽しいです。私は個人的にはグループ活動のほうが好きなので、そういう意味でもβクラスのほうが楽しいなって思います。(※4-6月のプロジェクトNのαクラスは個人活動でした)
あと、割と結果重視というか、やるならガチでやりたいという気持ちがあります。βクラスでは、みんな同じくらいの真剣さで取り組んでいるので、いいなって思います

ー プロジェクトNのβクラスでは最優秀賞や2位・3位といった順位があることで、楽しさよりもストレスやフラストレーションが溜まる、ということを聞いたりもしますが、そのあたりはどう感じますか?

タ:がんばったのになんで選ばれなかったんだろうって思ったときに、選ばれなかった理由を知りたい、というのはあるかもしれないですね。理由を知れたら「あぁ、こうすればもうちょっとよかったのかな」って次につながるかな、とは思います。
まぁ、でも、選ばれたチームはみんな頑張ったチームだけなので、、、コネとかで選ばれることはないので、そういう面では平等なのかな、と。

ー そうですね、ちゃんと審査は公平にしています。笑

柏CPどらやき街区一丁目チームの企画「キョウカラカイテキプロジェクト」
企画したアイテムは「カイテキタイムクリエイター」
ノイズキャンセリングを実装したかわいいアクセサリ型補聴器

受賞の秘訣は、考えること。人に意見を求めること。これを徹底的に。

ー 今回はそれこそ、がんばって最優秀賞を獲ったわけですけども、どういったところを工夫して頑張ったからその結果になったと思いますか?

ク:タカハシさんが企業にヒアリングしたことは大きかったかなと。
あと、企画の概要や構成もみんなで何回も何回も練り直して一生懸命考えたから、そういった努力が身を結んだんだなと思いました。

企画書の1P。骨伝導イヤホンの企業に実際に直接質問をぶつけてみたようです!

タ:評価基準を、いかにEXCELLENT(※)に持っていくように、ただただオリジナリティに溢れててもニーズがないとダメだし…というように、とにかくよく考えましたね。
その過程でも結構迷走して「ペルソナをインド人にする!?インド人、人口増えているしいいんじゃない?」みたいな。すっごいぐちゃぐちゃ遠回りしました。
※ 今回のプロジェクトでは3つの評価基準について「EXCELLENT」「STANDARD」「NO GOOD」の3段階で評価をしています

一同:あったねー。笑

タ:最初は「大丈夫かなぁ?」と不安にもなりました。
ただ、これだと決まったときには、あとはEXCELLENTに向かうようにいろいろと工夫して、というのがやっぱり大きかったかな、と。

イ:いかにEXCELLENTに近づけるべく、最後の2日間の作業時間とかは、とにかくTAさんとかメンターさんとかにプレゼンしまくってフィードバックをもらうというのをたくさんやっていて、それがよかったのかな、と思います。

タ:最後の最後まで修正したので、、ほんと、進化を止めない、みたいな感じで。決めたものを突き通すというよりは、新しいものをちょっと入れてみようとか、最後の最後まであがいたのがよかったと思いました

企画のヒントは、案外身近に転がっている?

ー 今回考えた企画にたどり着くまでにどんなステップを辿ったのですか?

ク:まず、自分たちの悩みとして、家族との食事での音がうるさいよね、という話から始まって。咀嚼音だけ消せるアイテムがあればな、そこから他の嫌な音も消せればいいんじゃないかな、というように発展して、最終的にこの形にたどり着きました。

ー 咀嚼音が嫌だというのは、打ち合わせで話しているときに出てきたのですか?

タ:わたし、父がすごいくっちゃくっちゃ食べるので、よく喧嘩するんですよ。うるさー!みたいな。笑
プロジェクトNでブレスト回の4日前くらいにもそれが理由でケンカして、それが記憶に残っていて。それをなんとかできないのかなと思いました。
わたし自身のこと以外にも、都会とかに住んでいる人は工事の音とか、そういったストレスがあるなと思いあたったんです。悩んでいる人は多いのかなぁって。ニーズはありそうだなと思って、それに決めました。

ク:この咀嚼音っていうコンセプトが最初になければ、お洒落も一緒に楽しむっていうコンセプトも生まれなかった。
ただただ音を塞ぐだけならイヤホンやヘッドホンのようにすればいいけど、そのような形のものを食事中につけていたら、知らない人にとってはマナー違反に見えてしまう。実は、聴覚過敏の人に共通してあるのが「誤解をされてしまう」ということがあるんです。食事の時は、特に「イヤホンなんてつけて会話する気がないのか」と思われてしまうこともあるので。

ー 咀嚼音がきっかけだったけど、そこから話が広がって、ということですね。

企画書の1P。企画の背景となった1シーンを漫画で再現。
なんと漫画はクゲヌマさんの手書き!

客観的な意見はやはり大切。企画のブラッシュアップに他者の意見を活用

ー 第三者からのフィードバックはやはり重要でしたか?

タ:意見を聞いて「確かに!」と思うことはたくさんありました。1人の人だけじゃなく、たくさんの人に聞いた。TAさんもフルに活用しました。

ー その中で特に役立ったフィードバックは、どんなものがありましたか?

イ:わたしたちは、アイディアや情報の取捨選択がすごい苦手で。どれくらいのボリュームになったんだっけ?

ク:最初はスライド30枚くらいなってましたね。笑

イ:それで、何枚か削ってみて「これでわかりますか?削ったらわかりにくいですか?」といったことを聞いていきました。そういうところはフィードバックが活きました。
自分たちとしては「ここは必要だ」って思ってたことが、実はそんなに刺さってなかったり。最初は「なんで!?」と思っても、話聞いていると「あー確かになぁ」と思い直したり。

タ:コミュニケーションはすごいとれた。チームメンバーもそうだし、TAさんとか、メンターさんとか。コミュニケーションがあったからこそ、企画がブラッシュアップされていったと思います。

カ:これまでのαクラスは個人ワークが多かったでしたが、その場合、自分の世界は存分に表現できますが、βクラスはグループでやるからこそ、いろんな人の意見が聞けるので、視野がひろがりますね。

企画書の1P。聴覚過敏というニーズを捉えています

プロジェクトNはチャレンジの場。 特にコミュニケーションのチカラがつく。

ー 自身の成長とプロジェクトNとのつながりを感じることはありますか?

カ:まだ先の話ですが受験を控えている自分としては、大学のゼミとかでグループワークもありますし、ディスカッションや思考の部分ではつながりはあるのかなと感じます。

イ:抽象的になってはしまうのですが、自分の意見とかはいうの苦手な人だったのですが、このチームでは関係性の構築とかもすごいできて、他の人には言いにくそうな、たとえば「これちょっとズレてない?」とかもけっこう言えたので、、、自分の意見をちゃんと言葉にしてしっかり言えたっていう力がついたのかなと思います。

ー チームとしての成長を感じることもありましたか?

タ:今回、チームとしてガッチガチに分担したわけじゃないのですが、クゲヌマさんしか絵が描けないのでそこはお願いしたり、プレゼンターはわたしがやったりした以外は、けっこう、チームのみんなであーだこーだ言いながら進めていた感じはあります。作業とかはあまり明確にわけてませんでした。

ク:ゆるすぎてもないけど、ガッチリすぎてもない。この人がこれをやるというのが明確に決まってなかったからこそ、柔軟に対応できたのかな、と。
ここできてないなと思ったら、そこにスッと入るというか。

イ:チームだからこそ、自分が苦手とするものにもチャレンジできて、「あ、わりとできるじゃん」と気づくこともできました。

タ:話し合いは授業内でやりきると決めたからこそ、集中もできた。

ク:休む時は休もう、と。休み時間にプロジェクトNのことをふわっと話し合うこともせず。

ー 今後はどんなことに挑戦してみたいですか。

イ:βクラスにいる人は、いろんなことできる人が多い。でも自分としてはまだまだできることは多くない。グループだから、他の人からの協力も得ながら新しいことをやっていきたいです。

ク:私も同じく新しいことには挑戦したいですし、今まで自信がなくて怖くてできなかったようなことにチャレンジしたい。たとえば、企業の方へのご連絡とか。

タ:今まで培ったプロジェクトNでのスキルを、後輩たちにも伝授していきたい。教えるのがあまりうまくないので、そこに挑戦したいです。まわりの人に授けてもらってばっかりだったから、わたしも周りの人のためになることをしたい

カ:考えるスピードを早くしていきたいですね。

企画書の1P。骨伝導とアクティブノイズキャンセリングの技術を応用したアイテム。

最後にプロジェクトNへ一言!

タ:自分ができることを活かして取り組むことで、さらにそのできることのレベルが上がりました。1年前の自分を考えると「今のわたし、こんなこともできるようになってるんだ」という自信につながりました。高校3年間しかないからこそ、もっともっとやりたい

ク:いつもありがとうございます。根暗だった自分をここまで引き揚げてくれたのはプロジェクトNだと思っています!

イ:もとからアイディアとか考えることが好きだったんですけど、すぐに考えてすぐ飽きる人だったんですが、3ヶ月こんだけ夢中になれることがあって、一緒に頑張れる友達がいて幸せだなって思います。

カ:学校のグループワークというのがあまり好きじゃなかったけど、今回のプロジェクトNではグループワークが初めて楽しいなって思えました。

ー ステキなコメント、本当にありがとうございました!作っている身としてとても嬉しい言葉でした。これからもみなさんが楽しく成長できるようなプロジェクトを作っていきたいと思います。

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インタビュー後記

いつも元気いっぱいの柏キャンパスの生徒たち。柏キャンパスからは、今回のプロジェクトで実はもう1チームが3位入賞と、輝かしい実績を残しています。
その元気いっぱいなキャンパスのムードだからこそ、メンターさんやTAさんに気軽に意見も聞けるし、チーム間の垣根も低く、活発なコミュニケーションが生まれるのだなと感じました。
アイディアは、アイディアマンが1人で生み出すものと思われがちなところを、見事に覆してくれたような、そんなチームワークを垣間見れたような気がします。
私も1人で悩まず周りに色々と意見を求めよう、と生徒を見習わなくてはと感じた1日となりました。


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