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人間力の基礎【言葉の力】

「自分の発した言葉の重さと責任」

人間不信、いじめや引きこもりの
要因や起因となると考えられる一つに
自分の発した言葉の
 重さを弁え、責任を持つ
。」
と言うことがあります。

その一例として、
人を管理指導する立場の方から、
「時間を作って、こちらから連絡します。」
と話される言葉があります。

この言葉には、
捉え方が二、三あると考えます。

一つ目は、言葉通りで時間調整をした上で
連絡するとのこと言行一致を表し、
もう一方は、自己保身の言葉として、
其の場凌ぎのためでる意があります。

最初の意の言葉の場合は、
伝えた相手を認めていることと共に、
それを聞いた相手の何らかの期待感
などを気持ちに生み出す効果があります。

今迄の様々な人と触合いの体験から、
このような仕事や他人に真面目に
取組む人程、この言葉を、素直に
そして真摯に受け止め、期待感を抱き
連絡を待っていると思われます。

しかし、いつまで経ってもその言葉の内容が
リアルに実際の形や活動・行為て示されれないと、
発した人へ不安や不信感を持つ誘因にもなります。

若し、何らかの事情で伝えるために時間を
要する場合は、不安を与えないためにも
適時適切な連絡を心掛けることです。

また、自分の保身や其の場凌ぎの場合は
相手への距離を置きたい、人として認めたくない
と言う意思の現れなどの場合が多いようです。

何れにしろ、人との触合いに於いて、
喩え相手が自分の意にそぐわない
人物であったとしても
「自分の発した言葉の重さ
 を弁え、責任を持つ。」
ことの善し悪しに関わらず
自分の意思をキチンと相手に表し
伝えることは独りの社会人としても、
人としても大切ではないでしょうか。

その結果、
相手との心身の距離が離れたり、
縁が切れたりしても学びとしてよし、
と捉えることも必要だと思います。

日本では、子供の頃から
「自分の言うことに責任を持ちなさい」

「人に何かして貰ったら、
 ありがとうと言うのですよ」

「間違ったことをしたら、
 ご免なさいと謝りなさい」

などと親から教えられます。

しかし、
大人になるとその大切な教えを
自尊心や忙しさ、利害関係や好き嫌い
などで実際に行わなくなることあります。

そして、
そこには人間の欲とも言える
自分の当たり前と思うことへの
見返りを期待する我欲の心
が存在します。

誰にでも平らに真っすぐで濁りのない
純な心を持ち、このような見返りを
求めたり望んだり期待したりせず、
私心の無い「認める・感謝・情けや施し
などの活動に心掛けたいものです。

※これは失敗の人生からの学びです。
 壮年迄は自己中で刹那な行為・態度で、
 このような意識が全くありませんでした。

発した言葉に・・・

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