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挑戦への不安に対処する方法

何かチャレンジしようと思ったときのブレーキをかける要因として、不安や恐れがあります。

失敗に対する恐れ、痛い奴だと思われないかという不安など
自分の成長や目標を達成していく上で、チャレンジすることは必要だと思いながらも、不安や恐れが足を引っぱります。

不安や恐れはどのような感情なのかを理解するのがポイントです。

不安や恐れは、私たちが安全領域の外から出るとき、必然的に感じるものです。

不安や恐れを感じないまま挑戦することはできないし、もし全く不安や恐れを感じていないとすれば、それは、安全領域に留まる程度の挑戦といえます。

「飯食わぬ女房」という話しがあります。

昔々、あるところにある男が住んでいた。
ある日のこと、「飯を食わずに働く嫁が欲しいなぁ」とつぶやいた。
すると、その日の夜、若い女がやってきて、男に嫁にしてくれと頼み、「私は飯を食べません」といったため、喜んで迎え入れた。
確かに飯を食わずにせっせと働く女だな…と男は思っていた。
ふと、家のお米の減りが激しいことに気付いた。そこで、出かけると嘘をついて天井に身を潜め観察をすることにした。
嫁が帰ってきたためさらに気配を殺して観察すると…
嫁は米俵を何個も持ってきて釜に入れ、ご飯を炊き始めた。
そして大量のおむすびにしていた。おもむろに髪を広げ始めると、なんとそこには穴のようなでかい口が頭についているではないか。
嫁はその穴へポイポイと放り込み、すべて食べ終わると、口を隠して、何事もなかったかのように、元の姿に戻っていった。

つまりお嫁さんんは化け物だった訳です。

飯を食べないで、よく働くというのは、なんとも自分勝手で、都合のよい、一面的な願望ですね。

ただ、私たちは、この物語の男性のように、都合のよい、一面的な願望を持ちがちです。

●失敗しないで成功したい
●努力することなく、充実感を味わいたい
●悲しみを味わうことなく、幸福感ばかり味わう人生を実現したい

不安や恐れを感じないまま、挑戦したいというのは、失敗しないで成功したい、努力をしないで充実したいとというのと同じように、あまりにも都合のよい非現実的な願望であることではないでしょうか。

挑戦する上で、不安や恐れは不可欠なものだと分かった上で、
「自分は不安を感じているなぁ」
「こういうことは初めてだから怖いよな」
と自分の不安や恐れを感じ、受け容れながら、挑戦することが大切なのです。



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