上に立つ者の人間力(6)-職務と能力
現場管理監督職の職務と能力
🔲ビジョン構築
店舗・組織のビジョン構築と指針方向付け
理念の認識
⇒ビションの明確化
⇒目標をハッキリさせる
⇔問題点の発見⇔課題が生まれる
A. ビションを明確にする
・どのような目的を持つ、組織にしたいのか
・どのような心を持った人にしたいのか
・どのような対人を対象にし、
その為にコンセプトやテーマにしたいのか
・どのような現場にしたいのか
・どんな仕事が出来る社員にしたいのか
・どんなパート・アルバイトにしたいのか
・店舗とスタッフ全員の生活はどの程度にしたいのか・・・・・など
B.その為に下記の期間内に行うことは?
(1ヶ月以内、三ヶ月以内、半年以内、一年以内、月迄に)
C. どのような意識が生まれ、
その後職務遂行に役立つか
D. ビションを明確にすることで、
どんな結果や成果が得られるか、
E. ビションを明確にする為に
必要とされる能力には、
どのような物があるか
F.中心になる人物、参加する
スタッフはどんな人々か
🔲コントロール Control
現場監督や責任者の場合、
行わなければならない管理業務に
現場と人のコントロールがあります。
現場監督者や責任者のコントロール
能力とは、スタッフの行動、意識、
取組み姿勢、技能、知識と言った
事柄を司る役目と役割、とそれに伴う
責任(職責)を遂行することを言います。
また、数字を管理しながら作成した
年間予算を計画通りになるよう、
月次で統制を行い、店舗(会社)の売上高
と店舗貢献利益の確保と拡大、プロセス
上の問題解決を図ることも差します。
【コントロールに必要とされる人的要素】✅
1.人々に影響を与える能力を持つ
2.知識・知恵・洞察力・判断力を持つ
3.リスクをチャンスと捕らえ、戦い実行する
4.よいパーソナリティーが持てるよう
自分を磨く事を忘れない
5.常に相手の立場で物事を考え、実行する
6.忍耐強い精神力を養う
7.色々な知識を持ち、知恵のある
言動に心がける、学習の心をいつも持つ
8.何事に関してもエネルギッシュに行動する
9.物事を順序立てて考える
10.自分を理解させる方法、能力を養う
11.聞き上手、話し上手になれるよう努力する
12.相手が何を期待しているかを知る努力をしている
13.物事を6W3Hで考える癖をつける
14.いつでも何故の意識で物事に
当たり何故の心?で考える
15.「ありがとう」など感謝の言葉を心から言う
16.何事に関しても「お蔭様で」
の感謝の気持ちを持つ
17.「誠心誠意」の心で誰にでも接する
18.心の目を養い何事も見えるようにする
19.何時でも心の安定に留意する
20.自分自身の五感を磨く生活をする
🔲コンサルテーションと問題解決力
〇コンサルテーション(Consultation)
会社(施設)や店舗には
どのような問題や障害、課題があるのか、
それを抽出し解決策を打つことを言います。
先ずは問題点を的確に見つけ出す
ことが出来なければなりません。
よく問題点が分かっている人は、
90%解決していると言われます。
問題点=あるべき姿(目標)―現状
問題とは、会社組織のあるべき姿と
現状のギャップ(ズレ)を捉えることです。
1.そして、目標は明確か?
(基準・水準)
2.現状を正しく確認しているか?
(状況・数字など)
問題を正しく把握認識するためには、
上記の2点を確認することから始めます。
〇問題解決力
問題解決力を身に付けるには、
何が問題なのかを明確に知り、
その為に自らが何をしたいか(するべきか)、
そして、
どのように成りたいかを考えること、
その為には、自らが何を出来るかを
様々な目線、三つの現で思考することです。
イ) 常に自らが係る現場や会社内の
問題にいち早く気付く、感性を持つ
ロ) その問題を的確に、分析し、
出来る限り多くの手法で表現する力を持つ
ハ) 問題を正しい基準を持ち適切に判断し、
その要素・要因を構造として構築する力を持つ
ニ) 問題を、一旦はそのまま受けいれられる
包容力(忍耐力)や自信・信念を持つ
ホ) 上記イ~ニと共に、言葉であれば
単語や語句をただ使える能力ではなく、
自らの意思や感性が確り伝わるよう
に組立てられアレンジ出来、自らの
意志伝達が出来なければなりません。
以上のようなことやビジョンに対する
現実のズレとも言える問題を認知する
感受性、自分自身、相手の気持ちを
想像する洞察力、情報を整理する
論理等が問題解決力の要素と言えます。
問題解決のポイント
【ポイント-1.】問題の認識と把握、
【ポイント-2.】問題の原因・誘因と要素
【ポイント-3.】解決の重視度
【ポイント-4.】解決策の立案と優先順位
【ポイント-5.】解決策の手順・タイムテーブル・スケジュール作成
【ポイント-6.】解決策の実行とその状況確認
・・・・・この6点に集約されます。
問題解決とは、このようなプロセスの中で
「どの様にしたら問題点を速やかに解消し、
思い描いた様に出来るか」
を問い解決に導くことです。
そして、問題解決のための順序立てた
思考回路(手順)を身に着けることです。
心の体力とも言える問題解決力は、
先年の東日本大震災の復興や原発事故の
解決に向けてだけではなく、日々の生活
や仕事の現場、今後の少子高齢化社会に
起こるであろう様々な問題を解消するにも、
身に着けて置かなければならない大切なことです。
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