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ロジカルシンキング再考(1)

改めて、日本のビジネスパーソンに対するロジカルシンキングの意味とは、一体何なんだろうか。日本でロジカルシンキングがメジャーになったのは、2000年以降マッキンゼーやBCG、アクセンチュアの戦略コンサルタントが、ロジカルシンキングを提唱し、従来の日本企業の曖昧ないい加減な意思決定に警鐘を鳴らしたことによる。彼ら外資コンサルが提唱するロジカルシンキングは、要はピラミッド構造の構築である。ピラミッド構造とは、上位概念を下位概念に構成要素に分解し、
1.上位概念を下位概念にMECEに分解する
2.上位概念と下位概念の因果関係を明らかにする
こととなる。このピラミッド構造を構築するために、戦略コンサルタントは二分法、演繹法、帰納法を使いこなす。ということは、言い換えると、二分法、演繹法、帰納法がロジカルシンキングの基礎の基礎となる。そこで、これらロジカルシンキングの基礎の基礎について検討していきたい。

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