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レッチリ結成40周年東京ドームライブの凄さとsetlist分析!!

こんにちは。

先日、5月20日月曜日に東京ドームにてRed Hot Chili Peppersのライブに参戦しました。
レッチリは昨年も同じドームでライブを演ってくれて、その時も参戦し、以下のような記事を書いていました。


さて、前回のライブでは、ギターのJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)が2019年に、ほぼ10年ぶりに復帰してから最初のライブということで、大感動でした。今回もしっかり以下のオリジナルメンバーで来てくれました。
Anthony Kiedis(アンソニー) ボーカル
Flea(フリー) ベース
Chad Smith(チャド) ドラム
John Frusciante(ジョン) ギター

今回特筆すべきは、レッチリの活動年数です。なんと、今年でバンド結成40周年!!というめちゃくちゃレジェンドなバンドになってしまいました。

メンバー御年以下のようになっています。
アンソニー 1962年11月1日生まれ 61歳
フリー   1962年10月16日生まれ 61歳
チャド   1961年10月25日生まれ 62歳
ジョン   1970年3月5日生まれ  54歳

そんなレッチリは40年前の1983年に、当時20歳そこそこのアンソニーとフリーと他メンバーによって結成されました。
その後、1984年に当時のEMIと契約して、デビューアルバム「Red Hot Chili Peppers」をリリースします。
ただ、その後、アンソニーとフリー以外のメンバーのヘロインによる死亡、脱退などにより、その後、1989年にチャドとジョンが新メンバーとして加入して、現在のレッチリ編成になるようです。

いずれにしても「Red Hot Chili Peppers」という名前のバンドとして、2023年で結成40周年、デビューから数えると2024年で40年目となります。レッチリ、まだまだやんちゃなイメージがありましたが、もうバンド40年目、そして、メンバー4人のうち3人がもう60代ですよ。考えられますか?

さて、今回のツアータイトルは「The Unlimited Love Tour」。これは2022年にジョンが復帰してからリリースされたアルバム「Unlimited Love」、そして、その半年後にリリースされた「Return of the Dream Canteen」の2枚のアルバムを引っ提げたツアーの延長のようです。

やはり、2022年から2023年のレッチリのワールドツアーの評判や興行が非常に良かったからの2024年までの延長ということで、ファンには本当に嬉しいことです。しかも延長ツアーで再び日本を選んでくれたことは感謝です。

さて、それではライブのレポートに行きます。

まず今回のステージのsetlistから見ていきましょう。
Intro Jam
Around the World
Dani California
The Zephyr Song
Here Ever After
Snow(Hey oh)
Eddie
Hard to Concentrate
I Like Dirt
Parallel Universe
Reach Out
Suck My Kiss
Californication
Black Summer
By the Way
(encore)
Under the Bridge
Give It Away

前回と同じツアーの延長ということもあり、昨年のsetlistとそれほど大きな差はありませんでした。日本での2回のステージはいずれも17-18曲、2時間弱のステージでをほぼ演奏でつないでくれました。(もともとMCあまり多くないので)

昨年のドームでのsetlistと今回の2回のsetlistを見比べてみます。すると、共通で必ず演奏する曲と日によって変わる曲の大きく2つに分かれていることがわかります。

まず、今回のツアーで(多分)どのライブでも必ず演奏している曲は以下の曲です。
<共通曲>
Intro Jam
Dani California
Eddie
Californication
Black Summer
By the Way
Give It Away

次に、こちらは日によって演奏したりしなかったりする曲です。
<日によって変わる曲>
(20日(2回目)のみ))
Around the World
The Zephyr Song
Here Ever After
Snow(Hey oh)
Hard to Concentrate
I Like Dirt
Parallel Universe
Reach Out
Suck My Kiss
Under the Bridge

(18日(1回目)のみ)
Can’t Stop
Scar Tissue
Aquatic Mouth Dance
Don’t Forget Me
Whatchu Thinkin’
Soul To Squeeze
Right On Time
These Are the Ways
Tell Me Baby
I Could Have Lied

(昨年の公演時)
Can’t stop
The zephyr song
Here ever after
Snow(Hey oh)
Suck My Kiss
Reach Out
Soul to Squeeze
Nobody Weird Like Me
These Are the Ways
Tippa My Tongue
Carry Me Home
Under the Bridge

レッチリは日によってsetlistの大半が全然違うということがわかります。要は最初のIntro JamとDani California、Eddie、そして本編締めのCalifornication、Black Summer、そしてラストのBy the Way、アンコール最後のGive It Awayは不動のようですが、それ以外は日によって曲名も順番もコロコロ変わる、ということです。

そういえば、今回のライブでもステージ上、次、何やるんだっけ、と話しているような間が結構ありました。これだけsetlist変えてればそれはそうですよね。混乱しますよ。

今回も初回のsetlistと私が参戦した2回目のsetlistは大分内容が違っていたようなので、お金と時間があればファンとしては両日とも行っておくべきなのでしょう。
このあたりの破天荒さはまさにレッチリですね。

パフォーマンスについては、昨年よりもメンバー間のバランスが良くなっていたような気がします。実は昨年のライブの時は、ジョンのギターソロがやたら長くて、それはそれで感動しました。今回はギターソロも短くはないですが、適度に感じられ、特に特徴的だったのは、ステージ上でチャドを中心に4人が結構狭いスペースでお互いを見ながら、自分の最高のパフォーマンスを出し合っているような気がしました。

レッチリはメンバーそれぞれが最高の演奏技術を持っているバンドでもあるので、音楽はファンク、ロックなんですが、ジャズのインプロヴィゼーションを見ているような凄まじい瞬間が結構ありました。

レッチリ、まだまだ続いてほしいバンドです。

それでは。

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