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感謝の表現(7)解説図

感謝の表現(1)~を色々と書いて来ました。
感謝にはこのように沢山の要素が有ります。

下図はそれをまとめたものです。
みなさんがお持ちの知識にこれを加えると
人の気持ち、心身の活動が理解する助けに
なるかもしれません。

心の学び、即ち「心の在り方」を知ることを
お勧めする理由が理解して頂けると存じます。

💞感謝の表現-感謝の心

感謝の解説図

💕感謝と礼儀の心を知る

礼儀は、
認知、思い遣り、敬意表現、御礼、
謙虚さの心を表す「形」です。

その本質は人の【心の中】に在ります。
相手を心から認め、思い、敬い、遜る
意識を表す礼儀は感謝の気持ちが源です。

礼を示されれば、礼を示すのは形からの
作法ではなく、その人の感謝の気持ちを
表現し伝えて下さった人に対し敬意表現
と真摯に御礼を感じる人間の本質からです。

中でも「ありがとう」は、相手への礼の心を
表す言葉で『御礼』という言葉が礼儀礼節
を示すこともその証です。
このようなことを理解しておくことは
【感謝の表現伝達の達人になる】第一歩。

💟ありがとうの由来を知る盲亀の浮木の亀

盲亀の浮木の亀

感謝を表す「ありがとう」「有り難う」は、
有ることが難しい「有難い」の語彙である
感謝の気持ち、身に沁みて嬉しい」と
言うことから由来しています。

それはお釈迦様の教え【盲亀浮木の譬え】
『有ることが難しい』が原点と言われます。*****************************************************
以下仏教辞典より転載
盲亀浮木のたとえの意味とありがとうの由来
*****************************************************
お釈迦さまがあるとき、
阿難(あなん)というお弟子に、
「そなたは、人間に生まれたことを
どのように思っているか?」と尋ね
「はい。大変よろこんでおります」
と阿難は答えた。

お釈迦さまが、
「では、どれくらい喜んでいるか?」
と重ねて尋ねると阿難は答えに窮した。

するとお釈迦さまは、
一つの例え話をされた。
「果てしなく広がる海の底に、
 目の見えない亀がいる。
 その亀は100年に1度、
 海面に顔を出すのだ。」

広い海には1本の丸太棒が浮いている。
その丸太棒の真ん中に小さな穴がある。

丸太棒は、
風のまにまに波のまにまに、
西へ東へ、南へ北へと漂っている。

阿難よ。
100年に1度浮かびあがるその目の
見えない亀が浮かび上がった拍子に、
丸太棒の穴に、ひょいっと頭を入れる
ことが有ると思うか?」

聞かれた阿難は驚いて、
「お釈迦さま、そんなことは、
とても考えられません」と答えた。

「絶対にない、と言い切れるか?」
お釈迦さまが念を押されると、
「何億年×何億年、何兆年×何兆年の
間にはひょっと頭を入れることが
あるかもしれませんが、ないと言って
も良いくらい難しいことです」
と阿難が答えると、
「ところが、阿難よ。
  私たちが人間に生まれることは、
 その亀が、丸太棒の穴に首を入れる
 ことが有るよりも難しいことなんだ。
 有難いことなんだよ」
と教えられています。

人間に生まれるということはこの亀が
丸太の穴に首を入れることがあるよりも、
有ることが難しい「有り難い」こと
なんですよと言われているのです。

人間に生まれることは宝くじが

連続あたるよりも難しい。

人間に生まれることは難しいと言われても、
中々ピンとこないと言う人が殆どでしょう。

そこで、
他の生物について考えてみましょう。

地球上に、
どれだけの生物の数が存在するでしょう?
哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、
蝶や蜂やアリなどの昆虫、目に見えない
ダニのような小さな生き物もいます。

それら合わせると、
約150万種類あるといわれているのです。
あの大きな体のマンボウは1匹から
3億個の卵を産むと言われます。

地球上に存在する生物だけを見ても、
それはもう天文学的数字の生物の数です。

人間は、地球上に60数億と言われても、
生物全体から言えば、ほんの一部です。

他の生物に生まれず、
人間に生まれることの難しさ、
人間の知恵で考えても気が遠くなるほどです。

私たちが人間に生まれたことは数の上からも
大変、難しい、有り難いことです。

ところが、生まれがたい人間に生まれても
「何で生まれてきたのだろう…?」
「人間に生まれさえしなければ、
 こんなに苦しまなくて良かったのに」
と生まれたことを恨んでいる人さえいます。

「なんで俺を産んだんだ」
と親を恨んでいる人もおります。

なぜ、
生まれがたい人間に生まれても生まれた
ことを喜ぶことができないのでしょうか?

それは、
自分が何のために人間に生まれてきたのか、
何のために生きているのか、
なぜ苦しくとも生きねばならないのか、
“生きる目的”がわからないからです。

生きる目的を知らされ、
生きる意味をハッキリ知らされた時、
「生まれ難い人間に
 生まれることが出来て良かった」
と生命の大歓喜を味わうことができます。

「人身受け難し 今已に受く」
このお釈迦さまの前記の言葉、
「生まれ難い人間に
 生まれることが出来て良かった」
という喜びの言葉として知られています。

だから、ありがとうという言葉は、
人間に生まれてくることが如何に有難いか、
人として生まれてきたことを本当に喜べる
幸せになれよ、というメッセージですね。
以上転載終り。
*****************************************************
ありがたい」(有難い)は、このように
「有」ることが「難しい」ことを表し伝える
ことを指しています。

即ち、他の人には中々出来ないことや、
予想もしないお客様がお見え頂くことを
ありがとう』の言葉で表現しましょう。

感謝の心は、
相手を思い遣る優しい心で伝える言葉です。

ですからお客様がお帰りになる時には、
※①【〇〇〇様、△△△ありがとう御座います。□□□】
 
のような組合せ言葉でお伝えし、
深々とお辞儀をしながら(又は静止時)に
有り難い≫を意識するようにします。

このお客様を思う心の姿勢は、不思議と
伝わりリピーターや固定客を作るものです。

🙏親に感謝💕

「親孝行したい時には親はなし」
と昔からよく言われてきました。

あなたは今まで育ててくれた親に本気で
「ありがとう」の感謝と御礼の言葉を
何回言ったことがありますか❓


出かける時の挨拶「行ってきます
帰った時の挨拶「ただいま」の言葉も
別な意味で感謝を表しています。

それは親のお陰で元気で出かけられます。
私はお陰さまで無事に帰って来ました。

正に大切な人へお陰様の心の伝達です。
このような意味も理解し自覚すること。
お墓参りもご先祖様に感謝を表す行為です。

感謝が感謝を呼び、不満は不満を呼びます。
感謝の対義語は「無関心」です。

感謝と愛の対義語


人と人との触合いは、
リスペクト心】謙虚に
思い遣る優しい心で
有難い出会いが出来た感謝
をお互が伝え合う心身の活動に
日々努めて行きましょう

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