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SHAFTの看板を掲げ、国内大手企業の精密部品を製造する「株式会社後藤鉄工所」

今回は後藤鉄工所様に訪問させていただきました。
緑豊かな地域、五十嵐の清流が流れる穏やかな地域に会社があります。


専務取締役の後藤敬さん

後藤さんは次期三代目。
後藤鉄工所は昭和29年にじいちゃんが立ち上げた会社です。
祖父は職人に頼らない工場の仕組みをどのように構築するかを考え、下田地域に敷地の広い工場を移転することにしました。
しかし、なかなか工員が集まらず、苦労したそうです。
さらに創業者の祖父は新工場開設してまもなく亡くなってしまいました。
そして二代目の父は22歳で会社を継ぎました。だから父は1.5代目みたいな感じです。
父は既に70過ぎてますが現在でも現場でバリバリ作業しています。

代表の後藤行雄さん


後藤専務について


26歳で後藤鉄工所に入りました。それまでは東京の大学に通い、卒業後栃木の工場で修行させてもらいました。その工場は弊社のお付き合いあった会社で機械加工や品質管理など様々な事を学ばせていただきました。
おかげで弊社の管理業務など大変役立ちました。

会社の業績


コロナ禍
自動車関係は大打撃で100の仕事が20になってしまったんです。
しかし翌年から急激に復活し通常水準に戻りました。製造業は危機でも戻りが早かった方だと思います。
昨年は売り上げベースで過去最高の売上をたたきました。
もともと、様々な営業をかけており、その仕事を取れてきたなと感じてます。
また、小さな工場が高齢により閉鎖してしまい、その仕事を引き継ぐことで新たな売り上げとなりました。

海外の攻勢


弊社では中ロット小ロットなので大企業のロットとは勝負していません。
数が多いロットはすぐに海外に取られてしまうため受けず、特別な部品、特殊仕様の部品、保守部品など、少なくても必要不可欠な部品を製造してます。
海外で生産が難い、自動化しづらい製品を中心に取り扱い、弊社でしかできない技術を活かしお客様のニーズに答えています。

海外の業者では品質命取りのモノ任せられず、また特許製品などは海外に依頼するのは危険。そうした案件を守秘して製造するのがもっとも大切と考えています。

今まで16年間できつかったこと


会社戻ってきたときリーマンショックがありました。
オーダーが来ず3年くらい赤字が続き、この後どうするのかとても怖かった。
その時は1社2社に依存してた取引先だったので、販路拡大し、会社を知ってもらうために展示会など積極的に活動しました。
その効果により1社依存から複数社の取引先にすることで業績が改善できました。


現在の動きと改善


自社を知ってもらうために「SHAFT」というキーワードを掲げました。わかりやすい言語だったためか大企業様とのお付き合いも生まれ始めました。
現在も展示会やインターネットの広告で弊社を知ってもらえるよう努力してます。

2代目の社長時代、社長1人ですべてのモノの管理監督製造をしてたためスピードや工程に無駄がありました。
ここの業務改善をし、全ての項目に担当者を決め、効率よく目標もって責任ある出来るよう改善しました。
今後は土日を含め、機械化無人化を進め、365日24時間機械を動かす工場に育ててゆきたいと思ってます。
無人化できない特殊部品は最高の職人技術で加工する。そんな二面性ある工場にしてゆきたいです。

スタッフについて

スタッフはベテランもいますが1年目の20代も働いています。
彼らには以前の勤務先と違い、楽しく働かせてもらってると言っていただいています。
研修期間はケガさせないよう職人3人で面倒を見て、1年目後半くらいから独り立ちできるように研修します。

来年は工員を1.5倍くらいに増やす予定です。
新しい工場の建築予定でより一層、機械化自動化を進めてゆきます。
駐車場足りるかなぁとちょっぴり不安です(笑)

機械に関しては素人の方でもスタッフが教えますので問題ありません。
製造用のCADCAMを取り入れ、今後PC上でどのような製品ができるか図面作成し、大手企業と同じように生産できるようしてゆきたいと考えています。
この方法を取り入れることで危険も少なく、ミスも少ない。こうしたシュミレーション技術を取り入れ、若い方でも製造できるようにします。

ベテラン技術者と新人若者では力量の差が顕著になってしまいます。
しかし、PCが得意な若者はCAD入力などすぐにマスターできるはずです。
難しい職人技はベテランさん、PC使ったプログラミングは若者にするなど、お互いの得意な武器を尊重し、協力できるよう来年から対応してゆきます。

数年で基本給20万円スタートとなるよう企業成長目指します。
既に日勤夜勤交代制になっており、夜のオペレーターは5人で回しています。

女性勤務について


女性は製品検査室にて検査作業などが向いてると考えます。
製品に問題ないか、特定器具を使って証明書を付けたりする作業があります。この作業は現在男性が対応してますが根気がいる作業なのでむしろ女性の方に任せたい。

正社員は08:00-17:00の勤務ですが、その人に合わせてシフト組はできます。
既に09:00-16:00の勤務帯にしてる女性がいます。
離職率はかなり低くここ10年で2人程度。一度は退職したけど戻った人も3人くらいいるんですよ。
以前、ヘッドハンティングされたスタッフが出戻ってきました(笑)やっぱりここがいいとのこと。

異業種からの転職も歓迎してます。私たちでは頭が固くなってることもあるし、貴方のように新たな情報を持って来ていただければ新案件として採用できるかもしれません。

休憩室は女性が喜ぶようにリフォームも計画中です!
是非三条市に遊びに来てください。工場見学も可能です。

三条市下田地域にしばらく住んで少しづつ良さを知ってもらえればきっと好きになってくれると思います。
夏は緑広がる五十嵐川の素敵な景色、きっと気に入っていただけると思います。
外国人のyoutuberも来るような結構人気あるエリアですよ。

まとめ

未来を見ながらも社員のことを温かくしっかり考えてる後藤専務。
彼の笑顔はかわいらしく愛されてる社長なんだなぁと思いました。
2022年6月現在、スタッフを募集してます。
お問合せしてみてください。

株式会社後藤鉄工所
https://www.goto-tec.co.jp/

サンポストでは三条市の企業情報の紹介をしています。

サンクチュアリはシングルマザーの移住支援をしています。
移住に興味がる方はお問合せください。


サポートいただけたら幸いです!ガンバリマス。