見出し画像

サービス業従事者の心の礎(土台石)


サービス業従事者の心・技・体

サービス業従事者の心・技・体

🔳接客サービス・おもてなし従事者の礎

心・技・体は、心磨き・技練きり・体斉しを言う

心の基礎⇔知・義・理

知・義・理、の知(智)は知識・知恵・知能
義は、武士道の義や義理・義務・意義・正義
大義・忠義・同義・教義・原義
などと言われ
正しい行いを守るため取組み意識を指し示し
理は、ことわりの理、道理・教理・義理・原理
合理・心理・整理・定理・理財を指している。

古の教えに心・技・体、
即ち「心磨技練体斉」(ココロミガ、ワザネリ、カラダヒトシ)
という教えがあります。
簡単に言えば、精神を磨き、技術の訓練に努め
それで得た心と技を体で表現伝達するために
身体を鍛えさいということです。

英訳はマインド・テクニック・フィジカルです。

即ち「心技体」の教えは、
単に精神力だけではダメ、技術力だけでもダメ、
もちろん体力だけでもダメ、これらの三つの力
がバランス良く整って初めて目的を達成出来る
と知らしめ教えています。

現在の学校教育でも、
徳育(心)・知育(技)・体育(体)が三位一体
となるように国で考慮されています。

一時期徳育に力を入れなかったことが
社会を牽引する現在の大人達の思考や
自制心欠如の態度行為に表れのている
と受止められることも多少なりあります。

現代社会の「知・情・意」と[心・技・体]

知・情・意とは、人間の精神活動の中に
含まれる知性・感情・意志の三つの要素です。
日本では望ましい人物像について知・情・意
を備え持った人と言い現わします。

20世紀までは、
このような知・情・意他者の行いや親の
背中
を見ながら身に着けてきました。

現在のように情報過多社会環境の生活では、
真偽不明の目先の様々な情報に振り回され、
自分自身と「向き合う」ことさえ疎かになり、
その結果、
如何に処世術を上手にし生かして行くかと言う、
対人関係力に目が向き、社会で生き抜く為に
人として必要とされる大切な知・情・意である
「心の基礎体力」に意識が向いていません。

即ち、
心・技・体の[技]=【知】に当たるスキル
やテクニック・知能の知識ばかりに意識が向き、
それを生かす心の基礎の学びや知識が不足し、
が伴わず、頭でっかちの状態と思われます。

私達は、物の溢れる豊かな現在社会で、
この【知】を生かすための生き方在り方
の方程式を学ばなくてはなりません。
即ち、
「思い遣り・誠実・謙虚・感謝・敬意」など
夫々の知識を学び、修める必要があります。

この人間の原点に立ち戻ることによって、
ひとり一人の心に齎されるものはとても
計り知れない大きな学び知恵と言えます。

人間力の「心・技・体」

「心」
=※知識力、精神力、志と信念、表現力、
 気力、学習力、問題解決力、決断判断力、
 思い遣り、感謝、信念、誠実、寛容さ、
 寛大、奉仕、自制、慈愛、尊敬、忍耐、
 向上心、やる気、情報力、気遣い、心遣い、
 気働き、安心感、立場転換、受容、愛情、
 チャレンジ心、ビジョン、志、先見予知力、
※知識力。
※知識力 
人として備えておくべき様々な知識の
修得と知識を活用するための方法の会得。
「技」
=各スキルの表現力、伝達力と動作、
 マナー、おもてなし、各技術技能力、課題力、
 改革改善力、表現、伝達に伴う全ての技術、
 技能及び動作、鍛錬、様々な解決技法、
 装飾法、自己表現法、プレゼン力、言語力。
「体」
=実行実践力、表現伝達に必要な体力、
 健康さ、逞しさ、身嗜み、生活力、経済力。
又、体は、心と技の修得と実践に必要とされる
心の基礎体力とそれを表現出来る健康な身体、
その身体を維持継続させるための生活経済力、
自己管理力。

心の基礎体力の修得「心・技・体」

心技体の体現

〇現代社会の「心・技・体」

現代社会は【心磨き・技錬り・体等し】
ではなくて、心技体のバランスが崩れ、
個々人の対外、対人関係に於ける「技」
(テクノロジー)や外面的格好良さ美しさ
他人から見た目(思惑)の体作りに重きを
置き人として大切な心の育成が軽んじ
られているように思えてなりません。

また、現在日本社会では自己顕示が高まり
個々人の心の基礎体力不足が否めないと
受け止められる事象が多発しています。

例えば、思い遣り、誠実、謙虚、敬意など
と言うことについて心に関する非認知能力
と言われている人間力基礎体力の知識や
その具体的な活動が一体どんなことを
言うのかを知らない人が表面上の対人関係
(コミュニケーション)力のテクニックを学び、
行動していると言ったことにも表れている
のではないかと思われます。

セミナーなどの学びの場でもそのような
対外的な要素のテーマに人気があること
に表れています。

だからと言って、形や対外的な技やスキルを
磨くことを否定しているのではありません。

そのような技と同時に心の知識を学び、
心を磨きを怠らないようにすることです。

大政奉還の後、徳川の篤姫の言葉、
徳川の世は終わっても、その心はいつまでも残る
の言葉にもあるように、形ある物はどんなものでも
いつの日か崩れてしまいますが人としての「心」は、
時代がどんなに進んでも忘れ去られることなく
いつ迄も多くの人々の心に刻まれます。

今迄の人生体験から、
「技」に拘らない何気ない自然体な姿・所作は、
己の心を育むばかりか人の心に影響を与え
触合う人々の心を動かすと確信します。

先心後技の語彙を踏まえ、
改めて技の鍛錬と共にバーチャルな「技の心」
を学び知ることと同時に、何事にも屈しない
強い「心の基礎体力」を備えることが今の日本
にとって急務であると思います。

「心」を以って多種多様な「技」を学び知り、
それによって身に着けた「技と心」を体で
表す心身の活動は、少子高齢化に入った
現在の社会環境に必要不可欠なことです。

欧米の心理学や取組み意識など色々な学び
が溢れるほどありますがそれを先ず「真似び
と受止める姿勢(学びは真似から)も大切です。

しかし、
欧米人と日本人は無心に根付く精神(宗教)の
有無と共に心身の姿勢が全く異なると言う
意識を忘れないで取組んで頂きたいのです。ら

今では著名なアドラー心理学を
日本広めたヒューマンギルドの岩井俊憲社長は、
推測ですが日本人の国民性に合わせた周知拡散
活動に尽力されたことと存じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?