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新潟県三条市の地域おこし協力隊が町工場の休憩室をリフォームしました。

地域おこし協力隊の松岡です。
今回は、三条市の後藤鉄工所様の従業員休憩室を新たに作りましたので報告いたします。

後藤鉄工所様には2022年6月に初めて取材に行きました。

様々な企業の精密備品を製作する後藤鉄工所では、オートマチックなマシンがフル稼働しておりました。
取材中、専務が口にしていたのは、

”従業員の為にやりたいことがある”

ということ。
スタッフ人数が徐々に増え、休憩する場所が、自分の車内になってるのは申し訳なく感じていた。
せっかく場所があるのに有効活用がされてないスペースがある。
物置になってる社長の卓球スペースはあまり使ってないので、その場所を従業員の為にリフォームしたい。

その気持ちにこたえるため、2022年9月に改修に着手しました。

コンセプト

従業員が和む場所、仕事終わりでも集ってほしい。
畳の場所と、昼寝の場所、大画面TVが欲しいとのことでしたので、下記のようにコンセプトを設定しました。

コンセプト案
最終的なレイアウト案

内容に納得いただいたので、設置備品をチョイスし、見積作成。
従業員は油が付く作業がある為、汚れた格好で使用しても大丈夫ななものが良いとのこと。
そうした商品は新品で購入すると高額なので、関東の店舗用中古品店に足を延ばし、備品を選定。中古備品は新潟より東京の方が安いのです。

やることリストです

中古のため塗装の剥げや汚れなどある為、研磨再塗装を行いました。
木材の塗装予定なかったのですが、追加で塗布。

ビフォア→アフターを

ビフォア
アフター
ビフォア
3つのブースに分けた。テレビは迫力ある55型


社長も初yogiboにご満悦♡

後藤鉄工所様に感想を伺いました。

遊びに来た社員の子どもたちがとても喜んでます!
「お母さんがいないのでちょっと会社連れてきていいですか?」
の社員要望に応えられるようになりました。(笑)
子供たちは、テレビ見たりyoutube見たりして、楽しんでます。

私達は、図面があって依頼を受けた製品は100%要望に応えられます。
しかし、空いた空間をどうするかのイメージがまるで浮かばず、どんな空間にすべきなのか発想が出てこないないのです。
6月の取材が無かったらこのスペースを何とかしようという構想にはたどり着けませんでした。

完成して
出来栄えは最高です!業者に頼むと大変な高額になってしまうところでした。
明るい部屋で話すと、明るい話題になります。
商談で使ってることが多いのですが、綺麗で整ってる場所で話をすると交渉も話もしやすいです。
私達が使いすぎると従業員が休憩できないのは問題なので、今後は利用を控えようと思ってます((笑))

今後はどのような形で従業員の満足度上げたいですか?
社員の創意工夫ができる環境を整えたいです。
そして居心地の良い会社にしてゆきたいです。
次のリフォームはトイレですね。

11月初旬、第2工場の建屋が竣工しました。
今日は大型の機械が搬入され、まさに設置の日でした。
新たなマーケットの拡大へ向けて更なる躍進の期待が高まる三条市の町工場。
社員を思う、温かな成長企業でした。

新たな大型精密機械
新工場外観


新工場内部

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