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「謝意」=感謝・謝罪の表現伝達(改訂)



「有り難う」と「ご免なさい」の表現

一時期目立たなかった国政を司る人、
芸能界、行政関連、国家公務員の人、
の謝罪の場面が最近多くなりました。

その表現伝達の仕方は、立場や人格
により大きく異なります。

その表現伝達の場で、謝罪する人の
人柄(人物)が見え隠れし各メディアが
謝罪の是非、言葉使いの正誤、嘘偽り
について様々な角度から取り上げ判断
意見や面白おかしく評価をしています。

その行動が人として正しければ謝意の
対象者、謝罪する人への誹謗・中傷は
もっと少なくなると受止めています。

「有り難う」「ご免なさい」の文字を漢字
で表したのは意図して書きました。
その心は言う間でもなく、有ることが
難しい免罪(
罪を許す)のが在ります。

様々な謝意表現の場が在りますが(私見)
体育系・アスリートの皆さんの謝意表現
は手本に出来る内容が多いと感じます。

一方で、
社会的立場が高い方、強いビジネス意識
を持たれ金銭優先意識のある方社会生活
体験が少ない経営者の謝意の表現伝達は
果たして謝罪なのかも自己保身の言訳け
故なのだろかと受け取れる事が多いです。

謝意の「心」(心を射る意)の感じない口先の
感謝、多謝の言葉「ありがとうございます」、
謝罪の言葉「申し訳けござません」
を使わず
謝意を表すことは自分の利に繋がります。

では、「すみません」は心からの感謝謝罪
(=謝意)を表す言葉でしょうか❓

顧みるに2011年3月に起きた東日本大震災
の被災者の方々や幸いにも被害を免れた方
から支援する方への感謝(謝意)ひと言
ありがたい」(有難い)「お陰様で
ありがとうございます(ました)」の言葉が
何故か?今でも強く心に残っています。

また、被災された方からは「すみません」の
言葉は全くと言っていいほど耳にしません。
心から感謝を表わす際、この「すみません」
の言葉ではなく、
自然に「ありがたい」「お陰様で」と言う言葉
を用いて感謝を表現すると受止めました。

また、私見ですが「すみません」よりも、
ありがとうございます」が心地良く感じられ
過去形の「ありがとうございました。」よりも
リアルに受止められるのは私だけでしょうか。

人と接する場合にもてなす相手である大切な人、
大切なお客様、知人友人、大切な患者さんなど、
職場や普段の日常のお付合い上でも心からの
『ありがとうございます』ひと言は人と繋がり、
結付き心と心を通わす為に大きな役割を果たし
後日迄こころに残ります。

『ありがとうございます』と『ごめんなさい』
を心から相手に伝えることはとても大切です。
しかし不思議なもので『ありがとうございます』
とは言えてもお詫びや謝るべき相手に対面して
『ごめんなさい』を言うことは中々出来ません。

ましてや、人の上に立っている責任者管理者や
代表者社長と言った地位のある方ノ場合は照れ
や自尊心が先に立ち本気で『ごめんなさい』と
言いづらく「すみません」で代用してしまいます。
そして「すみません」のひと言は比較的軽く使え
ますので言葉に重みを感じ取れません。

例えば折角心から感謝を伝える
『ありがとうございます』を言っているのに、
「すみません」のひと言で感謝の心を軽くして
いる事例を多々見聞きします。

「すみません」は相手への謝罪・感謝・依頼の
気持ちを表わすために主に使われる言葉であり
色々な意味のある曖昧語と言えるでしょう。

また、「すみません」の言葉はどちらかと言うと
自分の身勝手な都合で人に借りを作りたくない、
相手に申し訳ない、恥ずかしい時に使われます。

この「すみ(済)みません」(誤語=すいません)は、
武家言葉である「相済まぬ」から由来し動詞「済む」
に打消しの助動詞「ぬ」が付いた「すまぬ」の丁寧語
「すみませぬ」が変化した言葉です。

「すみません」のひと言は、お詫びや謝る時にのみ
使うように心掛けることか懸命です。
そして、「おもてなし」「接客・接遇サービス」の際
は余り使うべきではない言葉と考えます。

では、
謝意である「すみません」の語句を別な言葉に
置き換え、誠心誠意の心を伝えられる言葉は
一体どんな言葉なのでしょうか❓
その言葉として、次のような言葉が考えられます。

(注)総て主語を忘れずに
「ごめんなさい」
「失礼しました(を致しました)。」
「申し訳ございません。」
「御無礼を致しました。」
「お許しください(ませ)。」
「心よりお詫び致します。(お詫び申し上げます)」
「誠に申し訳ございません。」
「大変申し訳ございません。」
「不手際で御座いました」
「不注意で御座いました。」
「不行き届きで御座いました」
「未熟でした(御座いました)。」
「不作法でした(御座いました)。」
「不謹慎でした(御座いました)。」
「不心得でした(御座いました)。」
「不適切でした(御座いました)。」
「不躾な態度をお許し下さいませ。」
「気付かず、失礼しました(を致しました)。」
「私の不徳の致すところでございます。」 

以上のような「すみません」のひと言の代わり
に使う言葉の修得をお薦めします。

感謝の言葉『ありがとうございます』は、
周りの人々の円滑な関係を創り出すと共に、
相手や大切な人へ自らの思い(想い)を届け
≒思い遣り、自らの心を豊かにし成長させます。

【謝意は伝わってこそ生かされる】

※【謝意
感謝の心。 過ちを詫びる気持ち。謝罪の心。

今の日本社会環境は個を優先し、個人の安心
安全・保身をと大切にする傾向があります。

この「個」を何よりも一番に考えることそれは
利己的な要素要因を如何にして解消解決して
行くのかが今後の少子高齢化社会の課題では
ないてしょうか。

古より日本人は、
シャイな性格であり自らの保身の為や人の思惑
を優先して考える傾向やイエス・ノ-の返事を
ハッキリしないで曖昧にすることを美学と考え
行動する国民性があります。

同時に、
多少に関わらず生き方や人間関係に不安を持つ
人達が一番先に求め望むことは自他を認め感謝し
合うこと、安心感を与え合うことと自覚し夫々の
心に留め置くことだと思います。

その様々な不安を解消するにはシャイな気持ちを
外し「有り難う」と「御免なさい」と言う【謝意】の
表現伝達、立場転換意識、他者を想い、相手を
大切にし、思い遣る利他の心を持つことです。

それには、先ず心の原点『思い遣り』『優しさ』、
『感謝』の心を日々の生活から学ぶことです。

現代社会では、他者との心の繋がりや結付きに
大切な会話、メール、文書などのやり取りや
仕事上での報連相をする際や返事をする時に、
何時どんな方法での言葉を入れずに伝え合う。

これらの曖昧で不明確な言葉をメールや会話
で頻繁に使う人は自分が知らない間に相手に
安心感ではなく不安感を与える場合が多いと
見聞きし体験しました。

相手にもよりますが、
S.N.SツールのF.B.やツイッターなどの
場合は特に注意を払うべきだと思います。

そのために、
先ずあなたが聞いたり読んだりする人の
気持ち(立場)になって考えてみることです。

日々の人との触合いやビジネス上でも、
互いが「謝意」「安心感」を与え合うことは
とても大切ですので「謝意」と「安心感」の
キャッチボールに心掛けることが円滑な
人間関係を築き、コミュニケーションにも必要です。

普段の、生活でも謝意や安心感を与えたい
と思い無意識の内に何気なく発した一言が、
逆効果となり、相手に不安を与え強いては
自分の不信や損失に繋がることもあります。

特に面識や繋がりが希薄なその人との初期
の段階は言葉選びに特に気を付けましょう。

現代の社会生活でメール・メッセージは
欠かせないツールに成りました。
しかし、人として温もりを伝え合い繋がり、
支えられ生かされ日々生活する上で果して
メールだけでよいのでしょうか?

特に初対面時や触れ合う期間が短かい場合、
メールだけで判断したり、謝意を伝え合う
のは如何なものでしょうか?

このメールだけを使うことが多い、出会い系
サイトやS.N.Sに於いて、誤って理解したり、
時に犯罪に繋がる場合が無いとは言えません。
特に、自己満足や承認欲求満足の目的だけの
批判、批評、強いては誹謗中傷に繋がる行為
は絶対に避けなければなりません。

今は誹謗中傷などへの規則や罰則も緩いよう
ですが近い将来必ず目に見えない凶器として
扱われる時もやって来ると受止めています。

謝意の表現伝達で大切なのは感情と温もりを
持ち人格や個性が表れる顔を持つ人間が使う
と言うことを自覚認識することだと思います。

メール・SNSツールは少子高齢化社会に
入った今人との和や繋がりに欠かせませんが
人間性が表れるように上手く使うことです。

【問】 
皆さんは【謝意-感謝・御詫び】
をどんな方法や手段で相手に伝えますか?


① 伝えるために適切な日時を選択判断し
 ツールの選択をする
② 先ず相手の状況を考え何を使うかを選択する
③ 此方が詫びなければならない際はスルーする

④ 相手を自己判断し、メールと電話を使い分ける
⑤ 自利(見返り)を考え、メールと電話を使い分ける
⑥ 感謝を伝える際は、メールを使う。

⑦ 感謝を伝える際は、電話を使う。
⑧ 謝罪を伝える際は、メールを使う。
⑨ 謝罪を伝える際は、電話を使う。

⑩ 感謝・謝罪共にメールで形だけで伝える
⑪ その内容により、メールと電話を使い分ける
⑫ メールか電話か?どちらかを先にし併用する

⑬ メール、電話、手紙(文書)、面会、
 他者からの内、二つ以上を使って伝える
⑭ 盆暮れの挨拶状、贈答品を送る
⑮ 季節毎に挨拶状を出す

感謝の表現伝達の【ポイント】

感謝の表現伝達

感謝(謝意)は自分が思っているだけでは
相手に伝わりません大切なのは伝え方です。

それは、リアルな言葉(声の表情・入魂)や
態度にして伝わり、その心が活かされます。
感謝は、
お陰様でや有難いと言う心の支えだけでなく、
形に現して伝える時もあります。
勤労やボランティアと言う活動で現します。

感謝表現伝達のポイント

1. 感謝は人の為ならず、と自覚する
2. その場所で心を込めた所作で伝達
3. その後、電話(肉声)で伝達
4. メールで伝達(携帯・PC)
5. 自筆の葉書・手紙で伝達

6. 忘れないようにメモとして残しておく
7. その人に対する感謝の心をいつまでも持続し、行動や態度に移す
8. 予め勝手に答えを予測しない
9. 何らかの見返りを求めない、望まない
10.感謝の心と行動のキャッチボールを日々忘れない

謝意(御詫び)の【ポイント】

イ)謝る際の言葉は、一言一言丁寧にゆっくり目に話す。
ロ)対面時は、相手の目を見、身体全体は正対の位置(理性の空間)で。
ハ)不行届き・不躾・不手際・不心得・不適切などの
 様々な「不」の熟語が話せるように体得しておく。
ニ)主語のない謝意の言葉→
 「申し訳けございません」だけでは謝らない。
 ※こちらのしたことの何に対し
  申し訳ないのか?をハッキリ伝える
ホ)適切な謝意(御詫び)は顧客獲得・信頼
 御縁を創ると自覚認識する。
ト)謝意を現す際のお辞儀は先語後礼が基本、
 お辞儀はゆっくり。
チ)謝意の表現活動-方法と組合せ
 ※-1. T.P.Oに照らし状況判断をした上で、
  最善の形で組立方を考える。
 ※-2. 実際の言行を5W1Hで思考し言行する。
  ① 直接的
  ② 間接的
  ③ メール・手紙の使い方
  ④ 記録の作成
  ⑤ 対応者の選出
  ⑥ その場か?後日か?
  ⑦ 内容による立会人(法的含)-記者会見など
  ⑧ 当事者の意識改革
  
感謝の言葉や活動にお金はかかりません。
お金は使えば減りますが謝意の心や言葉
はどんなに使っても減る事はありません。
目に見えない心が広く豊かになります。

そして感謝の心や言葉が多い人は人徳
増えその人自身の心が高まります。

幸せな人ほど、謝意の表現を忘れません。
その表現を日々伝達し続けれて行けば、
どんな状況にでも光が射してきます。

心底から誠の「ありがとう」「ご免なさい」、
この謝意のある処には温かな心が存在し、
それが周りの人・モノを引き寄せます。

中でも感謝の言葉「お陰様、有難い」は、
優しさや思い遣りなど人の善を導きます


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