見出し画像

WEBライターの主な仕事内容とデビューの方法を元専業ライターが大公開

「Web ライターになりたいけれども担当する仕事がよく分からない・・・」なんて人は少なくありません。

それに Web ライティングの仕事を始めた人の中にもWEBライターが担当する職務領域を正確に理解してる人は決して多くはありません。

実際、私自身もWEBライターになりたての時には記事作成以外に担当する業務がある事を知りませんでした。今覚えば恥ずかしい話ですが、当時の私のような人は少なくないはずです。

そこでこのページでは専業のWebライター歴が2年ある私が Webライターの仕事の特徴や平均的な年収に加えてこれからデビューする方法等を解説します。

Webライターの代表的な五大仕事

画像1

まずはじめに Webライターが主な5種類の仕事を一覧にしたのでご覧ください

・新規記事の作成
・企業の記事のリライト
・作成する記事の企画
・インタビュー記事の作成
・各記事の情報収集

今取り上げた5つの仕事の詳細については1つずつご紹介します。


新規記事の作成

画像2

一つ目にご紹介するのは新記事の作成です。そもそも新規記事の作成と何かというと新しく Web メディアに掲載する記事を作成することを指します。

おそらく Web ライターの仕事の中で一番ポピュラーな類の仕事になります。

新規記事の作成案件に関してはクラウドワークス等を探せば未経験者でも応募が可能な仕事が大量に見つかります。そのため、未経験者でも比較的簡単に仕事にありつくことができます

報酬体系に関しては基本的には文字単価が取られております。そのため、書いた文字数×文字単価の計算式で支払われる報酬額が決まります。


企業の記事のリライト

画像12

二つ目にご紹介する Web ライターの仕事はすでに世の中に公開されているWEB記事のリライトです。

Web記事のリライトを簡単にご説明すると既に公開されている記事の情報を更新したり、ページに掲載する情報を変更する事が該当します。

例えば3年前に書いた記事に「来年は東京オリンピックが開催されます」という1文があったとします。

当時の状況を考えると決して間違った情報ではありませんが、現在は東京オリンピックは閉会しているので誤情報です。

そのため来年は東京オリンピックが開催されます、というフレーズ部位は修正が必要になります。修正の一例としては、該当部位を削除したり、「既に閉会したオリンピックですが」等のように正しい情報に変更します。

上記はあくまで一例ですが情報を今のものに修正したり、本文を現在のユーザーニーズに合った形に変更するのがリライト行為になります。

リライトの報酬体系は先ほどご紹介した文字単価が採用されることもありますが、「一本○○円」という形で報酬額が固定されている事もあります

インタビュー記事の作成

画像3

三つ目に取り上げるWebライターのお仕事はインタビュー記事の作成です。

そもそもインタビュー記事の作成というのは、誰かに話を聞きに行き、聞いた内容をWeb記事にまとめるお仕事です。

インタビュー記事の特徴は一般的な Web 記事とは異なり、一人で業務が完結しない事です。

というのもインタビュー相手に会いに行ったり、事前に関係者との間で詳細なミーティングが求められるためです。そのため、一人でパソコンで記事を書きたい人には向かない案件になります。

また、気になる報酬に関しては新規記事の作成よりも高額になります。なぜなら、インタビュー相手に会いに行く等の手間もかかるためです。

そして報酬形態としてはインタビューを含めた作成にかかった時間×時給という形で計算されることもあれば、準備も含めて1本○万円、という形の固定額が採用されることもあります


各記事の情報収集

画像4

4つ目に取り上げる Web ライターの主な仕事は自分が書く記事に関連する情報の収集です。

意外と勘違いされている方が少なくないのですが、Web ライターは決して自分が書きたいことを書く仕事ではありません

WEBライターの仕事は正確な情報を記事を通して伝えたり、読者が知りたい情報や読者が抱えている課題の解決に繋がる情報を提供する事です。

そのため読み手のニーズや抱えてる課題を調べることは不可欠です。加えて記事の中に誤った情報があってはいけないので正確な情報を掲載するための情報収集は本当に大切な仕事になります。

今取り上げたような情報収集業務を一般的にはリサーチ業務といい、リサーチ能力の高さがライターのレベルを決めるとも言われております。


作成する記事の企画

画像5

5つ目に取り上げる Web ライターのお仕事は自分が書く記事の企画をすることです。

というのもライティング案件の中には非常に漠然としたテーマで仕事が振られることがあるためです。例えば、「20代男性の就職事情を書いてくれ」といったすごく漠然としたケース。

上記のような場合、どういった趣旨の記事をどんな構成で書くべきか、といった企画寄りの業務もライターの仕事になります

正直な話になりますが企画や構成まで作れる Webライターは文章しか書けないライターよりも希少な存在になれます。

そのため、記事の企画まで請け負えるWEBライターを目指す事はメリットが非常に大きいと言えます。


相場の年収について

画像6

次に WEBライターの一般的な年収や一つの仕事に対する目安の報酬額をご紹介します。

一般的なライターの年収
 Webライターの年収は正直な話その人によるというのが実情です。Webライターの中には専業で頑張っている Webライターもいれば副業として会社員生活の合間で働いている人もいるからです。

そのためWebライターの相場の年収を正確に出すのは非常に難しいという現状があります。ですが、フリーランス白書2019に掲載された情報が参考になるのでご紹介します。

全体の32%が200万円以下
全体の26.9%が200万円~400万円
全体の21.5%が400万円~600万円

参考データ:フリーランス白書2019

上記のデータにあるように、約6割のWEBライターの年収は400万円を切っております。ただし、上位4割に入れば400万円以上の年収を得ているので実力次第では十分に暮らせるだけの収入が得られます。


仕事別の相場の単価

Web ライターの仕事の一つの報酬単価に関しても相場はあってないようなものです。

なぜなら案件の単価というのはWebライターのスキルという観点と引き受ける案件の難易度という二つのポイントから算出されるためです。

そのため、A さんが引き受けたH と言う案件は文字単価が0.5円。Bさんが引き受けたG というお仕事に関しては文字単価が15円なんてことも起こりえます。

上記のように相場が出しづらい事を前提にしながらもライティングの難易度別の相場単価については以下のページでまとめておりますでぜひご覧ください。


WEBライターになる方法

画像10

次にWEBライターとしてデビューする際の代表的な手順をまとめてみましたのでご覧ください。

・クラウドワークスで副業をはじめる
・未経験者歓迎のライター職に応募する
・案件も紹介してくれるスクールに入る

どのやり方でもWebライターになることはできます。ちなみに私は「未経験者歓迎のライター職」に応募し、無事に採用されてデビューをしました。

しかし、未経験者をライターとして雇ってくれる企業は多くはありません。

そのため、クラウドワークス等でWebライター未経験者でも応募できる案件にチャレンジする事でデビューするのが一番確実です。

未経験でも応募できる受けられる案件を受けて経験と実績を積む。

そして一定のスキルが身についた時点でより高い報酬単価の案件に応募する、というのが一般的な Webライターのキャリアと言えるでしょう。

ただし未経験者でも応募可能なライティングの案件は文字単価が0.3円程度のことが多いです。文字単価が0.3円の案件の場合、3,000字の記事を書いても900円しかもらえません。

しかも900円から手数料などが差し引かれますので実入りは800円を切ります。3,000文字を書いて手取りが800円ではとてもではないですが、生活は無理だと思います。

なので最初は本業の合間でWebライティングの仕事を受けたり、アルバイトをしながら記事作成の仕事をやるのが現実的です。

専業のWEBライターになるのはある程度経験を積んで文字単価が2円程度の仕事を得られるようになってからが良いでしょう。


ライティング業務に取り組むのに必要なスキル

画像7

次にWEBライターが仕事に取り組む際に確実に求められるスキルをまとめてみましたのでご覧ください。

1.基本的なパソコン操作スキル
2.情報収集能力
3.最低限のコミュニケーションスキル
4.文章力
5.一定の論理的思考能力

正直な話になりますが、上記の1~5の中で一つでも欠けてるものがあると Webライターとしては致命的です。なのでどれも持つべきです。

ただし、5つの不可欠なスキルの中でも特に重要なのは最低限のコミュニケーションスキルと情報収集能力です。

まず前者のコミュニケーション能力というのは重要です。

なぜならWebライターは企業に雇われる以上、企業の担当者と円滑なコミュニケーションができないと仕事にならないからです。

加えて後者の情報収集能力に関してもないと務まりません。なぜなら、 Web 記事を作る際に必ず正確な情報を集めることが求められるためです。

今取り上げましたように情報収集能力とコミュニケーション能力はWEBライターにとって最も大切な2大スキルであることを押さえておくとよいでしょう。


仕事で必要な道具について

画像8

次にWEBライターが仕事に取り組む際に必要になる主な道具(ツール)をまとめてみましたのでご覧ください。

・パソコン
・スマホ
・インターネット環境
・ワードをはじめとしたタイピングソフト
・ブルーレイカットメガネ

今取り上げた道具の中でも特に大事なのはインターネット環境とパソコンです。

なぜなら、Webライターはパソコンを持ってネットさえ繋がる環境にいれば世界中どこでも仕事ができるからです。

ちなみにパソコンのスペックに関してはWordを開けてネットに繋がるスペックがあれば古いパソコンでも問題ありません。


WEBライターに向いている人と向いていない人の特徴

画像11

次にWENライターに向いてる人と向いてない人の特徴をざっとまとめてみましたのでご覧ください。

向いてる人の特徴
文章を書くのが好きな人
正確な情報を集めることが得意な人
黙々とパソコンで作業ができる人
自己管理がきちんとできる人
最低限の常識と対人能力があること
向いていない人の特徴
あまりに常識がない人
自分が書きたいことを書く人
自学自習が苦手な人
一人で作業するのができない人
ライティングを楽な仕事だと思ってる人

今取り上げたWEBライターに向いている人の特徴と向いてない人の特徴のより詳しい詳細については以下のページでまとめております。


今回の内容のまとめ

画像9

今回は Web ライターの主な仕事に加えて、相場の年収やWebライターになる方法や求められるスキルやツールについてご紹介しました。

様々な情報を幅広くご紹介しましたので少し振り返りの時間が必要だと思います。そこで最後に今回取り上げた内容の中で特に押さえておきたいポイントをピックアップしましたのでぜひご覧ください。

WEBライターの主な仕事は以下の5つ。
・新規記事の作成
・リライト
・情報収集
・インタビュー記事の作成
・記事の企画

6割のWEBライターは年収が400万円以下
WEBライターに必須の道具はネット環境とPC
必須スキルはコミュニケーション能力と情報収集能力
仕事を得る最も簡単な方法はクラウドワークスの利用
WEBライターは向き・不向きが大きな仕事である

上記でまとめたポイントさえ念頭においておけばWEBライターという仕事の全体像を掴んだことになります。

今回取り上げきれなかったWEBライターという仕事に関するより深い情報については以下のページでまとめております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?