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世界的クリエイティブエイジェンシー 『monopo』のテクニカルディレクター/プロデューサーに聞くPRMO

こんにちは!
PRMOでPRを担当するフルタです。

今回の喫茶プラモでは、株式会社monopo Tokyo(以下、「monopo」)でテクニカルディレクター/プロデューサーを務める高橋さんにお話を伺ってきました!
※株式会社monopo Tokyo:東京・ロンドン・ニューヨークを起点に世界中で様々なコミュニティを介して、国内・海外のクリエイターと共に、各国のブランドを共創していくクリエイティブ・エージェンシー。

高橋さんとPRMO代表亀田の出会いのきっかけでもあるmonopo。

2人の関係性やその関係性から見たPRMO、高橋さんならではのPRMOや代表亀田に対する見解が印象的なインタビューとなっております!
会社の在り方や組織づくりという観点でも、高橋さんの鋭い分析がご覧いただけるかと思います。

ご興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください:)

※こちらの記事は前編です。
後編「未来の組織形態としてのPRMO、そこに潜む課題とは?」はこちらから。

【登場人物プロフィール】
高橋健太さん
monopoにてテクニカルディレクター/プロデューサーを務める。2020年「ヤングライオンズコンペティション」メディア部門で国内シルバー、2020年「ヤングライオンズコンペティション」メディア部門で国内ゴールド受賞。
Twitter: https://twitter.com/tkhshknt

monopoは、 “クリエイティブが集まる場所”

フ:monopoってどんなことをしている会社なのでしょうか?

タ:対外的に説明するときに主な軸が4つあって、

①ブランドデザイン
→企業や商品、サービスのブランディングにおけるブランドデザイン、ブランドマネージメントのトータルプロデュース

②コミュニケーションデザイン
→クライアントの持つ課題に沿ったマーケティングやプロモーション戦略の立案、実行

③デジタルエクスペリエンス
→デジタルコミュニケーション全般のさまざまなプロダクトの企画、制作

④コンテンツプロダクション
→ブランドや商品の背景にあるさまざまなストーリーを見つけだし、ブランドカスタマーやオーディエンスと、そのストーリーやコンセプトを深く共有・共感を作れるコンテンツのプロデュース
※参照:monopo Services

といったことをしています。

フ:なるほど。
組織観ってどういったものなのでしょうか?

タ:会社として目指すところは、クリエイターを大事にするといった部分です。もっと言うと「人間ってクリエイティブだよね」というところから考えるミッションがあります。
人はみんなクリエイティビティを持っているけど、環境とかチャンスとかがないとそれが発揮されない。だからそれを発揮するために会社/ブランドが存在する、という価値観・組織観があります。

フ:確かに。

タ:僕の中では、monopoはクリエイティブが集まる場所みたいなイメージ。

フ:「クリエイティブな人やモノが集まる場所」、納得です。
その場所が会社という形態になっているのですね。

タ:例えば1人でフリーランスでやっているよりも会社に属した立ち位置で取引する方が「信用」とかの面でメリットがあったりすることもあるんですよね。ビザとかもとりやすくなったり。
あとはそういうクリエイティブなものをビジネスとして成り立たせるためにも会社という仕組みはメリットがあると思います。
ちゃんとビジネスして、リアルに経済的に還元しないとクリエイティブは成り立たない。そこは僕らもやっている中ですごく実感する部分です。
ビジネスとして成り立たせるということもmonopoがクリエイティブを考える上で、根幹にある部分でもあります。

高橋さんのmonopoでの仕事って?

タ:現状PRMOはどのような方法でPRをしていますか?

フ:まず、InstagramやFacebookといった媒体で最初の流入を狙っています。最初の流入口では、基本的に事例紹介を行い、PRMOの何をしている会社なのかを明確にできるようにしています。
PRMOが何をしているか知ってもらった後で、より深く内部やメンバー、組織としての信頼性を知ってもらうための媒体としてnoteでインタビュー記事を投稿しています。

タ:すでに効果はあったりするのかな?

フ:数字面での効果は、まだまだですが、ちらほらSNSを通しての依頼も来るようになってきました。
当初このインタビュー記事の投稿はPRMOへの信頼性を築くための立ち位置として、既存・新規のクライアントの方などに読んでもらいたい、そしてPRMOメンバーにも読んでもらいたいという想いでやっていましたが、意外と採用の際にみられている印象です。

タ:了解です。
monopoの話とか亀田さんの話とかは全然できると思うんだけど、もしできればPRMOを知らない人も読むみたいな内容にできたら良いなとぼんやり思ってます。
それか、昔から「亀田模型」のことを知っている人とかが、「PRMOっていう会社があるらしい」っていうところまでわかっているけど、まだどこか「亀田模型」として認識してて、ビジネスマンとしてみてない人も結構いると思っていて、そういう層に刺さる内容とかも良さそう。

フ:なるほど。

タ:オッケーです。すみません、長くなってしまい(笑)

フ:こちらこそです。

タ:こういうことをやる仕事をしています(笑)

フ:!!!!!
まさか、これが自己紹介だったとは…(笑)
気づいたら、PRの相談ベースで話が進んでいました。
さすがです…。

タ:実は最近monopoもnote始めてて、monopoのnoteがあるんですよ。

フ:高橋さんと堂福さんの記事 、拝見しました。

タ:monopoでもPRMOのPRチームと似たようなことをしようとしていて…monopoの中の人のことが、ちゃんと外に伝わってないみたいな課題があって、最近PRチームがmonopo公式のnoteで中の人を紹介するみたいなことを始めたんですよ。

フ:PRMO PRでも参考にさせていただきます〜^^

インターン生時代の出会い

フ:もともと、亀田さんと上司と部下みたいな関係性だったとお聞きしましたが、亀田さんとの出会いはどのような感じだったのでしょうか?

タ:もともと僕がmonopoにインターンとして入った時、亀田さんがmonopoのアートディレクターでした。

フ:高橋さんはもともとクリエイティブ系に興味があったのでしょうか?

タ:昔webサービスとかの起業をしてたこととかがあって、そこでエンジニアリングって面白いってなって思ったけど、サービスはもう懲り懲りだなーでも違うことをどうやるかもっと知りたいなーと思ったときに、大学の授業でクリエイティブ系の有名会社の社長が講義に来て、クリエイティブにも魅力を感じるようになりました。
そのあと、そういったクリエイティブ系の会社で働きたいって思ってmonopoにたどり着きました。

フ:そうだったのですね。

タ:入る前に、亀田さんが載ってる記事を見たんですよ。で、「なんかすごい人いる」みたいになったのを覚えてます。(笑) デザインもできるし、コーディングもできるし、企画とか、イベントとかもやるし、DJもやるらしいみたいなことが書いてあって。
でもいざインターンとして入ってみると、「イメージと全然違う!」みたいな。(笑)
結構静かな人だったんですよね。
その反面色々プロジェクトとかやっていて、結構僕の中では会ったことがないタイプの人間でした、すごい良い意味で。

フ:少しわかる気がします(笑)

タ:今思うと、僕も亀田さんみたいになりたかったのかもしれないなー。
僕にはデザインの要素はないけど、亀田さんが企画もできて、ヤング・カンヌでサイバー部門で日本代表ですみたいなのを見た時に、すごいなーって影響を受けていたのかも。
それとかもあって、僕もヤングカンヌとかやっていて。

影響を与え合う関係性?

フ:高橋さんは、ヤングカンヌ2021年の日本代表ですよね。

タ:そう。亀田さんは2位で、俺は1位なんだけど、(笑)

フ:(笑)(笑)(笑)

タ:そこだけは亀田さんを超えられたかな。(笑)

フ:お2人ともそれぞれが影響を与え合ってる感じが、うかがえます。

タ:今って、クリエイティブとか広告の領域って結構広いから、表現以外のことでも考える必要があって、デザインとか企画とか。それを全般やってるのが亀田さんで、僕もそれがすごい面白いなと思ったんだと思う。
そこから、僕の場合はいちプレイヤーとかクリエイターというよりも、プロデューサーとかディレクターとかそっちにどんどんシフトしていった。テクニカル・ディレクターとか。
亀田さんを見て色々考え方とか変わった部分があったけど、完全に同じ方には行ってないと思う。

フ:なるほど。

タ:僕は僕で、プロデューサーとか、あとはもっとビジネスとかやりたいなとか思っていて。
もっと企画とか、リアルに社会になんか起こせるなにかがいいなーって思ってる。
僕の場合は自分で作るっていうより、アイデアと作れる人が揃っているところに、
・どうやって進めるかとかどうやってお金集めるか
・どういう体裁でやるのか
とか、そういうことも結構大事だなーと思ってて、プロデューサーとして今そういうことを結構やっている気がする。
自分は、「アイデアを社会に実装する」みたいなことをすごくやりたいんだと思う。

「2021年ヤングカンヌ日本代表」としての高橋さん

フ:2021年のヤングカンヌでゴールドをとって日本代表になった際は、エンジニアとして出場された感じですよね?

タ:僕も相方も、2人ともエンジニアだったんだよね。
作ったサイトとかは持っていったけど、普通にプランナー/営業みたいな戦い方をしたね。

フ:そうだったんですね!

タ:そうそう。別にエンジニアを押したわけではなくて、結構王道のプレゼンテーションをやって、「実はエンジニアなんすよね。」みたいな。(笑)

フ:なるほど!今の高橋さんのプロデューサー/テクニカルディレクターという肩書きがなんとなくピンときました。

ぶっちゃけ「独立」について思ったこと

フ:亀田さんが独立、そしてPRMOとして法人化した時、どう感じましたか?

タ:独立の初期の方からもう40人くらい周りに人がいてみたいな。(笑) ほんと、それが意外だったっていいのは結構あって、
「え、それもできるの?」みたいな。(笑)
僕が知っていた亀田さんって、「いちクリエイターとしての亀田さん」で、いろんな人を巻き込んでいくみたいなイメージが実はそんなになかったので…(笑)

フ:そういうイメージだったのですね…!

タ:独立後すぐに多くの人が周りにいるっていうのもすごい面白いことだなと思っていて。
その人たちの周りには、また各々違ったコミュニティがあったりするから、それぞれを切り取ってチーム化していくこともできるし、強いなと思ったんですよね。
亀田さんが独立してからその周りにいるクリエイターについて投稿してたあのFacebook投稿はすごい覚えてるなー。

フ:現在monopoはどのくらいの規模の会社なのでしょうか?

タ:フリーランスの方とか含めずに言うと、今monopoには30人くらい在籍しています。
PRMOって、slackとかに入っている人数とかもすごく多いイメージ。
そこで案件によってはアサインの募集とかもあるって言うのを聞いたことがあって。

フ:今一番人数の多いチャンネルで190人弱のものがあります。

タ:なんかそう言う感じのチャンネルとかってやった方がいいなと思っているけど、俺らもできていなくて。そういうコミュニティ感はすごいなという印象です。

フ:本当に様々なメンバーさんが在籍していますね。

「PRMOはもっとすごくなれる」

フ:今後PRMOに期待することとかありますか?

タ:今のPRMOの組織形態って、ビジネスとしてはすごく良い形なのかなと思ってます。
でも一方で、いち亀田さんの友人/後輩として思うこともあって...。
亀田さんがmonopoを辞めて、独立した時は自分でやりたいことがたくさんあったからだと思っていて。
昔はDJイベントとか個人で他のクリエイターとのコラボをやったりだとか、写真撮ったりとか、色々やっていて、そういう活動も積極的にやっていきたいというか時間を割いていきたいみたいなのがあったのかなと思ってたんですよ。
monopoでは均質化されたクライアントワークとかができて、クリエイティブの面ではよかったのかもしれないけど、亀田さん個人の「思想」的な部分、つまりそういう均質化されたものだけに拘らない活動もしていきたかったのかなって僕的には思っていて。
でも、今PRMOって組織として大きくなってきていて、その中でその亀田さんの「思想」的な部分の活動ってできてる?っていうのは感じます。
ちょっと、安定しに行ってない?みたいな。(笑)

フ:なるほどー。確かにプレイヤーから経営者になった今、そういった活動が難しくなる一方で、亀田さんをPRMO設立前から見てきた高橋さんならではの意見もあるのですね。

タ:代表とか経営者になると、プレイヤーとして動ける時間が減るっていうのはよくわかるんですが、
個人的に「亀田さんってもっとすごいんじゃないの?」って思ってます(笑)
そこをやるのが「PRMO」なんじゃないか?って。

フ:めっちゃ素敵な関係性ですね。

後編「未来の組織形態としてのPRMO、そこに潜む課題とは?」に続く…

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