4年の9月から就活を始めた大学生のおはなし

注意

⚠アイドルマスターの話ではありません⚠
プラットフォームを変えるのが面倒なのでここで投稿しています。
たのしい話題が見たい人はぜひ別の記事を読んでみてね。

⚠記事が別のプラットフォームに移行する場合があります⚠
このブログに載ってるのが嫌だなと感じたら(≒黒歴史っぽく感じたら)別のプラットフォームに丸ごと映すかもしれません。そうした場合、その旨と移行先はこの記事に残しておきます。

⚠具体的な就活の相談はキャリアセンターやエージェントへ⚠
「ESの書き方」とか「面接のコツ」みたいなのを期待して開いた人には申し訳ないが、具体的なノウハウは僕もよく分からない(僕が知りたい)
この記事はどちらかというとマインドの部分に軸足を置いている。
専門的なことは専門家へ

この記事について

この記事は、僕の2023年9月から12月頃までに何が起きてどう感じたかを記したものである。僕と同じようにギリギリから就活を始めた人が何かの参考(気休め)になればうれしい。これから就活を始める1~3年生などの方は、こうなると大変なので今からゆっくりでいいので未来について考えてみよう。時間はたっぷりある。

自己紹介

就活の記録として大事なのは、その人がどういう身分でどういう環境にいるのかだと思う。状況が違いすぎる人の話を聞いてもあんまり参考にならないと思うので。

性別:男
生まれ:2001年(24卒)
出身:愛知県
大学:文系大学(偏差値は真ん中かちょい下くらい)
学部学科:文学部(これ以上書くとバレる)

典型的な文系大学生だと自負している。大学の勉強は大好きだったし、学内では成績もかなり良かった(毎期100数十人中20位内)。一方で人と関わるのが嫌すぎて(厳密には自分にはムリだと思ってやる前から諦めてた)バイトは高校大学含めて全くやっていない(大学内のOCの手伝いという名目でのバイトはやった)。

3年生から今まで何があったのか

大学3年からの様子をざっくりまとめるとこんな感じになる

  1. 3年春頃:大学主催の就活セミナーに片っ端から参加しまくる

  2. 3年夏頃:引き続きイベントやインターンに参加しまくるも、やりたいことが決まらない上にESの内容も決まらず段々嫌になってくる

  3. 3年夏休み:大学院進学を決断。就活を完全停止

  4. 3年秋~4年夏休み:空白の1年間

  5. 4年秋(9月初週):指導教授からの推薦書を貰うと同時に大学院進学を断念。就活を始める。

  6. 4年冬:なんとか内定を獲得する

つまり、就活をしていなかったのは「早々に諦めたから」「大学院に進学したかったから(専攻を突き詰めたかったから)」ということである。
専攻分野はマジで大好きだし、ゼミも卒論もすごく充実してたので進学したいのは本心だった。が、一方でそれを就活から逃れる手段として見ていたのもまた事実である。
なぜ大学院進学を断念したかと言えば、大まかに次の3点である

  1. 文系修士の就活が難しいこと

  2. それを踏まえて学費と2年間を費やすのはリターンが少なすぎること

  3. 就活への後ろめたさ

「なんだ3年から就活してるじゃないか」と思うかもしれないが、僕の感覚では3年時の就活が4年時の就活に役に立ったとは思ってない。説明会を聞いた企業は1つもエントリーしてない。

これ以降、そんな約2年間で感じたことを記していく。

この2年間で思ったこと

人に頼りまくる

僕は就活をすると決めたその日にまずキャリアセンターに駆け込んだ。なぜ3年の時にそれをしなかったんだと後悔もしている。
もしこれを読んでいるあなたがキャリアセンターやその他エージェントと一緒に就活をしていなら、今すぐ相談予約を入れよう。
そもそも、人生において何か縛りプレイのようなものをしていない限り「就活を一人でやる」理由は無いと思う。
「やりたいことが見つからない」でも「ESが書けない」でも「面接練習がしたい」でも、何でも頼りまくればよいのである。相手はそれを手伝うのが仕事なわけだし。
逆に両親や友達との相談は全くといっていいほどやらなかった。エージェントの皆さんは、大体の場合就活が終わればそれっきりの関係なので逆に気が楽だったりもする。
僕はこの3ヶ月間で次の5人と一緒に就活をした。

  • 大学のキャリアセンター

  • 地元のハローワーク

  • インテルプレス(地元の就職支援サービス)

  • マイナビ新卒紹介(1回だけ)

  • キャリタス就活エージェント

面談で人と話す(自分の考えをアウトプットする)と意外とスッキリするし、ESのネタやヒントもその方が確実に思い浮かぶ。

時間はけっこうある

3ヶ月で内定を貰うところまでしたのだから、3年の春から4年の冬まで使えると考えたら余裕も余裕である。実際には大学の勉強や卒論等と平行する必要があるので体感的にはそうじゃないと思うけど。
ただ、僕は3年春の時に受けたセミナーで「4年の春からエントリー開始」という内容を知って「全く将来のこと考えてないじゃん。終わったなこれ」と思っていたので時間が無いと感じる気持ちは分かる。
それでも3ヶ月と比べたら約8倍もあるのだから、焦らずゆっくりでいいと思う。気合いを入れすぎて自滅するよりうんとマシである。

求人はほぼ無限に出てくる

頭数だけで言えばの話だが。確かに末期になってくるとエントリーできる企業が減っていくのが目に見えるので焦る。
でも、そういうのは大体リクナビ・マイナビ・キャリタスといった有名な就活支援サービスに掲載されているものの中での話である。
ハローワークを見れば数え切れないほどの求人票があり、その他のサービスを見ても求人を全て把握するのは無理と言えるだろう。
もちろん、自分の条件に合う求人となればほんの一握りだが、「この時期にエントリーできる企業なんてないだろ……」と諦めるのは早計だと思う。
逆に「どうせ良いところは残ってないから」と適当に選びすぎるのもよくないと思った。
※年が明けると減る(らしい)のでそこは注意

行動してる時の方が落ち着く

就活をスタートした9月頃は本当に焦っていた。マジで人生終わりだと思っていた。そんな中、ハローワークに行ったり、オンラインで面談したり、ESを考えている時間は「前に進んでいる」感じがして逆に気が楽だった。
寝っ転がって嘆いているよりはいいと思った。

就活支援サービス特有のキラキラした雰囲気が苦手

専ら愚痴のような内容だが、こういうしんどい活動のマスコットキャラクターに有名なキャラクターを起用するのはどうかと思う。ここであんまりトラウマを抱えるとそのキャラのことが苦手になるんじゃないかと思ってヒヤヒヤしていた。
それ以外にもデザイン性重視のオシャレな特集ページやチラシを見ていると、陰キャの僕にはすごく疎外感を覚えた。
あと「他己分析」ってワードもすごく気になる。「自己分析」の逆って言いたいのは分かるし、語感もその方がいいのは分かる。分かるんだけど、「自己」はどちらも同じ意味を表す二字熟語なんだから「他者分析」の方が正確じゃないかとずっと気になっていた。(他人にやらせて自分が分かるという意味では正確なのか……?)
性格に大きく左右される部分かとは思うが、ああいう雰囲気に仕立てているのもサービスを運営する側の配慮なんだなということを理屈として理解しておくものなんだと思う。
僕としてはもっとお堅い雰囲気の方がなじめた。

面接は笑顔で

チープな表現だが、本当のことだった。
1次面接は口角を上げるだけで通るようになった(それまで全然通らなかった)
自分でもだいぶキモいと思ったが、選考通過のために手段は選んでいられない。

ネットの情報は見ないほうがいい

希望する会社でも業種でも職種でも、情報収集のためにネットで調べることを避けることはできない。そのとき、業種や職種の場合はサジェストに「やめとけ」と出ることが結構あり、会社の場合は口コミサイトなどもあるが、これは信じない方がいいと思う。
あえて断言するが、そもそも労働が最高だと思っている人間などいない。
その仕事が最高だと思っている人が「○○最高!マジでおすすめ!」といった内容の発信をするのと、仕事がクソだと思っている人が「○○はマジでクソ!絶対やめとけ!」という内容を発信するの、どちらが多いかと考えればもちろん後者である。
つまり、ネット上でみられる情報のほとんどはネガティブなものになるということである。そんなネガティブだらけの情報をわざわざ見たところで、ただでさえやる気の起きない労働が余計にしんどく感じるだけである。僕の内定先も口コミの評判は微妙だったが、ああいうサイトに「この会社おすすめです✨」なんて書く人が果たしているだろうか。カフェじゃないんだから。
情報収集は就活支援サービスや、その会社のHP、求人票で得るようにするべきである。
就活中の今だけは、その会社や仕事内容が楽しいものであると思い込んで置いた方がいいだろう。でないとやってられない。

とにかく行動する

就活に限らず、なんでもそうだと思う。僕の約20年間の人生というレベルにおいても、最も足りてないのは総合して「行動すること」だと思った。
そうしなかった理由は、行動したことによって生じるリスクばかりに目を向けていたからだと思う。できるだけリスクの少ない道を選ぼうとして何もしてこなかったということである。もちろん、この考えが習慣付いた背景にも、「適当に選んだ塾が忙しすぎて学校の勉強が犠牲になった」とか「ノリでなった委員会が大変すぎた」など考えられるが、全てが悪い方向に進むとは限らないし、悪くなったらその都度対処すればよいのである(もちろんその最中はしんどいが)。
少なくとも、行動しなかったことよりも行動したことで生じるリスクと得られたリターンを合算すれば最終的にはプラスになるのではないかと思う(それが短期的か長期的かは分からない)

未来はどうなるか分からない

僕は進学よりも就職を選び、なんとか仕事を得ることができた。今はこの結果に納得している。しかし、これが将来においても納得できるものかどうかは別の問題だ。
ギリギリで得た仕事だったために大変な思いをする可能性は大いにある。もしかしたら大学院で大きな成功を掴めていたかもしれない。しかし、逆に想像通り修士卒で就活に苦労することも考えられるし、今得た仕事がすごく合っている可能性もある。
結局のところ、選択が正しいかどうかは結果が全てだと思う。今正しいと思っていた選択があとから間違っていたと思うかもしれないし、それがまた正しかったと感じるときもあるだろう。今正しいと思ったことをするしかないのである。

最後に

冒頭の注意書きに反するが、あえてここで1つ僕がおすすめしたいアイドルマスターの曲を紹介する。

アイドルマスターSideMより、DRAMATIC STARSの『Change to Chance』
様々な「理由」を持って人生の進路をアイドルに変えてきたのが当作品のキャラクター全員の共通点である。
思い描いていた未来とは別の道を歩むことになりながらも、その道で頑張るすべての人に希望を与える曲だ。僕自身もこの曲に大いに支えられた。

https://www.youtube.com/watch?v=rR4PTHsX3v0

上から
桜庭薫 26歳 元医者
天道輝 28歳 元弁護士
柏木翼 24歳 元パイロット

https://open.spotify.com/intl-ja/track/5ZQ2MsLhMujPY9CyIqYtP5

この記事が参加している募集

就活体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?