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オンライン遠隔授業成功までの道程 (1)

名古屋商科大学ビジネススクールでは、2020年4月以降新学期の授業をオンライン遠隔授業で行うと発表した。

その発表にしたがい、今週土日からスタートする2020年度新学期の授業のスターターとして、僕は教壇に立つことになる。本来であれば、東京校の教壇に立つことになる予定だったのだが、オンライン遠隔授業スタジオが名古屋校丸の内タワーにあるので、明日から名古屋へ向かう。

実は僕は、NUCBの他の先生に先駆けて、女性向けオンラインMBAの授業にすでに参画してきた。

だから、オンライン遠隔授業は初めての経験ではなく、すでにzoomを活用し授業を行い、ゼミ指導も行っている。しかし、90人近い学生を相手に100%ケースメソッドでインタラクティブに、リアル授業と同じレベルを担保して9:20-16:40まで授業を行うというのは結構チャレンジングな取り組みだ。その取り組みまで、あと2日。その時感じたこと、悩んだこと、クリアしたことは、その場で書いておかないとすぐに忘れてしまう。また、日本全国でこれからオンライン遠隔授業も授業方法の有力な手段となるはずである。その、肌感覚、肌触りをしっかりと覚えておくために、リアルタイムで記録を残そうと思った次第である。そこで今日からオンライン遠隔授業がどうやって行われるのか、行われたのか、ここに記していく。

昨日も2020年度第1回目の教授会があった。もちろんzoomで各研究室、各拠点からの参加だ。教授会なので、僕も普段と同じようにスーツを着て参加する。上だけスーツを着て、下はトレパンで参加しようかとも考えたが、何が起こるかわからないので、全身スーツにしておいた。そして会議が始まった。様々な議題があるのだが、やはりみんなの関心は、オンライン遠隔授業だ。

・名古屋商科大学ビジネススクールの特徴は、100%ケースメソッドのインタラクティブな討論型授業であり、オンライン遠隔授業になっても、それを実行する
・zoom, iPadを駆使し、板書はリアルタイムで画面上に反映されるようにする
・授業の途中で、小グループでの議論も自由自在に入れられる。だから、授業をしながら、ちょっと班で話し合ってみよう、その後発表しようという流れも自由自在
・授業中に投票もできる。賛成、反対、先生が数えなくても瞬時にわかる

というガイドラインや機能が説明され、実際これらの機能を完全に使いこなすのは大変そうだが、これらを使いこなせば、リアル授業に劣らない、下手すればリアル授業を凌駕するような授業をできそうな気がする。板書はリアルタイムで学生のスクリーンに映し出されるので、リアル授業の後ろの席に座り板書が良く見えないということは発生しない。板書はどんどん保存されるので、授業終了時には、それがそのままノートになる。zoomへのアクセスで出欠管理もできる。先生の点呼は必要ない。オンライン遠隔授業ならではのメリットも、意外に多い。

まあ実際授業を行ってみないと、良いところ悪いところを肌感覚ではわからないのだが、少なくとも予想以上にできそうなことは多そうだとわかった。

ということで、明日名古屋へ移動し、zoom越しに見ていたオンライン遠隔授業用スタジオを、実際に確認します。明日はスタジオの様子を、明後日はオンライン遠隔授業1日目の様子を皆様にお伝えできればと考えています。

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